仮想通貨市場の中心的存在であるビットコイン(BTC)は、2021年の大幅な価格上昇以降も投資家の注目を集め続けています。
「ビットコインに興味はあるけど、まとまった資金がない」と考えている方も多いのではないでしょうか。
実は、ビットコインは100円程度の少額からでも購入できます。初心者の方や手元資金が限られている方でも、気軽に始められる投資対象です。
本記事では、ビットコイン投資を始めるための基礎知識、購入できる取引所、そして投資判断に必要な情報を詳しく解説していきます。
本記事で分かること
- 1ビットコインの現在の価格や過去の価格動向
- ビットコインを実際に購入するための手順
- ビットコインの将来性やその理由
- ビットコインの購入におすすめの国内取引所
1ビットコイン(BTC)はいくら?現在価格とチャート

まずは現在の1ビットコインの価格を、チャートも見つつ確認していきましょう。
また、最小購入価格や、チャートを見る方法、購入すべきかなどについても触れていきます。
1ビットコイン(BTC)はいくら?ビットコインの価格確認方法
ビットコインの過去から現在までの価格推移
ビットコインは2009年の誕生以降、様々な要因により大きな価格変動を経験してきました。
誕生当初はほとんど価値のなかったビットコインが、2024年には1BTC=1000万円以上の水準に到達しています。
ここでは、日本でも話題になり始めた、2017年以降の主要な価格動向とその背景について解説します。
2017年のビットコイン:ビットコインバブル元年
年初に10万円台だったビットコインは、日本での改正資金決済法施行や米国でのCME先物取引開始などを背景に急騰しました。
12月には約200万円という史上最高値を記録し、この年は「仮想通貨元年」とも呼ばれる歴史的な上昇局面となりました。
2018年のビットコイン:バブル崩壊と急落
前年の急激な上昇から一転、FacebookやGoogleなどの大手プラットフォームが暗号資産広告を禁止した影響により、市場は急速に冷え込みました。
年初の166万円から年末には40万円台まで約75%下落し、典型的なバブル崩壊のパターンを描きました。
2019年のビットコイン:乱高下と不安定な相場
2018年の弱気相場から徐々に回復の兆しを見せ、6月には150万円台まで上昇しましたが、年後半には再び下落局面に入りました。
中国政府による規制強化や、複数の取引所で発生したセキュリティ問題が市場心理に影響を与え、80〜100万円台での変動が続く不安定な一年となりました。
2020年のビットコイン:コロナ禍を乗り越えた回復相場
3月の新型コロナウイルスショックで一時50万円台まで急落したものの、5月の半減期イベントやDeFi(分散型金融)ブームを背景に急速に回復しました。
年末には過去最高値を更新して130万円台に到達し、機関投資家の本格的な市場参入が始まる転換期となりました。
2021年のビットコイン:史上最高値更新と機関投資家時代へ
テスラ社による15億ドル規模のビットコイン購入発表や、NFT(非代替性トークン)ブームにより、市場は大きく活性化しました。
11月には777万円という新たな史上最高値を記録しましたが、5月以降は各国の規制強化懸念や環境問題を背景とした調整局面も経験した、変動の激しい年となりました。
2022年のビットコイン:金融引き締めによる大幅下落
米国の急速な利上げ政策、世界的なインフレ懸念、そして大手取引所FTXの破綻という複数の悪材料が重なり、年間を通じて大幅な下落相場が継続しました。
3月の560万円台から12月には210万円台まで約60%以上下落する厳しい環境となり、「仮想通貨の冬」と呼ばれる時期を迎えました。
2023年のビットコイン:底打ちから回復基調へ
前年の大幅下落から転機が訪れ、米国の複数の銀行破綻による法定通貨システムへの不安から、暗号資産への資金流入が見られました。
7月には450万円台まで回復し、年間を通じて右肩上がりの成長を示したことで、市場の底打ちが完了したとの見方が強まりました。
2024年のビットコイン:新たな史上最高値と成熟期入り
3月に1000万円の大台を初めて突破し、6月には1124万円という新たな史上最高値を記録しました。一時的な調整局面を経た後、年後半から再び上昇トレンドに転じています。
決済手段としての普及拡大や、資産保全手段としての認識が世界的に広がったことにより、ビットコインは持続的な成長段階に入ったと評価されています。
このようにさまざまなことが要因で、短期間でも価格は大きく動くため、社会情勢や経済、仮想通貨に関するニュースや規制などの発表は注意深くみていきましょう。
価格変動から学ぶビットコインの価格変動のポイント
ビットコインの価格は短期間で大きく変動する特性があります。投資を検討する際は、以下の要素に注意を払うことが重要です。
- 各国の規制動向
