最終更新日:2019.01.09 公開日:2018.10.01
保険

同期が自主退職して気づいた、退職理由でもらえる期間が異なる失業保険

失業保険という言葉じたいは、みなさん聞いたことはあるでしょう。
 
ですが、いざ勤めていた会社を退職して、失業保険をもらおうとするとき、失業保険の仕組みを理解できていない人が多いのではないでしょうか?今回はその失業保険についてご紹介していきたいと思います。
 

失業保険の仕組みを知って、上手に利用しよう!

失業保険とは正式には「基本手当」(失業給付)のことを言います。雇用保険に加入していれば、会社を退職したときや会社が倒産したときなど、一定のお金を受け取ることができます。
 
ただし、雇用保険の被保険者であれば自動的にもらえるものではありません。いくつか条件があります。
 

〈条件〉

・雇用保険に加入していること
・働く能力と意思があること
・離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者だった期間が通算して12ヶ月以上あること(ただし、倒産や会社都合の退職の場合は、離職日以前1年間に、被保険者期間が通算して6ヶ月以上となります。)
 

退職理由でもらえる期間が異なる

失業保険は必ず皆が同じ期間、失業保険を受け取れるわけではありません。失業保険は自主退職なのか、または倒産や会社都合の退職かで受給期間が異なります。ここでは、30歳未満の人が失業保険を受け取ることを想定します。
 

【退職理由による受給期間の違い】

●自主退職:雇用保険の被保険者である期間が1年〜10年未満の場合→90日
10年〜20年未満の場合→120日
 
●会社都合による退職:雇用保険の被保険者である期間が1年〜5年未満の場合→90日
5年~10年未満の場合→120日
10年〜20年未満の場合→180日
 

会社都合か自主退職か

上記のように失業保険を受け取れる期間は大きく異なります。また雇用保険の被保険者期間によっても受け取れる期間が異なることもお分かりいただけるのではないでしょうか。
 
退職理由が会社都合にあたるのか、それとも自主的なものに該当するのかはハローワークの担当の人に確認しましょう。
 
次のステップアップやキャリアチェンジのための退職なら自主退職にあたりますが、職場でのいじめ等による退職は判断の余地があり、そのための書類を揃える必要があります。ですので、辞める前にハローワークに確認しておくことが大切です。
 

失業保険の受給期間の就労は可能?

失業保険の受給期間とはいえ、失業保険だけでは生活が苦しくなるでしょう。基本的に受給期間中のアルバイトや派遣は可能です。ですが、こちらも条件があります。アルバイトや派遣先での雇用保険に加入しない範囲で働かなければいけません。
 
雇用保険の加入条件の範囲は、以下の通りです。
 
●1週間の所定労働時間が20時間以上
●31日以上の雇用が見込まれる場合
 
この範囲を超えないようにしましょう。ただし、この範囲内であっても、時給があまりにも高いなど、例外もありますので、こちらもハローワークへの確認が必要です。また、20時間以内で働いたとしても、残業が頻繁に発生し、20時間以上になってしまうこともあるので注意しましょう。
 
おすすめは短期のアルバイトを見つけることです。
 

失業保険はいろいろな使い道がある

失業保険はいろいろな使い道があります。例えば、次の就職先を決めておらず、ゆっくり転職活動をしながら生活費の足しにしたり、何か新しいことを始めるために学校に通うための費用にすることもできます。
 
退職を決めたら、失業保険をどのように使うのか計画しておくことも大切です。その間は、住民税や年金など支払うものもありますので、上手にやりくりしていきましょう。
 
また、失業保険を受け取りながら、職業訓練校に通うことができます。
 
さまざまな分野があり、無料でスキルを得られるので、事前にどんな分野があるか確認して、ご自身の興味のありそうなものを見つけてみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

失業保険についてご紹介していきましたが、いかがでしたか?次の就職先が決まるまでの間、お金をもらえるのはメリットですよね。ですが、次の進路はどうするのかをよく検討した上で利用した方がよさそうです。
 
上手に利用することで、次のステップアップをするための助けになるのではないでしょうか。これから失業保険を受け取ろうと思っていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級

川添典子

執筆者:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

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