更新日: 2019.01.09 その他暮らし

「なんとなく」で決めてない?家を建てるときの外壁選び。外壁の種類とその特徴とは?

執筆者 : 川添典子

「なんとなく」で決めてない?家を建てるときの外壁選び。外壁の種類とその特徴とは?
家を工務店や注文住宅で建てる場合、その家の顔ともいえる「外壁」。それは自分たちで決めることになります。ご存じでしたか?
 
外壁は広い面積に貼っていくわけですから、とても目立ちます。外壁選びには失敗したくありませんよね。
 
ただ、外壁とひとことでいってもその種類やデザイン、色などには膨大な数があります。
 
何を選んだらいいのか迷いませんか?
 
選ぶ外壁材によって、それぞれ特徴やデザインの種類、費用やメンテナンスコストなど大きく差が出てきます。
 
今回は外壁材の種類について、それぞれの特徴をご紹介していきたいと思います。
 
川添典子

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

外壁材の種類とその特徴などを見ていこう

今回は主に吹き付け・サイディング・タイルに分けてご紹介していきます。
 

【メリット】

吹き付けの外壁材のメリットは初期費用がタイルなどと比べて安く済むことです。これは工事の手間や時間がかからないためです。
 
あとはデザイン的にも目地がないので、すっきりとした見た目になります。
 
サイディング材などはどうしても目地ができてしまうため、これが嫌だ、という方は吹き付けの外壁材を選ぶことをオススメします。
 

【デメリット】

吹き付けのデメリットは、汚れやすく、耐久性も年数が短いところです。目安でいうと約10年〜15年です。
 
外壁材のやり直し工事は足場を組むことが必要で費用が高くなります。
 
建物の大きさにもよりますが、塗り替えや張り替えなどすると、約70万円〜100万円はかかると思われます。多少の汚れなどは気にしない方でしたら、そのままにすることもできますが、何度も塗り直しなどすると、かえってコストがかかる恐れがあります。
 

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サイディングの特徴

【メリット】

サイディングのメリットはデザインの種類が豊富なところです。自分の好みのデザインや色が選びやすいでしょう。
 
そしてセルフクリーニング機能もあり、雨水で汚れやホコリなどを流してくれます。耐久性も約30年保つのが特徴です。
 

【デメリット】

サイディングは約30年保ちますが、目地のシーリング材が劣化しやすく、約10年でやり替えが必要です。そのときに数十万円かかります。
 
あらかじめオプションでシーリング材の部分をより耐久性があるものにすることもできます。
 

タイルの特徴

【メリット】

タイルは土や石を高温で焼き固めたものです。タイルの良さはなんといっても見た目の重厚感とメンテナンスがほとんど必要ないことです。
 
耐久性にも優れていて、傷が付きにくかったり、セルフクリーニング機能が付いているものもあります。その耐久性は、だいたい40年で、メーカーによっては60年保つものもあります。
 
ランニングコストも考えると結果的にタイルのほうが安くなる場合が多いです。
 

【デメリット】

タイルのデメリットは初期費用の高さです。
 
サイディングに比べると倍、ものによってはそれ以上になることもあります。
 
建物の大きさにもよりますが、全面的にやると約200万円〜300万円するので、人から見える側だけタイルにするケースも少なくありません。
 
もうひとつは施工の仕方によっては、剥がれ落ちてしまう恐れがあるということです。
 
タイル自体の耐久性は強く、傷や汚れは付きにくいのですが、下地がしっかりと施工されていないと地震などの揺れで剥がれてしまう可能性があります。
 
これはタイルに限ったことでありませんが、やはり信用のできる業者さんに依頼することが大切です。
 

外壁はやり替えが簡単にできないからこそじっくり検討を

外壁材の種類や特徴などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
 
初期費用があまりかからないものは、ランニングコストが高くなるかもしれません。逆に初期費用が高くてもその後のランニングコストが抑えられるなど、それぞれに一長一短があります。
 
外壁は、壁紙やカーテンなどと違い張り替えるのは簡単ではありませんし、メンテナンス費用も高くなります。だからこそ外壁材のそれぞれの特徴を抑えておくことが大切です。
 
汚れなどが気になり、ずっとキレイに保っていたい方は最初から外壁材にお金をかけておいたほうが良いでしょう。そこまで気にならない場合は、費用を抑える方針でもいいかもしれません。
 
それぞれご自身のタイプを考えて外壁材を選び、家づくりプランに生かしていただければと思います。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー