更新日: 2019.07.20 その他暮らし

ミレニアル世代は「ブランドより自分好き」若者と親世代で違うお金の価値観とは

ミレニアル世代は「ブランドより自分好き」若者と親世代で違うお金の価値観とは
平成初期に生まれたミレニアル世代。インターネット環境が整ったころに育った最初の世代で、パソコンよりスマホやタブレットを駆使します。SNSで情報を収集し、LINEやインスタグラムで友人と繋がっている今どきの若者です。デジタルネイティブの彼らは、親世代とはお金の使い方に関して考え方が違うのでしょうか?
 
株式会社テスティー(本社:東京都中央区)は、20代男女1096名を対象に「消費」に関する意識調査に加えて、「シェアリングエコノミー」にフォーカスした調査を実施しました。※
 
それでは結果をみてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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男性は「本・漫画・雑誌」、女性は「ファッション、コスメ」にお金をかける。女性のほうがアクティブ

本調査では最初に、「お金をかけてもいい」と感じるモノを尋ねていますが、男性の1位は「本・漫画・雑誌」43.0%。本離れと言われる中、意外な結果です。次いで「食料・飲料・菓子」37.7%「ファッション用品」27.7%「旅行・アクティビティ」27.3%と続きます。友達と出かけたり旅行に行ったりするよりも、部屋でお菓子を食べながら漫画を読んでいる姿が浮かんできます。
 
女性の1位は「ファッション用品」48.5%、2位は「コスメ・美容グッズ」45.5%ということで、おしゃれにお金をかけたいようです。次いで「食料・飲料・菓子」44.6%「旅行・アクティビティ」43.3%「外食・交際費」32.2%というように、男性に比べて女性のほうがアクティブに見受けられます。
 

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シェアリングエコノミーには半数以上が肯定的。レンタルでよいものは「本・漫画・雑誌」「自動車」「自転車」

「シェアリングエコノミーについて」どういう印象を持っているのかと聞くと、男性は「とても良いと思う、良いと思う」あわせて51.9%が肯定的でした。女性は「とても良いと思う、良いと思う」あわせて60%と、肯定的な意見が男性よりさらに多いようです。具体的な理由を聞くと、下記のような意見がありました。
 
■「とてもいいと思う、いいと思う」理由
・お金をかけたくないものにお金や場所を使わなくてよくなるところ(20歳男性)
・維持や処分に手間がかからないところ(26歳男性)
・購入前にシェアして本当に必要か判断できるから(27歳女性)
 
■「あまり良くないと思う、全く良くないと思う」理由
・人が使った物を使うことに抵抗がある(25歳女性)
・壊したりすると怖いのであまり使いたくない(28歳女性)
・他人の使い方などモラルが信頼できないから(29歳男性)
 
次に、買わずに短期のレンタルサービスやシェアで良いと思うものを聞きました。男性の1位は「本・漫画・雑誌」27.9%。本は図書館で借りて読めばいいと考える人が多いようです。次いで「自動車」19.8%「自転車」15.3%となりました。都会では駐車場代が高く、自動車に乗る機会が少ないことや、自転車シェアリングの利便性が評価されているのでしょう。
 
女性の3位までは男性と同じでしたが、「住居」 14.6%が同率3位となりました。契約期間を設けないコリビングやシェアハウスなどにも興味を持っている様子がうかがえます。
 

ブランド価値より自分にあったものが欲しい。自分へのご褒美は奮発して食事や海外旅行など「コト」消費

「モノに対する価値観」については、「ブランド価値より自分に合ったものが欲しい」と答えたのが男性の60.7%、女性はさらに高く78.6%と、ブランドよりも自分にあったもの、いわゆる「パーソナリティー」を重視していることがわかりました。
 
そこで、「集めているものやこだわっているもの」があるかを聞くと、あると回答した人は男性で43.2%、女性で43.3%と男女ともに約4割となりました。男性は「シリーズもの全種類(27歳男性)」「自分の好きなブランドの靴や服(25歳男性)」「自分しか使わないデジタル機器(22歳男性)」、女性は「好きなキャラクターのもの(27歳女性)」「スキンケア用品 化粧品(29歳女性) 」「コスメの材料や食品の安全性(27歳女性)」などの回答が挙がりました。
 
最後に、「自分へのご褒美」と聞いて思い浮かぶものを尋ねると、男性では「奮発して美味しいものを食べる(25歳男性)」「スポーツ観戦(28歳男性)」「欲しいゲームや本を買う(23歳男性)」、女性は「デパコスを買う(21歳女性)」「エステに行く、美容室でのトリートメント(25歳女性)」「海外旅行、美味しい食事(25歳女性)」というような意見がありました。
 

まとめ

ブランドものは興味がない、車を欲しがらないなど、消費行動に関しては消極的なイメージのミレニアル世代。しかし、自分へのご褒美には「美味しいものを食べる」「海外旅行をする」「エステに行く」など、「体験」というコト消費に価値を感じているように感じられます。
 
出典※テスティー、ミレニアル世代の「消費」に関する意識調査を実施
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部