- マクロ経済環境(金利政策、インフレ率など)
- 大手企業や機関投資家の参入ニュース
- 技術的なアップデートや半減期などのイベント
- 取引所のセキュリティ事件
ビットコインはいくらでも儲かる?市場における信頼性の理由について

ビットコインの将来価格を確実に予測することはできませんが、これまで価格が上昇してきた事実と、その背景にある要因を理解することは投資判断において重要です。
ここでは、ビットコインが投資対象として注目される理由を、技術面と経済面から解説します。
ビットコイン発行枚数上限による希少価値
ビットコインの総発行枚数は2100万枚と設計段階で固定されており、これ以上発行されることはありません。
この特性は、地球上の埋蔵量が約21万トンと限定されている金(ゴールド)と類似しており、ビットコインは「デジタルゴールド」とも称されています。
経済学的な価値上昇メカニズム
需要(購入希望者)が供給(売却希望者)を上回る状態が続くと、市場価格は上昇する傾向があります。
供給量に上限があるビットコインは、需要の増加に伴って価格が上昇しやすい構造を持っています。
また、世界的なインフレーション(通貨価値の下落)が進行する環境下では、供給量が制限された資産の希少価値はさらに高まる可能性があります。
暗号資産市場における基軸通貨としての地位
ビットコインは、全ての暗号資産の起源となった存在であり、現在も暗号資産市場全体の時価総額の60〜70%を占める基軸通貨としての地位を維持しています。
ブロックチェーン技術による信頼性
ビットコインは、ブロックチェーンという革新的な技術によって支えられています。
ブロックチェーンとは、ネットワーク参加者全員で取引記録を管理し合う「分散型台帳」システムです。
- 全ての取引情報がインターネット上で公開・共有される
- 複数のノード(参加者のコンピューター)で取引を検証・記録する
- データの改ざんが技術的に極めて困難
- 過去の全取引履歴を確実に保持できる
この高い技術的信頼性により、ビットコインは最も安定した暗号資産として認識されています。
ビットコインの決済・送金手段としての実用性拡大
世界ではクレジットカードや電子マネーと同様に、ビットコインで決済できる場所が年々増加しています。
実用化の具体例
- オンラインショッピングでの決済対応
- 国際送金における利用(従来の銀行送金より手数料が安く、送金時間が短い)
- 給与の一部を暗号資産で受け取るケースの増加
ビットコインはデジタル通貨であるため、インターネットとの相性が良く、国境を越えた取引でも利用しやすいという特徴があります。
ビットコインの技術的な応用可能性
ビットコインの基盤技術であるスマートコントラクト機能は、決済用途以外への応用が期待されています。
- 不動産取引の自動化
- 契約執行の効率化
- サプライチェーン管理の透明化
単なる投機対象としてではなく、実用的な技術としての価値も評価されています。
価格変動性による収益機会
ビットコインは、株式や債券と比較して日々の価格変動が大きいという特徴があります。
価格変動が大きいということは、
メリット:短期間で大きな利益を得るチャンスがある
デメリット:同様に、短期間で大きな損失を被るリスクもある
ということです。
また、市場の成熟化による変化も重要です。
かつては個人投資家の投機的な売買により、極端な価格変動が頻繁に発生していました。
しかし現在は、機関投資家の参入により市場が成熟し、以前のような急激な暴落は起こりにくくなったと考えられています。
ビットコインは「信頼できる資産」としての認識が広がってきており、今後も価格変動はあるものの、市場の安定性は徐々に高まっていくと予測されています。
機関投資家による市場参入の影響
ビットコインの投資環境が大きく変化した要因の一つが、プロの機関投資家による本格的な市場参入です。
機関投資家とは、ヘッジファンド、年金基金、資産運用会社、大手金融機関など、大規模な資金を運用する専門投資家のことを指します。
機関投資家たちは、ビットコインを「金のような価値保存手段」として認識し始めています。
リスク分散戦略の一環として、保有資産の一部をビットコインに配分する動きが広がっており、継続的な資金流入が見られます。
資金の質的変化もあり、以前は個人投資家による短期的な投機資金が中心でしたが、現在は機関投資家による長期的な投資資金が増加。
この資金の質的変化により、ビットコイン市場の安定性は向上し、さらに多くの投資家からの信頼を獲得しつつあります。
ビットコインの将来性を示す3つの要素
次に、ビットコインの将来性を支える具体的な要素について、実例とデータから見ていきましょう。
ビットコインの将来性①海外での法定通貨としての採用事例
中米のエルサルバドルや中央アフリカ共和国は、ビットコインを自国の法定通貨として正式に採用しました。
