更新日: 2019.01.08 その他暮らし

お口の悩み3位「虫歯」、2位「歯の黄ばみ」、1位は?「オレンジページくらし予報」調査

お口の悩み3位「虫歯」、2位「歯の黄ばみ」、1位は?「オレンジページくらし予報」調査
「オレンジページくらし予報」では、全国の成人男女を対象に「オーラルケアとお口の悩み」について調査しました。口腔衛生(オーラルケア)については82.9%が「意識している」と回答していながらも、1回の歯磨き時間は2分以下、という人は48.0%で半数近くにのぼりました。この「こうありたいと思うことと、実際の行動」の溝を埋めるところに「お口の悩み」解決のキーポイントがありそうです。
<アンケート概要>
●調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・国内在住、
20歳以上の男女(有効回答数1068人)
●調査方法:インターネット調査 
●調査期間:2017年4月10日~4月16日

「3大お口の悩み」虫歯27.1%、黄ばみ31.6%、そして1位は歯石、歯垢42.5%

「あなたが今お悩み中、または治療中のお口のトラブルを教えてください」では、1位に「歯石、歯垢」、2位に「歯の黄ばみ、着色」、3位にやっと「虫歯」の登場です。いまや全身の健康に影響するといわれる歯周病や虫歯の原因である歯垢や歯石を除去することや、見た目の印象に影響しがちな歯の黄ばみなどが、虫歯を上回る「お口の悩み」のようです。
「歯ぐきのマッサージや、歯ぐきのブラッシングをするなど、<歯ぐきのケア>を意識していますか?」には12.6%が「とても意識している」43.2%が「やや意識している」と回答、ここでも歯ぐきのケアをすることで、歯を失いかねない歯周病リスクを避けたい気持ちが見えます。さらに「ホワイトニングを意識していますか?」には26.5%が「とてもそう思う」、47.3%が「ややそう思う」と回答、歯が「見た目」を大きく左右すると、多くの人が感じていることもうかがえます。

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10年前よりオーラルケアへの関心度は「高まった」74.7%

74.7%の人のオーラルケアへの意識は「高まった」(<とても>高まった29.8%、<やや>高まった44.9%)という結果ですが、それはなぜでしょうか。
理由の1位は「歯科治療を受けてお口のトラブルを防ぎたい、と思ったから」56.6%。2位は「お口と歯の健康が全身の健康を左右すると聞いたから」44.9%、3位「エイジングケア、老化対策として」35.8%という結果でした。そして、次に続くのが「歯がきれいだと清潔感があるから」33.5%というもの。虫歯ケアはもちろん、やはり歯を大事にすること=健康で若々しくいられる(見られる)という意識が高まっていることがわかります。

「お口の悩み」に、年代間で異なる傾向があるのでしょうか? 新川デンタルクリニック(東京都・中央区)の院長、吉村達夫先生にうかがうと、「30代までは虫歯で来院されるかたが多いのですが、40代を過ぎると歯の白さや歯周病などを気にされるかたも増えてきます。40代は潜在的な歯周病が表に出てくる世代。そのため、歯ぐきの腫れや口臭を気にして来院されるかたも多いです」とのこと。今回の調査でも、「10年前に比べ歯・歯ぐきの状態が悪くなった」という回答は30代では33.3%に対し、40代では41.5%と、8.2ポイント高くなっています。
40代はいろいろな意味で「老いへの備え」が始まる時期ともいえるでしょうが、歯のケアもその大事なひとつのようです。

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