最終更新日:2019.01.10 公開日:2018.04.04
暮らし

片づけの美学⑳ 輝く春を迎えるために、自分の棚卸をしてみる

暖かい日が増えてくると、気持ちまで明るくなる気がします。

この春から生活になにかしらの変化を迎える人、または少し変わっていきたいなと思っている人がスムーズに変化を迎えられるよう、片づけ・整理の準備・段取りのお話をしたいと思います。

春は環境が変わる、そのタイミングに行動力がわく

自分自身のことではなくても、家族の誰かの生活が変わるだけで、暮らしのスタイルや様子が一変しますね。
 
一つの引き出しの使い方が変わるような小さなことから、部屋の持ち主が変わるような大きな変化まで、多岐にわたると思います。
 
大きな変化であるほど、動きが大きく、スケジュールも余裕がないことも多く、つい「とりあえず」という気持ちが働きます。
 
ですが、事前に片づけや整理の準備を進めることで、計画的で無駄のないスタートが切れると思います。スタートダッシュになるような新生活準備を始めましょう。
 

環境が変わる人

春から自身または家族の生活が大きく変わる場合、できるだけ早く片づけの準備を始めたいですね。
 
まずはこれまで使っていたモノ。お子さんの制服やお稽古のアイテムなど、もう使わないと決まっているモノがあれば、早い段階で思い出に取っておくか・譲るか・捨てるかを決められるとスムーズです。
 
時間に余裕があれば、譲り先を探すことにも猶予ができるため、知人や友人と偶然会ったときなどに気軽に「使う?」と聞けますね。年度末の間際になってから申し出ても、相手も購入済みであることが多く、「もうあります」と辞退されることもあり、がっかりすることになったりもします。
 
ほかにもメルカリなどのフリマアプリを利用して売るにしても、早めに出品準備できているほうが高値の時期を狙えそうです。
 
そしてこれから必要なモノ。たくさんの人がいっせいに用意するようなものは、早めに準備したほうがよさそうです。小学校の入学式のセレモニースーツなどは、子どもに人気のデザインのモノからなくなってしまうようです。
 
また小売店では、春の準備品の早期割引などをしていることも多く、必要なモノをお得に入手することにも可能になります。モノを出す準備と入れる準備、両方を並行して賢く進めていきましょう。

もし子どもが巣立つタイミングであれば

子どもが家族の元から離れていくとき、これまで使っていた子ども部屋は、そのままにされがちです。離れる寂しさがあるので、親も「自分のモノを処分して出ていくように」という言葉はなかなか言えないようです。
 
でも、このタイミングで片づけをしていかないと、子どもが使っていた環境を片づける気力や時間の余裕は、なかなか絞り出せないものです。実際、私の実家でも私と弟の部屋がそのままの状態で長い期間放置されていました。
 
子どもを送り出す親にとっては辛いことでしょうが、できるだけ子ども本人に自分のモノを「残す・処分する」の選別をするように声掛けをお願いしたいと思います。
 

環境は変わらないけれど、自分を変えたい人

春は「今までとはちょっと違う自分になりたい」と思う季節でもあると思います。これまでより大人っぽい女性になりたいとか、ちょっと渋い男になりたいなど、理想に近づくチャレンジをするにはよい時期です。
 
そのためには、これからの自分に何が新たに必要で、なにが不要なのかを知ることが大切。それは、モノをすべて出して整理をすればよくわかります。
 
女性が雰囲気を変えたいなら、洋服や小物、化粧品などが考えられます。
 
不要なモノを知らずに、新しいモノだけを増やすのは、気持ちは楽ですが、実は効率が悪くなります。例えば洋服。増やすだけだと、欲しい服を探しづらく、量が増えると収納も使いづらくなります。これは気持ち的にもストレスになってしまいます。
 
使い回しできそうな洋服をうまく把握できずに、同じようなものを買ってしまい、お金の無駄になってしまうリスクもあります。
 
これまでのアイテムの要る・要らないをシーズン前に決めて、フリマアプリで売ることができれば、金銭的には大きなメリットになります。
 
また収納はスペースが空いて、新しい洋服も探しやすく収めることができます。洋服を選ぶウキウキ気分も味わえます。
 
春は気候がいいので、片づけにはぴったりの季節です。ぜひ時間をつくって、新しい生活の準備を進めてください。
 
Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表、 整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)

奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp



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