更新日: 2019.01.07 その他暮らし

わたしたちの暮らしを支えるインターネット、みんなはどんなときに使っているの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

わたしたちの暮らしを支えるインターネット、みんなはどんなときに使っているの?
スマートフォンの普及で、インターネットは私たちにとって、より身近なものとなりました。
 
メールの送受信から検索機能、SNSなど、その利用目的もさまざまです。
 
今回は、どのくらいの人がインターネットを使っているのか、総務省の「平成29年通信利用動向調査」を基にまとめました。年齢階層にも注目して、その利用目的や利用端末をみてみましょう。
 
また、近年利用者が増加しているインターネットショッピングについても触れていきたいと思います。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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どのくらいの人がインターネットを使っている?13~59歳の年齢層で9割以上

「年齢階層別インターネットの利用状況の推移」をみると、13~59歳のどの年齢階層でも、9割以上の人がインターネットを利用していることが分かりました。
 
平成13年から平成29年までの全体の推移をみると、平成13年は46.3%だったインターネット利用者が、平成29年には80.9%まで伸びています。ここ十数年で、インターネットを利用する人は右肩上がりに増えていることが分かります。
 

インターネットの利用端末は?スマートフォンが半数以上。調査以来はじめてパソコンを上回る

インターネットの利用状況を端末別にみると、最も多かったのがスマートフォンで59.7%、次いでパソコンが52.5%、タブレット型端末(20.9%)、携帯電話・PHS(9.9%)と続きました。
 
前年はパソコンの58.6%が最も多い回答となりましたが、今回の調査ではじめてスマートフォンがパソコンを上回りました。
 
また、年齢階層別にみると、13歳~49歳の各年齢階層で7割以上がスマートフォンを利用しています。いずれもパソコンよりも高い割合です。それに対し、60歳~80歳以上の各年齢階層では、パソコンの利用がスマートフォンを上回っています。
 

インターネットの利用目的は?最も多い回答は「電子メールの送受信」

インターネットの利用目的・用途(複数回答)をみると、最も多かったのは「電子メールの送受信」で80.2%。次に「天気予報の利用(無料のもの)」で65.8%、「地図・交通情報の提供サービス(無料のもの)」(63.4%)、「ニュースサイトの利用」(57.6%)と続きました。
 
年齢階層別にみると、「電子メールの送受信」はすべての階層で高い割合となっています。一方、「ソーシャルワーキングサービスの利用」や「動画投稿・共有サイトの利用」は、13~39歳の若い階層の回答が多く、それ以外の階層との差が顕著です。
 
また、「商品・サービスの購入・取引」は49.1%と、半数近くの人がネットショッピングを利用していることが分かりました。
 
ネットショッピングの利用について、もう少し詳しくみていきましょう。
 

ネットショッピングでみんなどれくらいお金を使ってるの? 一世帯月平均3万円以上

総務省統計局が実施した「家計消費状況調査」のネットショッピングの状況(二人以上の世帯)をみると、2018年5月のネットショッピング支出額は一世帯あたり3万746円でした。
 
2016年から2018年のネットショッピング利用世帯の割合の推移をみてみると、2016年の1月には全体の30%以下だった利用世帯の割合が、2017年1月には30%以上になり、2018年1月には35%を超え、同年5月には38.3%という結果が出ています。着実に、ネットショッピングを利用する世帯の割合が増えていることが分かります。
 

<まとめ>ますます増えると予想されるインターネット利用者。便利なサービスを生活に役立てよう

年々インターネットの利用者は増えており、13~59歳の年齢層では9割以上が利用しているということが分かりました。
 
また、その利用端末として、はじめてスマートフォンがパソコンを上回りました。スマートフォンの普及とインターネット利用の増加が、相乗効果をもたらしていると思われます。ただ、60歳以上の年齢層では、パソコンを利用する人が多いようです。
 
利用目的は「電子メールの送受信」が最も多い回答となりました。また、13~49歳までの各年齢階級では、60%以上がSNSを利用していることが分かりました。
 
ネットショッピングは49.1%と、半数近くの人が利用しています。年々その利用者は増えており、支出額は一世帯あたりひと月3万746円と決して少ない額ではありません。
 
ネットショッピングを利用すれば、お店に行く交通費がかかりませんし、会員登録すると送料無料や特別なクーポンがもらえるなどの特典もあります。節約目的で利用する方もいるかもしれませんね。
 
これから、インターネットの利用者は、ますます増えると思われます。インターネットの便利なサービスを存分に利用して、生活に役立てましょう。

参考資料:総務省「平成29年通信利用動向調査」

参考資料:総務省統計局「家計消費状況調査 平成30年(2018年)4⽉分-⼆⼈以上の世帯」
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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