更新日: 2019.12.11 その他暮らし

「買う」から「必要な時にレンタル」の時代。相場はどのぐらいなの?

執筆者 : 岩永真理

「買う」から「必要な時にレンタル」の時代。相場はどのぐらいなの?
年末年始はただでさえ慌ただしい季節ですが、パーティーシーズンでもあります。忘年会・新年会・謝恩会など、社交の場も多くなるでしょう。
 
その際に、女性が最も気になるのは「何を着ていくか?」ではないでしょうか?同じ人に違う会場で出会うことが見込まれると、前回と同じ服を着ていくのも気が引けます。かといって、何着ものドレスを購入するには、高価であるとともに次の出番がいつになるか、そもそも体形や立場の変化で次の出番がくるかどうかもわかりません。
 
そんなときにレンタル利用で賢く乗り切りたい場合に、費用はいくらくらいかかるのでしょうか?
 
岩永真理

執筆者:岩永真理(いわなが まり)

一級ファイナンシャル・プランニング技能士

CFP®
ロングステイ・アドバイザー、住宅ローンアドバイザー、一般財団法人女性労働協会 認定講師。IFPコンフォート代表
横浜市出身、早稲田大学卒業。大手金融機関に入行後、ルクセンブルグ赴任等を含め10年超勤務。結婚後は夫の転勤に伴い、ロンドン・上海・ニューヨーク・シンガポールに通算15年以上在住。ロンドンでは、現地の小学生に日本文化を伝えるボランティア活動を展開。
CFP®として独立後は、個別相談・セミナー講師・執筆などを行う。
幅広い世代のライフプランに基づく資産運用、リタイアメントプラン、国際結婚のカップルの相談など多数。グローバルな視点からの柔軟な提案を心掛けている。
3キン(金融・年金・税金)の知識の有無が人生の岐路を左右すると考え、学校教育でこれらの知識が身につく社会になることを提唱している。
ホームページ:http://www.iwanaga-mari-fp.jp/

レンタルドレスのメリットとは?

家の中のクローゼットやタンスには、あることすら忘れられている衣類たちでギュウギュウになっていませんか? ファッションには流行があり、最も顕著に表れるのが洋服かもしれません。
 
レンタルドレスのメリットは、
・着用後に返却しますので、クローゼットの保管場所が必要ない
・クリーニングに出す・引き取るなどの手間が省ける
・今どきのファッションを身に着けることができる
・立場やシーンによって選ぶこともできるので、パーティーで浮いてしまうことをさけられる
・着用回数が少なければ、購入よりレンタルのほうが安くつく
・家にいながら選んだり、受け取ったりできる
・バックや靴など合わせて借りると、一度に一式そろえることができる
・自分では買わないようなドレスを選んで冒険してみることもできる

 
反対にデメリットとは、
・レンタルした服にシミや破損などトラブルを起こした場合は、弁償などの追加の費用がかかる
・期日までに返却しないと延滞料金がかかる
・返却の手間がかかる
・基本的には新品ではないので、クリーニング済みだがすでに誰かが着用している
・ネット等で注文した場合は、思っていたイメージと違う、あるいはサイズが合わないことがあり得る
・前もって予約しないと、すぐには着用できないこともある

 

気になるレンタル料は?

A社の場合、40代女性用のレンタルドレスは、2泊3日~6泊7日まで同一料金で、税込み6490円からあります。同じドレスを新品で購入した場合の参考価格は1万8700円ですので、レンタル料は購入の3分の1よりちょっと高い価格です。このドレスの場合、3回以上着るなら買ったほうが安いことになります。
 
クリーニング代はレンタル料に含まれ、往復送料は8000円(税別)以上の注文で無料になります。1泊延長するごとに、レンタル料金の20%の延長料金(一の位は切り捨て)がかかります。
 
B社の場合、同じく40代女性用のレンタルドレスは、4泊5日で税込み7700円からです。クリーニング代は込みですが、往復送料は7000円(税別)以上で無料です。期日を延長する延泊(延長)料金は1日2000円(税別)です。
 
どちらの会社でも、期日までに返却しない(延滞)と、1日あたりレンタル料100%がかかる仕組みですので、延滞には厳しいといえます。
 

レンタル会社をどう選ぶ?

レンタル会社の検索はネットでできますが、多くのレンタル会社がヒットする中で、どう選んだらよいのでしょうか? 料金が安いことも重要ではありますが、自分のイメージに合うドレスがあるかどうか、が最も大きいポイントではないでしょうか?
 
全く自分の意図していないものや好みでないものは、いくら料金が安くても身に着けたいとは思わないでしょう。自分の好みのブランドを扱っているかどうかで選ぶと、選びやすいかもしれません。よく身に着けるブランドなら、サイズで失敗する可能性も低くなるでしょう。
 
バックや靴など、合わせてレンタルしたいものがあれば、そうした付属品も好みのものがあるかチェックしておくとよいでしょう。ドレスと同じ会社からレンタルしたほうが、一括配送のため送料がかからなくなる可能性が高いですし、受け取りや返却の手間も一度ですみます。
 
また、ネットでオーダーする場合は、そのサイトの見やすさや使いやすさなども重要でしょう。わかりやい説明を心掛けているサイトや電話応対などでも、レンタル会社としての誠意や責任感などを判断できるでしょう。
 
執筆者:岩永真理
一級ファイナンシャル・プランニング技能士


 

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