更新日: 2019.12.03 その他暮らし

増税後のクリスマス、配偶者・子どもへのプレゼント予算はどれくらい?

増税後のクリスマス、配偶者・子どもへのプレゼント予算はどれくらい?
今年のクリスマスはどう過ごしますか?人気のあるレストランだと、今の時期でも既に予約がいっぱい、ということもあるでしょう。
 
しかし、今年は10月に消費税の増税が施行されたので、昨年はレストランで食事したけれど、今年は家で食べようと考えている人もいるかもしれません。今年のクリスマスは、食事やプレゼントなどの行動に何か変化はあるのでしょうか。
 
お金に対する不安と課題を解決するさまざまな情報やサービスを提供する、株式会社エイチームフィナジー(本社:大阪府大阪市)は、増税後の「今年のクリスマスの過ごし方と家計支出の意識調査」を実施しました(※)。さっそく結果を見ていきましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

増税後のポイント還元制度はいまだに3割以上が理解していないが、キャッシュレス決済は倍増

最初に、消費税増税に伴った軽減税率についてどれくらい理解しているかを尋ねたところ、「理解している」と回答したのは21.0%、「ほぼ理解している」の56.0%と合わせると8割弱という結果になりました。また、21.9%の人が増税後1ヶ月を過ぎても「理解できていない」と回答しました。
 
次に、消費税増税に伴ったポイント還元制度についてどれくらい理解しているか聞いたところ、ほぼ理解しているも含め「理解している」は62.0%でした。一方、増税後1ヶ月を経た段階でも「理解できていない」と回答した人が35.3%と、3人に1人はいまだに理解していないことがわかりました。
 
消費税増税後、ポイント還元制度活用のためにキャッシュレスで買い物をすることが増えたかという問いには、50.9%の人がポイント還元制度活用のためにキャッシュレスで買い物をすることが増えたと回答しました。
 

プレゼントの予算は5000円から1万円が最多。食事は外食から内食に変更予定が1割

今年、配偶者もしくは子どもへクリスマスプレゼントを贈る予定かと聞くと、「贈る予定」の人は64.1%でした。
 
クリスマスプレゼントを贈る予定と答えた人に、今年のプレゼントの予算はいくらぐらいかと聞きました。配偶者、子どもへのプレゼントは、いずれも1位が「5001円~1万円」でした。子どもへのプレゼントは1万円以下が68.7%でした。一方、配偶者では1万円以上のプレゼントは27.6%で、3万円以上が6.1%もいました。夫や妻には奮発するようですね。
 
食事については、外食が税率10%、テイクアウトが軽減税率で8%なので、行動に変化がありそうです。消費税増税の影響で、今年のクリスマスの食事に変化はありそうか尋ねたところ、「中食・内食予定」で変更なしが40.7%と、最も多い結果に。
 
「外食予定だったが、中食・内食に変更予定」が9.6%で、増税の影響で1割が家で食べることにするようですね。レストラン等の外食については、「外食の予定」で変更なしが15.0%、「中食・内食予定だったが、外食に変更予定」と合わせて17.4%が予定しているようです。
 

クリスマスプレゼントや食事の支払い予定で、現金払いの人は3割減少

最後に、今年のクリスマスプレゼント・食事代の支払い方法について聞きました。消費増税前と消費税増税後では、現金払いは増税前後で59.6%から26.3%と、3割以上も減少しました。
 
一方で、クレジットカードは62.3%から68.1%と、5.8%増加しました。キャッシュレス決済のポイント還元制度で、クレジットカードの利用意向が増えたようですね。
 
なお、電子マネーは27.2%から26.0%へと微減でした。スマホアプリ決済などの電子マネーの利用意向は今のところそれほど増えず、増税後の主なキャッシュレス決済手段はクレジットカードが多いようです。
 
以上の結果から、ポイント還元制度についてはあまり理解されていないにもかかわらず、キャッシュレスでの買い物が増えていることがわかります。キャッシュレス決済したほうがなんとなく得なようだ、と考えるのでしょうか。
 
なお、サービス提供会社独自のポイント還元キャンペーンもありますので、お知らせをマメにチェックして、少しでもお得に食事したり買い物したいものですね。今年のクリスマス、あなたの家ではどう過ごしますか?
 
出典 ※株式会社エイチームフィナジー「今年のクリスマスの過ごし方と家計支出の意識調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部