最終更新日:2019.01.10 公開日:2018.08.10
暮らし

猛暑でビールがうまい!でも帰宅ラッシュの電車内でビールを飲んで帰るのってマナー違反にならないの?

暑い日が続く中、遠距離で通勤されている方は特に大変なのではないでしょうか。
 
話題に上がるのが、電車内のマナー。「これってどうなの?」というような人に遭遇することも少なくありません。混雑した電車の中だと、逃げ場がないこともあり、非常に困ってしまいますよね。
 
今回は、読者の方からの投稿をご紹介して、その疑問にお答えいたします。
 

読者のT子さんからのご相談「電車内で飲酒している人を見かけます。問題にならないのでしょうか」

帰宅ラッシュの電車の中で、缶ビールを飲んでいるおじさんを見かけます。
 
酔って絡んでくるわけではありませんが、顔を赤くして、かばんからおつまみを取り出し飲んでいます。場合によっては、仲間としゃべりながらつり革につかまって飲んでいることも…。
 
周辺はやはりお酒臭く、おつまみの匂いも漂っています。もし、電車が揺れてお酒がかかってきたら嫌なので、そういった意味でも近寄りたくありません。
 
そもそも、電車での飲食やアルコールの摂取は問題ないのでしょうか?
 
電車で飲まずにいられないほど、我慢できないものなのでしょうか。できれば、家に帰ってゆっくりお酒を飲んでほしいと思います。
 

電車内での飲食やアルコール摂取は問題にならないのでしょうか。東京桜橋法律事務所の内藤弁護士にお伺いしました。

電車内での飲食やアルコール摂取そのものに対する規制はありません。
 
ただし、酔っ払って絡む、大声を上げるなど、他の乗客に迷惑をかけると、度が過ぎた場合は迷惑防止条例に引っかかる可能性があります。
 
また、電車の中に限らず、お酒に酔って他人に迷惑をかけると「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」に抵触する場合があると考えられます。この法律に則り、「酩酊者が公共の場所又は乗物において、公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をしたとき」は、拘留又は科料 (1000円以上1万円未満の金員を支払わせる刑罰) が科せられます。
 

電車内での飲酒に対する規制はないものの、酔っ払って迷惑をかけると法律違反の可能性が

電車内での飲食やアルコール摂取そのものの規制はないことがわかりました。ただし、飲酒によって酔っ払い、周りのお客さんに迷惑をかけた場合は迷惑防止条例に抵触する可能性があるとのことです。
 
T子さんが不快に感じたように、たとえ規制がないとしても電車内での飲食やアルコール摂取は、周りの人の迷惑になることがあります。食べ物やお酒の匂いは周りに広がりますし、食べこぼしたり、他の人の衣類についてしまう可能性も。お酒に限っては、酔っていないとしても「絡まれるんじゃないか?」と不安に感じる人もいます。
 
混んでいるときはもちろん、すいているときでも、電車内での飲食は周りの人の迷惑にならないよう気をつけたいものですね。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部

監修:内藤 悠作(ないとう ゆうさく)
弁護士/東京桜橋法律事務所

FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

内藤悠作

監修:内藤悠作(ないとう ゆうさく)

弁護士/東京桜橋法律事務所

2009年弁護士登録。2016年にニューヨーク州のロースクールへ留学のため登録抹消するも、翌年復帰。

ITベンチャーを中心とした企業法務から、個人の法律問題まで、幅広く手掛ける。一歩先の展開を見通す状況分析を心掛けると同時に、依頼者の立場・心情に対する的確な理解を大切にしている。座右の銘は「生涯成長」。



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