最終更新日:2019.11.12 公開日:2019.11.11
スペシャルインタビュー

終活・生前整理でリサイクルショップを利用する人が増加中!

終活・生前整理でリサイクルショップを利用する人が増加中! リユース業界の東証1部上場企業 野坂社長に最新トレンドをインタビュー

Interview Guest : 野坂 英吾

Interview Guest

野坂 英吾

野坂 英吾(のさか えいご)

野坂 英吾(のさか えいご)
株式会社トレジャー・ファクトリー代表取締役社長
1972年 神奈川県生まれ
1995年 日本大学文理学部卒業と同時に、有限会社トレジャー・ファクトリーを設立
1999年 株式会社トレジャー・ファクトリーに組織変更
2007年 東証マザーズ上場
2014年 東京証券取引所市場第1部に市場変更 現任 

リユースショップ(リサイクルショップ)を全国に約200店展開する、1部上場企業のトレジャー・ファクトリー。幅広いリユース品を扱う「トレジャーファクトリー」をはじめ、服飾専門の「トレファクスタイル」、スポーツ・アウトドア用品専門の「トレファクスポーツ」、ブランド品やジュエリーを集めた「BRAND COLLECT」、家具・インテリア・家電を扱う「トレファクマーケット」など、ジャンルごとに特化した専門店も展開し、約200億円の売上高を誇ります。
 
リユース事業のほかにも、引っ越し時の不用品の買い取りをパックにした「トレファク引越」やドレスなどをネットでレンタルできる「Cariru」など、顧客のニーズを満たしながらビジネス領域を広げ、さらに発展をとげています。
 
今回は、株式会社トレジャー・ファクトリーの野坂社長に、今注目の買い取り商品や、人生100年時代に向けたリユース品(中古品)を活用したライフスタイルなどについてお話を伺いました。
 
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

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使っていない物が家にたくさんあります。 買い取りで値がつきやすいのはどんな商品ですか?

弊社の買い取りでは、60%が衣服で、その中でも、ブランド品の服の値がつきやすいと思います。扱っている服の年代も幅広く、キッズ衣料にはじまり、10代からシニアの方まで、さまざまな方の服を買い取らせていただいています。
 
また、ブランド品のバックなども人気で、高値のものでは新品の半額近くで買い取らせていただくこともあります。一方で、買い替えでいらなくなった古い炊飯ジャーなどの家電も値段がつく可能性があります。
 
2014年からはじめた、トレファク引越では、引っ越しで不要になった家電、家具、小物などの買い取りをしています。お客さまは廃棄する必要がありませんし、引っ越し日の引き取りとなりますので、家を出るギリギリまで使うことができ、大変人気のサービスになっております。
 

終活を目的とした買い取りニーズが増加していると伺いました。 生前整理でも値段がつくものなのでしょうか?

最近、終活や生前整理、介護施設への入居をきっかけとした買い取りの相談が増加しています。トレファク引越でも介護施設への引っ越し案件が増えてきています。
 
生前整理のケースでも、洋服、ブランドバック、時計、アクセサリー、食器、家具、家電など値段がつく可能性は十分あります。
 
お金の問題だけではなく、愛着のある物が、公平な査定で、かつ、コンプライアンス(法定遵守)にのっとって安心できる形で取り扱われるというところに、弊社の終活支援サービスのニーズがあるようです。
 
終活するご本人や、お子さま方から多数のお問い合わせをいただいております。
 
また、終活や生前整理をきっかけとしたご依頼が増えていることから、「家も買い取ってほしい」というお声をいただく機会が増え、2019年10月より、トレファク不動産サービスも新たに立ち上げ、家まで買い取れるようになりました。
 

リユース品(中古品)を使う人は増えているのですか?

中古品を個人間で売買できるアプリの普及により、リユース品(中古品)を使うことへの抵抗が減り、市場が拡大しています。
 
利用する人が感じられる一番のメリットはやはり「安さ」だと思います。お得なものであれば、定価の10分の1以下で購入できますし、新品だと高価になってしまうトレンド商品も定価の半額程度で購入できることがあります。
 
また、「自分だけの一点物」を探せるのもリユースの魅力の一つです。特に若い顧客層はそういった価値観を持つ傾向にあり、そういう観点でいえば、新品よりも一点一点異なるリユース品のほうが個性を表せて楽しいようです。
 

タイにも進出されていますが、 日本のリユース文化との違いはありますか?

タイでは、日本の中古自転車がよく売れます。タイの新品の自転車よりも、日本の中古自転車のほうが丈夫だということで高値で売れるのです。
 
これは、日本のモノづくりへの信頼からです。「メイド イン ジャパン」と同様に、中古品でも日本がチェックしたものだから安心という「チェックド バイ ジャパン」への信頼が高まっています。
 
弊社は、基本的にはタイで買い取ったものはタイで売ることがメインですが、日本の商品をタイで販売する際は、「チェックド バイ ジャパン」の価値をより確立していきたいと思っています。
 

人生100年時代、リユース品を活用したライフスタイルとは?

リユース品をうまく使っていただくことによって、お金の使い方にメリハリをつけることができ、自分がお金をかけたいところに、よりお金をかけられるようになるのではないでしょうか?
 
例えば、退職後は、衣服をリユース品にして節約をすれば、浮いたお金で趣味を充実させることができます。また自由な時間が増えると、お出掛けをする機会も多くなるでしょう。キャンプや旅行などに出掛けることになった場合、数日しか使わないアイテムなら新品ではなくリユース品を使うことで出費を抑えられます。もし日常生活の中で必要なくなったものがあれば、買い取りに出して収入を得ることもできます。
 
もちろん金銭面だけではなく、気持ちの面でもメリットがあると感じています。リユースを意識すれば、将来買い取りに出すことを考えて、物を大切に使うようになります。そうすれば、日々の暮らしも丁寧になっていくのではないでしょうか?
 
最近では、退職後の必要資金について頻繁に報道されていますが、リユースにはさまざまなメリットがあるので、退職後のライフスタイルに組み込む価値は十分にあると思います。
 

最後に、メイン読者層である30代、40代の方に、これからやっておいたほうが よいことがあればメッセージをお願いします

さまざまな場所へ出掛けていき、新しいサービスや商品にどんどん触れてみることが大切だと思います。年を重ねていくと、慣れ親しんだものを好むようになり、新しいものから自然と遠ざかっていきます。
 
一世代の違いなら新しいものでもキャッチアップ可能ですが、二世代離れてしまうと、自分が知っているものからの変化が大きくなり過ぎて、対応が難しくなってきます。新しいものに触れる機会を、定期的に生活に取り入れてくことが重要だと思います。
 

取材を終えて ~リユースが、物を大切にする文化を広げる~

丁寧に分かりやすく質問に答えてくださる、紳士な人柄が印象的な野坂社長。リユースをライフスタイルに取り込むことで、金銭的なメリットを生むだけではなく、自分だけの一品物と出会う楽しさが生まれる。そして、買い取りを考えて使うようになると、物を大切に使う文化がより広まっていく。
 
経済的な面だけではなく、暮らしの面からもリユースの魅力を感じられたインタビューでした。人生100年時代といわれる昨今ですが、引退後のライフスタイルにリユースを取り入れてみてはいかがでしょうか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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