最終更新日: 2019.01.10 公開日: 2018.02.22
暮らし

ついやりがちな「会社でスマホの充電」 法律的には罪になるって本当?

カフェなどでパソコンを利用する姿は当たり前になってきています。
最近では、コンセントを自由に使ってよいと開放する飲食店も増えてきました。

同じように、会社でも社内のコンセントを使って自分のスマホやタブレットを充電する人が増えたのではないでしょうか。

多くの人が気軽にしてしまっているこの行為、法律的に問題はないのでしょうか。東京桜橋法律事務所弁護士の石垣先生にお伺いしました。
 
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

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石垣美帆

監修:

監修:石垣美帆(いしがき みほ)

弁護士

中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。

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石垣美帆

執筆者:

監修:石垣美帆(いしがき みほ)

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中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。

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窃盗罪は「電気」も対象になる

窃盗罪とは「他人のものを盗む行為」。10年以下の懲役または、50万円以下の罰金が科せられます。刑法では電気も「他人のもの」とみなされています。
 
例えば、お店で勝手にコンセントを借りて充電する行為、屋外に設置されている看板用のコンセントを無断で抜いて、電源を取ってしまう行為など…自分のものではないコンセントを自分のものとして利用する行為は電気の窃盗にあたります。
 

会社内のコンセントで充電する行為は「電気窃盗」!ただし黙認されるケースが多い

では、それが自分の勤務する会社内だとどうなのでしょうか。
 
実は、会社内のコンセントで自分のスマホを充電する行為も、形式的には電気窃盗とみなされます。
 
ただし、そもそも電気の窃盗で実際に訴えられたり、損害賠償を請求されたりするケースはまれです。例えば、隣接したお店で片方が片方をおとしめるために計画的にコンセントを無断利用し、大量の電気を盗むなど、違法性がよほど強い場合が多いように感じます。
 
会社での充電は多くの場合、電気量も微々たるもので、黙認されているケースが多いと思われます。
このような形ですと、会社が使用を承諾していると捉えられるため、実際に罪として訴えられるケースはあまりないのではないでしょうか。
 

充電OKかは職場や上司にもよる。社内の空気を読み取って判断しよう

日ごろから会社のコンセントで充電している人は、安心したかもしれませんね。
 
ただし、職場の雰囲気や、上司によっては注意を受ける場合もあります。訴えられないとはいえ、社内の暗黙のルールとして「私物のスマホを充電しない」ということがあるかもしれません。社内の空気を読み取って判断するのがいいのではないでしょうか。
 
また、黙認されているからといって、ここぞとばかりにいろいろなものを充電することもいけません。常識の範囲内でつつましく行動しましょう。
 
今まで自分の勤務している会社だからと、まったく罪の意識などなく充電していたという人もいたかと思います。今回のケースでは訴えられる可能性はあまりないものでしたが、なんでも「大丈夫、大丈夫」と軽い気持ちでしていると、とんでもないしっぺ返しを食らうことがあるかもしれません。
 
気づいたら法に触れていた、なんてことがないように、日ごろから自分の行動には責任を持ちましょう。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部
監修:石垣 美帆(いしがき みほ)
弁護士
中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。



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