更新日: 2021.06.22 その他暮らし

マンション暮らしの約半数が今の住まいに不満アリ。どこに不満を感じている?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

マンション暮らしの約半数が今の住まいに不満アリ。どこに不満を感じている?
一世一代の買い物は「家」と答える人は多いでしょう。新聞報道などによると首都圏のマンションの平均価格は5676万円(2019年7月)。やはり高い買い物ですよね。高い買い物だからこそ、妥協はしたくないもの。しかし、予算の都合などで何らかの我慢をしたという人は多いのではないでしょうか。
 
株式会社カシワバラ・コーポレーション(本社:東京都港区)は、「マンション生活に関する実態調査」を実施しました(※)。マンションを買って満足か不満か、そしてその理由とは何か、調査結果を見てみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

8割が妥協してマンションを購入し、半数が不満あり。不満のトップは収納

マンションを選ぶときに、何らかの点について妥協をしたことがあるかを尋ねると、78.5%が「ある」と回答しました。8割近くの人が妥協してマンションを選んでいることがわかりました。大半の人が、場所や広さ、階数、日当たり、設備など何らかの点であきらめざるを得なかったようです。
 
また、現在のマンションに不満があるかという質問に対しては、53.2%が「不満がある」と回答しました。さらに、マンション選びに妥協した経験のある人の60.1%が「不満がある」と回答。妥協をしなかった人で「不満がある」のは27.9%でした。
 
「不満がある」と答えた人に対して、実際に住んでみて、初めて気づいた不満点を聞いたところ、最も多い回答は「収納が少ない(39.8%)」でした。その他「防音設備(35.7%)」や「キッチンが狭い(24.8%)」「日当たりが悪い(21.0%)」といった、実際に住んでみないとわからない点が多くあがりました。
 
契約前に現地に足を運んで騒音や日当たりを確認したり、モデルルームで部屋の広さや収納の状態をしっかり確認しておく必要があるようです。「住人のマナーが悪い(19.7%)」という理由については、実際に住んでみないとわかりませんよね。
 

防音設備や住民のマナーが住んでからの満足度を左右する

これまでに「住んでよかった」マンションは、どのような特徴があったか尋ねたところ、1位は「駅/バス停が近い」が52.7%でした。
 
次いで「住民のマナーが良い」「地域の雰囲気がよい」「近くに必要な設備が揃っている」「防音がしっかりしている」というように、利便性や周囲の住民のマナーが良いことが快適な生活をするうえで重要なようです。
 
一方で「住んで失敗した」マンションについては、「防音設備が悪い」が31.7%で1位でした。次いで「住民のマナーが悪い」で、住民のマナーや防音設備が、マンションの良し悪しを左右することがわかりました。
 

「宅配ボックス」は無いと困る&憧れの設備No.1

必要なマンションの設備/施設について聞いたところ、「宅配ボックス」が無いと困ると答えた人が46.0%と、最も多い結果となりました。中でも30代では56.7%と、全世代で唯一50%を超えています。
 
次いで「ネット無料(36.7%)」「浴室乾燥機(35.0%)」と答えた人が多く見られました。それ以下は全て20%以下と、無くてもそれほど困らないようです。
 
憧れのマンション設備については、36.8%が「宅配ボックス」と、“無いと困る設備”と同様の結果でした。以下、「床暖房」「駅直結」「浴室乾燥機」「敷地内にコンビニ/スーパー」と続き、便利で快適な設備に憧れを持つ人が多いとわかりました。
 
また、20代には「トレーニングジム」が、子どもと同居している人には「庭付きバルコニー」が人気でした。他には、「ディスポーザー」に憧れがあるのは既婚者と、年代やライフスタイルによって求める設備が異なるようです。
 
以上のように、マンションに求めるもの、重視するものは人それぞれですが、できれば満足できるものを買いたいですよね。これだけは絶対に妥協しないという点を決めて、じっくり選びたいものです。
 
※株式会社カシワバラ・コーポレーション「マンション生活に関する実態調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

 

ライターさん募集