2019.03.09 暮らし

ひきこもり支援相談士ってどんな資格なの

学生にとって春といえば、入学や進級のシーズン。つまり、「学びの始まり」の季節になります。
 
それは社会人にとっても同じで、3~4月は一番、資格取得に関する問い合わせや、資格取得講座の申し込みが多い時期です。
 
「資格をみれば世情が分かる」と言われているように、特に民間の資格の場合、世の中の動きに合わせて資格を作っていると考えられる節があります。
 
ここではそのような「世相を反映している注目の資格」をご紹介します。
 

資格その1:ひきこもり支援相談士

「ひきこもり」は幅広い年齢で問題になっています。特に「8050問題」に象徴される「長年のひきこもりによる高齢化」は、深刻な社会問題です。
 
これに対して、ひきこもり当事者とその家族に寄り添い、支援を行う「ひきこもり支援相談士」の資格が注目されています。
 
こちらは、受講資格の制限はなく、どなたでも受講できます。また、通信講座のため、随時受講可能で、ホームページの講座申込フォームから申し込むことができます。
 
受講期間は約6ヶ月、受講料は3万5000円です。合格後は「ひきこもり支援相談員」の資格認定を受け、「ひきこもり支援団体」や「全国のひきこもり支援相談士認定協議会各支部」で支援相談活動を行うことができます。
 

資格その2:派遣検定(労働者派遣契約責任者検定)

バブル崩壊後、日本は長い就職氷河期時代に突入しました。その間、終身雇用制度は崩壊し、非正規雇用者が激増。その結果、非正規雇用形態の一つである派遣社員という働き方が広がりました。
 
ただ、派遣社員は有期雇用のため、安定しているとは言えません。このような背景もあり、派遣社員を守るための法律である「労働者派遣法」が2015年に改正されました。
 
その内容は、2015年から3年間、同じ派遣会社の同じ組織で働き、なおかつ派遣社員自身がそこで働きたい意思を示した場合、派遣会社は派遣先に直接雇用することを依頼するか、派遣社員を自分の会社で無期雇用にするなどの対応を義務付けるものです。
 
前置きが長くなりましたが、「労働者派遣法」はこの通り、派遣会社はもちろん、派遣先会社、派遣社員自身も絶対に知っておくべき内容と考えられます。
そして、この「労働者派遣法」や、すべての労働者に関わる「労働基準法」などの知識をはかるのが、「派遣検定」になります。
 
派遣検定は、2月と8月の年2回開催され、受験料は一般の人で8000円。合格率はその時々によってばらつきがありますが、低いときで10%ほど、高いときでも50%ほどと、難易度は高めです。
 

資格その3:葬祭ディレクター技能審査

「葬祭ディレクター技能審査」は、厚生労働省認定の資格になります。こちらの資格は、葬祭業界で働く人々に必要な知識と技能のレベルを審査、証明するものです。
 
試験は年に1回、9月にしか行われません。1級と2級があり、2級は葬祭実務経験が2年以上、1級に至っては葬祭実務経験が5年以上、あるいは2級合格後2年以上の実務経験がある方と、受験資格がかなり限られています。
 
そのため、試験内容もかなり本格的。試験は「学科と実技」の二部構成で、実技は「幕張・接遇・司会・実技筆記試験」と多岐にわたります。そのため、受験料も1級が5万4400円、2級は3万9000円と、一般的な資格試験の受験料に比べ高めです。
 

資格その4:フォトマスター検定

カメラが好きな方は、カメラでの撮影はもちろん、カメラに関する知識に自信があり、「自分の知識レベルを確かめてみたい」と思っていることでしょう。
 
そのような「真のカメラ好き」の方のための資格と言えるのが、「フォトマスター検定」です。こちらの資格は、3・2・準1・1級・EX(エキスパート)とあり、どなたでも受験可能。試験は年に1~2回実施されます。
 
受験料は3級が4000円、2級は5200円、準1級が6300円、1級は7100円、EXは専門ジャンルでの受験は8000円で、総合ジャンルは1万円です。1級までは併願が可能ですが、EXは1級合格者しか受験することができません。
 

資格その5:認定ペットシッター

今や空前のペットブーム。子どものいるご家庭や、一人暮らしの方、さまざまな環境の方が、「家族の一員」としてペットと暮らしています。
 
ただ、ペットを飼っているお宅で問題になるのが、「家族が出張や入院などで不在のとき、ペットをどうするか」ということでしょう。
 
そんな家族の悩みを解決し、ペットからも飼い主からも頼りにされるのが「認定ペットシッター」になります。
 
認定ペットシッターの受験資格は、16歳以上であればどなたも可能。通学制と通信制のいずれかを選択することができます。
通学制は、約2ヶ月のコースとなり、検定受検料込みで14万9000円です。一方通信制は、約6ヶ月のコースで、検定料込みの金額で7万2000円となります。
 
この講座のいいところは、ペットシッターとして独立開業することが可能になる点。まさに「好きを仕事にできる資格」と言えるでしょう。
 
出典:
成美堂出版編「最新最強の資格の取り方・選び方全ガイド’15年版」成美堂出版
一般社団法人ひきこもり支援相談し認定協議会
特定非営利活動法人人材ビジネスコンプライアンス推進協議会
厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査
文部科学省後援フォトマスター検定
ペットシッタースクール認定ペットシッター養成講座
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
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FINANCIAL FIELD編集部

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