更新日: 2019.06.19 その他暮らし

東京・日本橋界隈を超節約観光する為の豆知識

執筆者 : 藤木俊明

東京・日本橋界隈を超節約観光する為の豆知識
暖かくなってくるとお出かけしたくなりますね。
 
江戸情緒が残り、老舗の名店も多いけど、新しいショッピング施設も魅力的な東京・日本橋。その日本橋界隈を、あまりお金をかけずにお子さんと観光する方法をご紹介します(もちろん自分1人でも!)。
 
千円ぐらいで1日楽しむことができないものか?そのポイントはバスの利用です!
 
藤木俊明

執筆者:藤木俊明(ふじき としあき)

副業評論家

明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。

「メトロリンク日本橋」という無料巡回バスを利用させてもらう

日本橋エリアでは、「メトロリンク日本橋」と「メトロリンク日本橋Eライン」という2つの路線で、無料バスが運行しています。
 
今回はその2つを使い分けて、なるべくお金を使わないで日本橋をめぐり、楽しむ方法を考えてみました。
 

 

 
「メトロリンク日本橋」の主な停留所を挙げると、東京駅八重洲口~地下鉄日本橋駅~JR新日本橋駅~日本橋室町一丁目(コレド室町・地下鉄三越前駅)~日本橋二丁目(日本橋髙島屋)~地下鉄宝町駅~京橋二丁目(地下鉄京橋駅)とめぐって、東京駅八重洲口にまた戻ります。
 
まさに日本橋の重要地点をめぐるバスで、これが無料で利用できるとはほんとにありがたいことです。上記のどの地点(駅)からアクセスしてもいいのです。
 
いったん出発地を日本橋室町一丁目(コレド室町・地下鉄三越前駅)としてみましょう。
 

(1)日本橋室町一丁目(コレド室町・地下鉄三越前駅)

 
・日本橋案内所
コレド室町のいろいろな名店を見るのも楽しいのですが、今回は節約旅行。
地下の「日本橋案内所」に立ち寄ります。ここには、日本橋周辺のガイド資料などがたくさんあります。むろん無料です。まずここで、日本橋エリアのいろんなことをお子さんと調べればいいのではないでしょうか。
 
・コレド室町
日本橋で何か飲んだり食べたりすると、1000円なんてすぐなくなってしまいそうですが、こちらの「日本橋だし場」では「おだし」(かつお節・昆布)が100円で楽しめます。行き帰りの途中で試してみてはどうでしょう。こちらは、株式会社にんべんが運営しているところで、いい香りがいつも漂っています。
 
・福徳神社(芽吹稲荷) 
地上に上がり、コレド室町の脇道を入っていくと「福徳神社」が見えてきます。徳川家康公も参拝したという由緒ある神社なのですが、とくに「富くじ(江戸時代の宝くじ)」の神社という由来があるようで、宝くじの当選祈願に立ち寄るのもいいかもしれません。
 

 

「メトロリンク日本橋Eライン」は人形町・水天宮に向かう

さて、日本橋室町一丁目から、あえて「メトロリンク日本橋Eライン」に乗車しましょう。
 
こちらは、日本橋室町一丁目(コレド室町・地下鉄三越前駅)~浜町二丁目明治座前(地下鉄浜町駅)~地下鉄水天宮前駅~人形町一丁目(地下鉄人形町駅)~日本橋二丁目(日本橋髙島屋)~東京駅八重洲口~地下鉄三越前駅~日本橋室町一丁目(コレド室町・地下鉄三越前駅)と大きく周回する路線です。江戸情緒があふれていて、乗っているだけで楽しいのです。
 

(3)人形町一丁目(地下鉄人形町駅)

・甘酒横丁
人形町一丁目で下車して、甘酒横丁に向かうと老舗の名店が軒を連ねています。その中でも人気のたい焼き屋さん「柳屋」でたい焼きを買ってはいかがでしょうか?またはほうじ茶のいい香りに誘われて、「森乃園」でほうじ茶ソフトクリームをいただいてもいいでしょう。
 
少し休憩したら、また「メトロリンク日本橋Eライン」に乗車して、日本橋高島屋方面に向かいましょう。
 

日本橋の中心地でお金について学ぶ

(4)日本橋二丁目(日本橋髙島屋)

・日本橋髙島屋S.C.新館またはポケモンセンタートウキョーDX
オープンしたばかりの日本橋髙島屋S.C.新館(専門店)が注目されています。ショッピングを楽しみたいところですが、何か買うと残りのお金はすぐ飛んでしまいますね。
 
その裏手にある日本橋髙島屋S.C.東館には、ポケモンセンタートウキョーDXがあります。ここを冷やかすといいかもしれません。でもまあ、何か買わされてしまうかもしれませんね。
 
また「メトロリンク日本橋」「メトロリンク日本橋Eライン」どちらでもいいので乗車しましょう。
 

(5)地下鉄三越前駅または呉服橋

・貨幣博物館
日本銀行金融研究所貨幣博物館が祝祭日と月曜日以外開いており、無料で見学できます。お子さんにお金の歴史を学んでもらい、その大切さを教えてあげたらいかがでしょうか? 「だから今日はなるべく節約して観光しているのよ」なんて。
 

アンテナショップをめぐるのも楽しい

日本橋界隈には各地のアンテナショップがたくさんあります。「日本橋 長崎館」「にほんばし島根館」「日本橋 富山館」「ここ滋賀」「富士の国 やまなし館」「おいでませ山口館」「奈良まほろば館」などなど…。見て回るだけで楽しいと思います。
 
こうして「メトロリンク日本橋」や「メトロリンク日本橋Eライン」を利用すれば、リーズナブルに、日本橋界隈の魅力を楽しむことができます。その運行状況を手軽に確認したいときは、メトロリンクのホームページからQRコードで「無料巡回バス」のアプリを入手するといいでしょう。今、バスがどこにいて、あと何分ぐらいで到着するのかが、スマートフォンでわかります。
 
この無料巡回バスは地元企業の篤志によって運行されているものです。ご高齢の方もよく利用されていますし、バスの中ではしゃぎ回らないように、携帯電話で話したりしないように、また、あまり長い間ぐるぐる乗り続けないようにマナーを守って利用させてもらいましょう。
 
執筆者:藤木俊明(ふじき としあき)
副業評論家