これは、ビットコインが「米ドルや日本円と同等の通貨である」と国家レベルで認められたことを意味する画期的な出来事です。
他にも、ユニセフ(国連児童基金)は「ユニセフ仮想通貨ファンド」を設立し、ビットコインをはじめとする暗号資産での寄付受付を開始しました。
これにより、国際的な公的機関においても暗号資産が正式な資金として認められるようになっています。
実用化の事例は他にもあり、
- アメリカ:店舗での決済利用、給与の一部を暗号資産で受け取るケースが増加
- 日本:ビットコイン決済に対応する店舗やサービスが徐々に拡大
- ヨーロッパ:一部の国でビットコインATMの設置が進む
このように今後さらに世界中で利用場面が広がり、実用的な通貨としての地位が確立していくと予想されています。
ビットコインの将来性②ビットコインETF承認の影響
先に、ビットコインETFについてざっくりと解説します。
ETF(上場投資信託)は、証券取引所に上場している投資信託のことです。株式と同じように売買できるため、投資家にとって利便性の高い金融商品です。
2024年1月10日、米証券取引委員会(SEC)は、ビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)の上場申請を初めて承認しました。
この承認は市場関係者の間で長年注目されていたもので、ビットコイン市場に大きな影響を与える可能性があります。
ビットコインETFの影響
- 従来は暗号資産取引所での口座開設が必須だったビットコイン投資が、一般的な証券口座からも可能に
- 機関投資家がより参入しやすい環境が整備された
- ビットコインの投資商品としての信頼性が向上
- 新たな投資家層の市場参入が期待される
市場への影響としては、ETFの承認によりビットコイン市場への資金流入経路が大幅に拡大し、長期的な価格上昇を支える要因の一つとなると考えられています。
ビットコインの将来性③ビットコインの半減期に対する期待
ビットコインの最も大きな価格変動が起きるタイミングは、「半減期」と言われています。
マイニングへのビットコインのブロック報酬は、約4年に1度ごとに半減する仕組みで、これを「半減期」と呼びます。
マイニングとは、ブロックチェーンの取引承認作業を行い、その報酬として新規発行されたビットコインを受け取る仕組みを指します。これにより獲得できるビットコインの報酬が半分に減少することになります。
過去の半減期と価格動向
過去の実績を見ると、半減期の後にビットコインの価格が上昇する傾向が確認されています。
- 2012年11月:初回の半減期後、価格が大幅に上昇
- 2016年7月:2回目の半減期後、2017年の大相場へ
- 2020年5月:3回目の半減期後、2021年に史上最高値を更新
- 2024年4月:4回目の半減期、その後も価格上昇が継続
これまでの半減期の実績から判断すると、半減期後にはビットコインの価格が上昇する傾向があります。
次回の半減期は2028年に予定されています。過去のパターンが繰り返されるかは不確実ですが、多くのアナリストが注目するイベントです。
半減期の前後には価格変動が大きくなる可能性があるため、投資戦略を立てる上で重要な要素の一つとなります。
ビットコイン(BTC)の購入におすすめの仮想通貨取引所
ここではビットコインを購入できる主要な国内仮想通貨取引所を紹介します。
どの取引所も金融庁に登録された国内事業者なので、安心して利用できます。それぞれの特徴を比較して、自分に合った取引所を選びましょう。
ビットコイン売買におすすめの取引所①コインチェック

この取引所の主な特徴
- 取扱い通貨数が国内トップクラス
- アプリダウンロード数NO.1※の実績
- 初心者にも使いやすいシンプルなUI設計
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
コインチェックは、豊富な取扱銘柄数とアプリダウンロード数NO.1という実績を持つ国内大手の取引所です。
500円から全ての銘柄を購入できるため、仮想通貨投資が初めての方にも適しています。
ビットコインの現物取引手数料が無料という点も、コストを抑えたい投資家にとって大きなメリットです。
国内市場での認知度が高く、充実した日本語サポート体制により、初心者でも安心して利用できる環境が整っています。
主なメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・アプリDL数NO.1と多くのユーザーから人気 ・取引所と販売所の合計取扱銘柄数が多い ・全銘柄に500円の少額投資が可能 |
・販売所のスプレッドが若干高い ・販売所のみの取扱銘柄もある ・レバレッジ取引はできない |
詳細情報
| 運営元 | マネックスグループ株式会社 |
| 運営会社 | コインチェック株式会社 |
| 取扱い銘柄数 | 35種類 |
