最終更新日:2019.01.10 公開日:2018.07.27
暮らし

匿名で運営しているブログやSNS。本名をばらされたら賠償請求できる?

ハンドルネームを使ってブログやSNSを利用している人もいますよね。
 
実名でないからこそ、自分の作品をネット上で公開したり、思ったことを自由に発信できる面もあるのではないでしょうか。
 
しかし、閲覧者の中には、有名なブロガーや人気のSNS利用者に対して、中傷したり、個人情報を明かそうとしたりする人もいます。もし、匿名で活動している人がネット上で本名をばらされたら、相手に賠償請求することは可能なのでしょうか。
 
人気主婦ブロガーのMさんの例を見てみましょう。
 

カリスマブロガーのMさん。ある日ネットで本名をばらされて…

Mさんは小学生の子どもをもつ専業主婦です。
 
子どもが学校に行っている間は暇を持て余していたため、趣味の料理をテーマにブログをはじめました。本名を出すのは気が引けたため、ハンドルネームを使っています。
 
何の気なしにはじめたブログでしたが、口コミで人気が広がり、ついにはブログの広告収入で月数十万円稼ぐほどに。先日は出版社から料理本発売の話が来たところです。
 
誰もがうらやむシンデレラストーリーを実現したMさんですが、その成功を妬む人たちも現れました。ネットの掲示板では、悪口を言われることもしばしば。Mさんは、極力そのようなものは見ないようにして過ごしました。
 
しかし、ある日のことです。小学校の保護者会で、あるママ友が声をかけてきました。
 
「Mさん、ネットで本名晒されてるけど大丈夫?」
 
Mさんはぞっとしました。家に帰ってパソコンを開くと、ブログのコメント欄にMさんの本名と年齢、住んでいる地名が書き込まれていました。慌てて削除したものの、すでに他の掲示板やSNSで拡散されてしまったようです。
 
今までも批判的なコメントはありましたが、本名で悪口を言われるのは精神的なダメージが比になりません。Mさんは本名をばらした人に対して強い憤りを感じました。相手の身元を明らかにして、損害賠償を請求するつもりです。

*物語はフィクションです。
 

匿名で運営しているブログやSNS。本名をばらした人に対して賠償請求は可能なのでしょうか。東京桜橋法律事務所の石垣美帆弁護士にお伺いしました。

このようなケースで損害賠償を請求することは可能だと思います。
 
自己の情報をコントルールする権利があると考えられるため、プライバシーの侵害として請求できるのではないでしょうか。
 
賠償請求の金額に関してはケースバイケースであるため、状況によって異なります。
 

匿名で活動している人の本名をばらした人に対して、損害賠償請求することは可能

Mさんのようなケースでは、損害賠償請求することが可能だということが分かりました。
 
ネット上だから問題ないと軽い気持ちで人の個人情報を書き込んだり、誹謗中傷したりしてはいけません。みんなもやっていると高をくくっていると、逮捕されたり、賠償請求されることもあります。
 
また、Mさんのように、誰にも知られずネット上で活動したいという人は、プライバシーの管理に気を付けましょう。もし被害に遭ってしまったら、弁護士に相談することも検討してみてください。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部
監修:石垣 美帆(いしがき みほ)
弁護士
中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。

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FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

石垣美帆

中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。



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