更新日: 2021.08.10 その他保険

がん保険加入率世界一の日本 がん保険の使い方をおさらいして不安を軽減

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

がん保険加入率世界一の日本 がん保険の使い方をおさらいして不安を軽減
世界中で一番がん保険の加入率が高い国はどこでしょうか。そう、答えは日本です。
 
では、そのがん保険がどのようなときに役に立つか、しっかりと把握できていますか?
 
今回は、「がん」の概要と、がん保険の使い方について解説し、不安軽減・解消につなげていきたいと思います。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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がんは国民病

「がん」は国民のうち、2人に1人がかかると厚生労働省の統計でも発表されています。
 
しかし、「がん」と一口に言っても、部位や進行度などによって治療法や薬はさまざまです。
 
今は検査技術・治療技術も日進月歩で進化しているため、しっかりと「がん検診」を受けて早期発見・早期治療をすれば、完治あるいは寛解できる可能性があります。これまでと同じ生活に戻れることも多い病気になってきているのです。
 
もし「がん」と判明した場合、一番大切なのは落ち着いて医師と話をし、自分の「がん」の部位・進行度を正しく把握することです。
 
そして、標準治療と言われる「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」で、自分のがんの部位・進行度に適した治療を医師と相談しながら進めます。
 

がん治療の費用は?

治療以外のさまざまな費用も考慮すると、数十万円の負担で済むこともあれば、数百万円、数千万円単位の費用になることもあるのが、がん治療の現状です。
 
標準治療の場合は、健康保険の「高額療養費制度」を利用できます。ただ、1ヶ月単位であれば貯蓄からの支出で十分賄える金額ですが、費用負担が長期にわたることが多いという点には注意が必要です。
 
また、抗がん剤や放射線治療は入院でなく通院で行うことが一般的なので、病院が遠方の場合は、その交通費や宿泊費などで費用が増加します。さらに、先進医療や、自由診療を行った場合には、数十万円~数百万円の治療費(全額自己負担)がかかります。
 
したがって、がん治療の費用を考えるうえで大切なのは、どこまでの治療を想定し、どれくらいの費用がかかる可能性があるかを、ある程度は自分で把握しておくことなのです。
 

がん保険、必要なときに使えますか?

保険が最も有効だと言えるのは、お金が必要なときに必要な額の給付が得られることです。では、がん保険はどのようなものがあるのでしょうか?
 
各保険会社はさまざまながん保険を販売していますが、大きく「一時金型」「医療保険型」「実費型」の3タイプに分けられます。
 
それぞれの特徴を踏まえ、ご自分の考えに適したものを選ぶことが大切です。
 
■一時金型
 「がん診断確定」で、診断給付金が下りるタイプです。
 
診断給付金は治療の有無に関係なく、「がん」と診断されればまとまったお金を受け取れます。使途に制限もないので、治療の選択肢を増やすことにも、生活の質(QOL)を上げることにも使うことができます。
 
保険会社によって給付回数の制限や、2回目以降の給付を受けるまでの年数に違いがある点は注意が必要です。
 
■医療保険型
このタイプは医療保険とよく似ており、がんで入院したら1日1万円、がんで手術をしたら1回10万円、がん治療のための通院をしたら1日5000円といったタイプです。
 
医療保険型は長期の入院や通院になった場合、給付額が大きくなる可能性がある点が特徴と言えます。
 
一方で、支払条件が入院、手術、放射線治療、抗がん剤治療などなど、細分化されていることが多いため、該当する治療をしない場合は給付されない点に注意が必要です。
 
■実費型
こちらは医療機関で支払う自己負担分を、保険が補うタイプです。ですので、無駄なく必要な治療を行える点が特徴と言えます。
 
一方で、治療にあたっては常に保険会社と医師を交えたうえで、治療方針の決定から治療までを進める必要があるため、手間がかかります。また、差額ベッド代・交通費・宿泊費などは保険の給付対象外ということがほとんどですので、その点に注意が必要です。
 

がんになってもあわてる必要はありません。

「がん」について、少しでもご理解を深めていただけたでしょうか?
 
がんに打ち勝つには正しい知識を持ち、リスクに備えておくことが大切です。がんは絶対に治らない病気ではありません。インターネットにはさまざまな情報があふれていますが、正しい情報から知識を得て、正しく対処してください。本記事が少しでもお役に立てば幸いです。
 
出典:
国立がん研究センター「がん情報サービス」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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