| 最小取引数量 | 販売所:500円相当額以上 取引所:0.005 BTC(500円相当額以上) |
| レバレッジ倍率 | レバレッジ取引不可 |
| 日本円の入出金手数料 | 入金:0~1018円/出金:一律407円 |
| 仮想通貨の送金手数料 | 変動手数料制 |
ビットコイン売買におすすめの取引所②bitFlyer

この取引所の主な特徴
- 創業以来ハッキング被害ゼロの実績
- 最低1円という超少額から取引可能
- ビットコイン取引量が9年連続NO.1※
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2024 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む
bitFlyerは2014年設立の、国内で最も歴史のある仮想通貨取引所の一つです。ユーザー数は国内最大級を誇ります。
創業以来一度もハッキング被害を受けていないという実績があり、セキュリティ面での信頼性は業界トップクラスです。
国内NO.1のビットコイン取引量により高い流動性を実現しており、希望する価格帯での取引が成立しやすいという特徴があります。
主なメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・最短10分で口座開設が可能 ・少額からビットコインを売買できる ・ビットコイン取引量が国内NO.1 |
・仮想通貨の送金手数料が発生する ・取引所の取扱銘柄数が少ない ・レバレッジ取引はビットコインのみ |
詳細情報
| 運営元 | 株式会社 bitFlyer |
| 運営会社 | 株式会社 bitFlyer |
| 取扱い銘柄数 | 38種類 |
| 最小取引数量 | 0.00000001 BTC(販売所) 0.001 BTC(取引所) |
| レバレッジ倍率 | 2倍 |
| 日本円の入出金手数料 | 入金:0~330円/出金:220~770円 |
| 仮想通貨の送金手数料 | 0.0004BTC |
ビットコイン売買におすすめの取引所③GMOコイン

この取引所の主な特徴
- レバレッジ取引が可能な銘柄が豊富
- オリコン顧客満足度NO.1※の評価
- 東証一部上場GMOグループによる運営
※2023年 オリコン顧客満足度® 調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位
GMOコインは、東証一部上場企業「GMOインターネットグループ」が運営しており、企業としての信頼性が高い取引所です。
主要な暗号資産から他ではあまり見られないマイナー銘柄まで幅広く取り扱っているため、多様な投資戦略を取りたい方に適しています。
入出金・送金手数料が無料という大きな強みがあり、取引コストを最小限に抑えた効率的な運用が可能です。
主なメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・レバレッジ取引がしやすい ・手数料無料のサービスが充実 |
・販売所のスプレッドが大きい ・最低出金額が1万円と高め |
詳細情報
| 運営元 | GMOインターネットグループ |
| 運営会社 | GMOコイン株式会社 |
| 取扱い銘柄数 | 26種類 |
| 最小取引数量 | 販売所:0.00001 BTC |
| レバレッジ倍率 | 2倍 |
| 日本円の入出金手数料 | 無料 |
| 仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
ビットコイン売買におすすめの取引所④bitbank

この取引所の主な特徴
- 国内最大級の取引量を実現
- 高度なセキュリティ体制
- 60種類以上の本格的なテクニカル分析ツール
bitbankの最大の特徴は、国内トップクラスの取引量による高い流動性です。
本格的な取引を行いたい方向けに、60種類以上のテクニカル分析ツールが用意されており、詳細なチャート分析が可能です。
日本円の入金は24時間365日リアルタイムで反映されるため、土日祝日を含めていつでも取引のチャンスを逃しません。
主なメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・高度なセキュリティ対策 ・分析ツールが高機能 ・24時間リアルタイムで入金可能 |
・初心者にはやや操作が複雑 ・レバレッジ取引非対応 |
詳細情報
| 運営元 | ビットバンク株式会社 |
| 運営会社 | ビットバンク株式会社 |
| 取扱い銘柄数 | 43種類 |
| 最小取引数量 | 0.0001 BTC |
| レバレッジ倍率 | なし |
| 日本円の入出金手数料 | 入金時の銀行振込:無料
出金時の銀行振込:550〜770円 |
| 仮想通貨の送金手数料 | 0.0006BTC |
