公開日:2019.08.06 暮らし

マンション総合調査を読む! 管理・運営する上で多いトラブルや不安とは?

都市部を中心にマンションが増え、快適な生活環境を維持していくために、共同でマンションを維持管理していかなければならない人が増えています。管理組合の理事が中心となって維持管理に努めていますが、いろいろな人が住んでいるので、時にはトラブルになることもあります。
 
管理組合を運営していくための不安も多くあるようです。そこで公的な調査から、マンションではどのようなトラブルや不安があるのか、状況を確認してみました。
 
松浦建二

執筆者:

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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松浦建二

執筆者:

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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マンショントラブルで多いのは生活音・滞納・違法駐車

国土交通省の平成30年度マンション総合調査では、マンションでのトラブル発生状況についても調査しています。過去1年以内に発生したトラブルについて、管理組合が回答した結果をグラフにまとめてみました。
 

 
マンションでのトラブルの割合が最も高いのは「生活音(38.0%)」、次が「管理費等の滞納(23.9%)、その次が「違法駐車(19.0%)」となっています。住民の自分勝手な行動が目立ちます。
 
実に多くのトラブル要因があり、住民同士のトラブルだけでなく、管理会社や近隣とのトラブルも多々あります。住民同士に関しては、いろいろな人が生活しているので、細心の注意を払っていても起きるときは起きてしまいます。
 
ただ、トラブルが発生していないマンションもあることから、みんなで協力していけば、トラブルのない住みやすい環境を整えることは不可能ではありません。
 

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マンションも高齢化が将来の不安要因になっている

次にマンションの管理組合運営における将来の不安について、先ほどと同じ国土交通省の平成30年度マンション総合調査から、回答結果をグラフにしてみました。
 

 
マンションも住民も月日がたてば高齢になっていきます。高齢になることで、健康を維持していくためにいろいろメンテナンスをしていかなければなりません。
 
そのため、「大規模修繕工事の実施(27.8%)」や「修繕積立金の不足(31.2%)」等、マンションの高齢化に関する不安を挙げる管理組合が多いですが、それ以上に目立つのが、住民(区分所有者)そのものの高齢化です。
 
「区分所有者の高齢化(53.1%)」や「居住者の高齢化(44.3%)」がまさにそうですし、「理事選任が困難(27.1%)」も高齢化が影響しているかもしれません。
 
ほかには「管理費等未払いの増加(15.4%)」や「組合活動に無関心な区分所有者の増加(27.0%)」、「居住ルールを守らない居住者の増加(16.8%)」等、トラブルに結びつくような回答が多くなっています。
 
煩わしい近所付き合いをしたくないという理由で、マンション暮らしをしている区分所有者が時々いますが、マンションは共同の住宅なので、維持管理も共同でしていく必要があります。円滑に活動していくには住民同士の交流は不可欠であり、近所付き合いも意外と多いものです。
 
また、管理組合や理事会等の活動に全く関心がなく、自分は何もしなくても誰かが何とかしてくれると思っている区分所有者も時々いますが、この無関心さが不公平感を生み、トラブルの原因になることも多々あります。
 
何かとストレスの多い現代社会では、些細なことが大きなトラブルに発展することもあります。一人ひとりが当事者意識をもってマンションの維持管理に努め、協力し合いながら、居心地の良いマンション暮らしを実現していきたいものです。
 
執筆者:松浦建二
CFP(R)認定者
 

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