更新日: 2021.05.21 医療保険

民間の医療保険に加入する際のチェックポイント その2 医療保険に入る場合は保障期間に注意

執筆者 : 浦上登

民間の医療保険に加入する際のチェックポイント その2 医療保険に入る場合は保障期間に注意
その1では、基本的な考え方と入院給付金・通院給付金に関する考え方を述べました。その2では、その他給付金と保障期間に関するチェックポイントについて説明したいと思います。

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浦上登

執筆者:浦上登(うらかみ のぼる)

サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー

東京の築地生まれ。魚市場や築地本願寺のある下町で育つ。

現在、サマーアロー・コンサルティングの代表。

ファイナンシャル・プランナーの上位資格であるCFP(日本FP協会認定)を最速で取得。証券外務員第一種(日本証券業協会認定)。

FPとしてのアドバイスの範囲は、住宅購入、子供の教育費などのライフプラン全般、定年後の働き方や年金・資産運用・相続などの老後対策等、幅広い分野をカバーし、これから人生の礎を築いていく若い人とともに、同年代の高齢者層から絶大な信頼を集めている。

2023年7月PHP研究所より「70歳の現役FPが教える60歳からの「働き方」と「お金」の正解」を出版し、好評販売中。

現在、出版を記念して、サマーアロー・コンサルティングHPで無料FP相談を受け付け中。

早稲田大学卒業後、大手重工業メーカーに勤務、海外向けプラント輸出ビジネスに携わる。今までに訪れた国は35か国を超え、海外の話題にも明るい。

サマーアロー・コンサルティングHPアドレス:https://briansummer.wixsite.com/summerarrow

手術給付金

手術給付金には倍率一律タイプと倍率変動タイプがあります。
 
倍率一律タイプとは、手術の内容にかかわらず、一定額が支給されるタイプ。倍率変動タイプは、手術の内容によって、重い手術であれば高額、軽い手術であれば低額の給付金が支給されるタイプです。実際の手術の出費額に近くなるのは、倍率変動タイプですが、保険料は高くなります。
 

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入院一時金

医療保険の給付金支給形態で、契約者にとって最も良いのは、病気だと医師が診断した場合にまとまった給付金が出る診断給付金タイプの契約です。具体的には、がん保険で医師ががんだと診断した場合に100万円程度の診断給付金が出る契約があります。
 
これだと、入院日数が短くなっても診断給付金が減ることはありません。また、重病になったとき、初めにまとまった金額がもらえると、経済的不安が取り除かれ、精神的にも楽になるという効果があります。
 
通常の医療保険では、診断給付金のある保険はほとんどないようですが、入院一時金として、入院をするごとに入院一時金をもらえる保険はあります。最高額は1回20万円ですが、複数回もらえることが特徴です。がん保険の診断給付金と比べて金額は小さいですが、入院一時金にがん保険の診断給付金の役割をさせることも可能です。
 

保障期間

医療保険の保障期間については、終身タイプと定期タイプがあります。終身タイプとは保障が一生涯続く契約で、定期タイプとは、保障がある一定の年齢、例えば80歳で打ち切られてしまう契約です。
 
これについては終身タイプを選ぶ必要があります。高齢になればなるほど、長生きすればするほど、病気になるリスクは高くなります。80歳までという保険契約に加入した場合、80歳以降の病気・けがについては保障がなくなるので保険料のかけ損になる可能性があります。
 

保険料支払期間

保険の保障期間と間違えやすいのですが、保険料の支払期間は別の問題です。保障期間は終身であっても、保険料を一生涯支払うのか、例えば65歳まで支払えば、終身の保障が得られるようにしておく払い済みタイプにするかという問題です。
 
高齢になればなるほど収入がなくなるので、支払期間が終身の場合には、保険料の支払いは、預金か年金に頼ることになります。老後の不安要素を減らす意味では、一年当たりの保険料は高くなりますが、払い済みタイプにしておいた方が安心です。
 
それ以外に保険料を一時払いにする方法もあります。これはある一定の年齢で終身の保障を得るために一時金で保険料を支払う方法です。場合によっては100万円近いまとまったお金が必要ですが、先に保険料を支払う分、累計保険料ベースで比較すると終身払いや払い済みタイプより安くなります。
 
自分自身の経済状況に合わせてどちらが有利かを考えて、保険料支払期間を選択することをお勧めします。
 

まとめ

今回は、主に保障期間の考え方について説明しました。医療保険はさまざまな病気に対応するので、かなり複雑で、いろいろな特約が設けられています。その3では各種特約について説明をしたいと思います。
 
執筆者:浦上登
サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー

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