ビットコイン売買におすすめの取引所⑤BITPOINT

この取引所の主な特徴
- 各種手数料無料のお得な料金体系
- 初心者に配慮したシンプルな設計
- 直感的に操作できる取引ツール
BITPOINTは、ビットコイン、イーサリアムをはじめとする多数の暗号資産に加えて、日本円や米ドルなどの法定通貨との取引にも対応しています。
競合他社と比較しても低水準の手数料設定により、コスト効率のよい取引環境を提供しています。
取引画面はユーザーフレンドリーな設計で、シンプルかつ直感的な操作が可能なため、初心者でもスムーズに取引を始められます。
主なメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・各種手数料が無料 ・少額から投資できる ・シンプルで分かりやすい取引ツール |
・レバレッジ取引非対応 ・取引所のスプレッドが大きい |
詳細情報
| 運営元 | SBIホールディングス |
| 運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン |
| 取扱い銘柄数 | 31種類 |
| 最小取引数量 | 販売所:500円以上 取引所:0.0001 BTC |
| レバレッジ倍率 | レバレッジ取引なし |
| 日本円の入出金手数料 | 無料 |
| 仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
ビットコインを実際に購入するまでの手順

取引所を選んだら、次は実際にビットコインを購入する手順を見ていきましょう。
初めての方でも迷わず進められるよう、4つのステップに分けて解説します。
ステップ1:取引所アカウントの作成
仮想通貨取引所で新規アカウントを作成します。スマートフォンから始める場合は、各取引所の公式アプリをダウンロードしましょう。
アカウント作成の条件
- 18歳以上であること
- 運転免許証、パスポートなどの写真付き本人確認書類を提出できること
上記の条件を満たしていれば、どなたでも無料でアカウントを作成できます。
取引所を選ぶ際のチェックポイント
- 取引手数料の水準
- 取扱い暗号資産の種類
- セキュリティ対策の内容
- カスタマーサポートの充実度
ステップ2:本人確認とセキュリティ設定
アカウント作成後は、本人確認手続きとセキュリティ設定を行います。
本人確認(KYC)
法令に基づき、氏名、住所、生年月日などの基本情報と、本人確認書類の提出が必要です。多くの取引所では、スマートフォンで書類を撮影してアップロードするだけで完了します。
2段階認証の設定(必須)
セキュリティ強化のため、2段階認証の設定を必ず行いましょう。
2段階認証とは、ログイン時にパスワードに加えて、スマートフォンアプリやSMSで送信される認証コードの入力を求める仕組みです。これにより、第三者による不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。
一般的には、Google Authenticatorなどの専用アプリやSMS認証が利用されます。
ステップ3:取引用資金の入金
本人確認が完了したら、ビットコイン購入に使用する日本円を入金します。
主要な入金方法
①銀行振込
- 自分の銀行口座から取引所指定の口座へ振込
- 振込手数料は自己負担の場合が多い
②コンビニ入金
- コンビニの端末から入金手続き
- 24時間対応可能
③インターネットバンキング(クイック入金)
- オンラインで即時入金
- リアルタイムで反映される
入金時の注意事項
- 入金確認後、すぐに取引が可能になります
- コンビニ入金やクイック入金を利用した場合、一定期間(多くの場合7日間)出金制限がかかることがあります
- 取引所によって入金方法、手数料、上限額が異なるため、事前に確認しておきましょう
ステップ4:ビットコインの注文
資金の入金が完了したら、いよいよビットコインを購入します。
購入方法の選択
国内取引所では、主に2つの購入方法があります:
①販売所での購入
- 取引所が提示する価格で売買
- 操作がシンプルで初心者向け
- スプレッド(売買価格差)という実質的な手数料が発生
②取引所(板取引)での購入
- ユーザー同士が直接売買
- 操作にやや慣れが必要
- スプレッドが狭く、コスト面で有利
注文方法の種類
- 成行注文:現在の市場価格で即座に購入する方法
- 指値注文:希望する価格を指定して注文する方法
初心者の方は、まず販売所での成行注文から始めることをおすすめします。慣れてきたら、取引所(板取引)での指値注文にチャレンジしてみましょう。
1ビットコイン(BTC)いくら?に関するよくある質問

1ビットコインの価格や、ビットコイン投資を始める際のよくある疑問について、詳しく解説します。
ビットコインの購入に必要な最低金額は?
