2018.08.04 暮らし

片づけの美学(28) 本棚に整理のルールはありますか? そのままだと増えるだけでパンクしちゃいます

執筆者 : 奥野愉加子

大人の読書量を調べる調査(※)で、1カ月に1冊本を読む人が29.2%、8冊以上読む人が4.1%だったそうです。そこに加えて雑誌や送られてくるカタログなども本棚にしまっていくと、年月が進むにつれて大変な数になりますね。
 
今回は本の持ち方と本棚整理のコツを考えてみようと思います。
 
※現代人の読書実態調査

あなたの本・雑誌の持ち方は? マイルールはありますか?

2010年が電子書籍元年と言われ、タブレット端末に電子データの書籍や雑誌を買って読むというスタイルが加わりました。あれから8年。電子書籍はずいぶん一般化しましたが、まだ紙の本や雑誌に取って代わる存在でもないように思います。これからも紙の本と雑誌を買い、家に本棚があるという状態が続くと思われます。
 
本棚を見直す際には、まず本や雑誌の持ち方について改めて考えるということが大切です。
 
選択肢としては、電子書籍か紙。購入かレンタル。新しい本か中古の本。読み終えたあと、持ち続けるか手放すか。などがあると思います。自身のライフスタイルに合わせて、快適で便利な方法を選んでください。
 
私の場合、仕事で読んだ本は残す。興味があって読んだ本は手放す。子ども用の絵本はリサイクルで買う。と決めています。あとは、自分が子ども時代から読んできた本はできるだけ残して、子どもたちにも読んでほしいので本棚の下のほうに入れてあります。いつか子どもたちが気づいて読んでくれることをひそかに願ってのことです。
 
電子書籍を積極的に使っている夫は、仕事に関係する本だけは紙の本を買っています。参照がしやすいという理由のようです。本・雑誌に対するマイルールを持つことで、より快適に読書と付き合っていけると思います。
 

本を処分する

本が増えすぎて処分したいという人におすすめは、宅配の買い取りサービスです。本だけではなく、CDやゲーム、DVDも取り扱っている場合が多いので、まとめて活用するのもいいですね。ただ雑誌は対象外のことが多いので、サービス会社のルールを確認してください。
 
基本的な流れは、段ボールに買い取ってほしい本を自分で詰めてサービス会社に送り、査定額の連絡を待ちます。金額に納得できたら、代金が振り込まれるという仕組みです。
 
段ボールはサービス会社に着払いで送付できることが多く、ちょうどいい段ボールがなければ送ってくれる会社もあります。やり取りはすべてオンラインやメールのみで済むので、とても気軽に利用できます。
 
サービス会社によって、得意な買い取り分野があるようなので、売りたい本が一般書か専門書か、旬なモノかどうかなど、検討して利用すると納得の高価買い取りが期待できると思います。
 

本棚収納のコツ

本棚の収納を見直す時、本の納め方として気をつけていきたいのは、重い本を下に入れるようにすることです。高い所に重い本を入れると、地震などで落下するなど危険であることはもちろん、ただ取り出すだけでも危ないこともあります。高い所に重い本を置かないようにするのは、「減災」につながります。
 
また本棚は正面から背表紙が見えるのが理想です。本棚に立てて並べましょう。
 
ランダムに寝かせて入れたり、奥行きがある本棚はスペースが余っているように感じて前列・後列のように並べてしまったりすることがありますが、どんな本を並べているのか管理できなくなるのでおすすめできません。忘れてしまうような本は持っている意味がありませんよね。
 
本が増えて、本棚がどんどん増えると悩む人は、これが我が家のMAXという本棚サイズ・個数を決めてしまうことをおすすめします。いっぱいになった時の手放すルールを決めてしまいましょう。
 
ヒントとしては、

・あなたにとってかけがえのない本かどうか。再び読むことはあるか。
・旬な情報の本であれば、時間の経過でどんどん情報の価値が下がっていきます。旬なモノならば高価買い取りが期待できるので、買い取りサービスを利用する価値あり。
・雑誌の情報も旬が大切です。1年以上古いものは賞味期限切れの可能性が高いです。どうしても捨てられない人は、取り入れたい情報のページだけを切り取っておきましょう。
 
他にも、本棚にしまうときに「右から入れる」というルールを決めることで、左にたまったモノが古いと時間軸が証明してくれるので、左側から処分していくという方法もあります。
 
本棚がいっぱいで整理しようと思っている人は、取り入れやすいことから始めてみてください。整然とした本棚は、読書欲をさらにかきたてると思います。
 
Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表、 整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)

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奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp