2019.01.09 暮らし

終活で不要品整理を行うシニア世代はやはりリサイクルショップ? 徐々にフリマアプリの利用も

お正月に実家で過ごし、実家に積まれた山のような不要品。これを「どうしよう?」と考える人も多いでしょう。昔の人はモノを大切に使うように教えられ、不要だと思っても、捨てずにとっておくことが多かったようです。モノを大切にすること自体はすばらしいのですが、万一の時、残された家族が不要品の山に愕然とするのも事実です。処分するのにもお金がかかります。
 
そんな自分たちの親の姿を見てきたシニア世代が、自分たちの終活に向けて、不要品をフリマで処分する動きが出ているようです。
 

メルカリだけではない、いろいろなフリマアプリ

不要品の引取業者を利用したことがある人はご存じと思いますが、けっこうな費用がかかります。「買い取り」をうたう業者も少なくありませんが、どこに頼んでいいか不安ですよね。
 
そこで、シニア世代でも、フリマアプリを使って不要品の販売を行う人が増えているそうです。もちろん、たいした値段がつかないことが多いでしょうが、捨てるよりも、誰かに使ってもらう方がいいですよね。そんなフリマアプリの代表格は「メルカリ」です。スマホで写真を撮るだけという手軽さで、むずかしい手続きがないのも魅力です。
 
フリマアプリといえばメルカリですが、実は、専門分野のフリマアプリも存在します。
 
たとえば「オタマート」。アニメ・マンガ・ゲーム・コスプレ・同人誌などのグッズの売買が簡単にできるアプリで、古いマンガやアニメグッズなどを溜め込んでいる方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか? なかなか捨てづらいアニメ関連のものも、「好きな人に譲ってあげる」と考えるとあきらめがつくかもしれません。また、思わぬ値段がつく可能性もなくはありません。
 

フリマアプリを活用しようという人が増加

各家庭に眠っている不要品は、おどろくべき価値がある“かくれ資産”のようです。メルカリがデータを提供し、ニッセイ基礎研究所が監修した「みんなのかくれ資産調査委員会」の調査※では、一般家庭の“かくれ資産”は1世帯あたり約70万円にのぼり、日本全体では推計37兆177万円にもなると示されています。
 
「ウチにはそんな価値のある“かくれ資産”なんてないよ」と思う人が多いでしょうが、同調査によると、『自分自身があらかじめ予想していたかくれ資産の総額8万8169円に対して、実際は28万1277円。平均すると想定の約3.2倍』となっており、過小評価している人が少なくないようです。
 
それでは、そんな不要品をどうしているのか? 同調査では『現金化方法として人気が高いのは1位「リサイクルショップ・質店等」31.9%に続いて、2位「フリマアプリ」15.4%、3位「オークションサイト」9.2%』と紹介されており、まだまだリサイクルショップなどリアルな店舗の利用が多いようです。
 
ただ、『今年(2018年)の大掃除で発生する不要品を「フリマアプリ」を活用して処分しようと考えている人は21.3%。昨年同時期の調査8.5%と比較して約2.5倍に増加見込み』とあり、スマホアプリの活用を考えている人が大幅に増えているようです。終活だけではありません。今、実家や自宅の不要品の処分と現金化を考えてみては?
 
※1世帯あたり約70万円、金融・不動産に続く第三の資産(みんなのかくれ資産調査委員会)
 
Text:藤木 俊明(ふじき としあき)
副業評論家
 
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藤木俊明

執筆者:藤木俊明(ふじき としあき)

副業評論家

明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。



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