ビットコインは、国内の仮想通貨取引所で約100円から購入可能です。
取引所によって最小取引単位が異なり、一部の取引所では最低購入金額を500円に設定しているところもあります。
また、ビットコインの市場価格によって、実際に購入できる最低金額は変動します。取引を行う前に、利用する取引所の最小取引単位と現在の価格を確認することをおすすめします。
ビットコイン取引にかかる手数料は?
ビットコイン取引では、複数の種類の手数料が発生する可能性があります。
主な手数料の種類は以下の通りです。
取引手数料
- 購入・売却時に発生
- 取引所によって0.00〜0.15%程度
- 販売所と取引所(板取引)で異なる
入出金手数料
- 日本円の入金:0〜1000円程度
- 日本円の出金:0〜770円程度
- 取引所によって大きく異なる
スプレッド(販売所利用時)
- 購入価格と売却価格の差
- 実質的な手数料として機能
- 取引所(板取引)より販売所の方が広い
送金手数料
- 他のウォレットや取引所へビットコインを送る際に発生
- 取引所によって0.000〜0.001 BTC程度
取引所を選ぶ際は、これらの手数料を総合的に比較検討することが重要です。
一部の販売所では「取引手数料無料」と表示されていますが、その場合はスプレッドという実質的なコストが発生している点に注意しましょう。
どのタイミング、どれくらいの価格でビットコインを購入すべき?
「最適な購入タイミング」を完璧に予測することは、プロの投資家でも困難です。よって、「いくらでいつ買うか」よりも「どれだけ余剰資金を投資できるか」を考えることが大切です。
投資の基本は、一度に大金を投じるのではなく、リスクを分散しながら段階的に行うことです。
まずは少額から投資するようにして、ビットコインや使用している取引所について理解してから、徐々に増やしていくのもおすすめです。
ビットコインの将来価格予想は信頼できる?
インターネット上には、AI技術やアナリストによる様々なビットコイン価格予想が存在しますが、将来の価格を確実に予測できる人は存在しません。
世間的には機関投資家の参入が継続的に進んでいることや、決済手段としての実用化が進展していることから、長期的には市場規模の拡大と価格上昇の可能性が指摘されています。
信頼性の高い意見もありますが、価格予想だけでなく、実際にどんなニュースがあるのかを確認することが重要です。
ただし、短期的には大きな価格変動が発生する可能性もあるため、長期的な目線を持っての投資を行うようにしてください。
ビットコイン(BTC)はいくら?まとめ
本記事では、ビットコイン投資を始めるための基礎知識、主要な国内取引所の比較、購入手順、そして投資判断に必要な情報を詳しく解説しました。
まとまった資金がなくても、ビットコインは少額から始められる投資対象です。
国内の仮想通貨取引所は、金融庁の登録を受けた事業者が運営しており、高度なセキュリティ対策が施されているため、初心者の方でも安心して取引を始められます。
興味を持たれた方は、まずは数百円から数千円程度の少額投資で実際の取引を体験し、ビットコインの特性や市場の動きを理解してから、徐々に投資額を増やしていくことをおすすめします。