更新日: 2020.06.01 その他暮らし

中食のお惣菜、どれくらい買っている?増税前後でどんな変化が?

中食のお惣菜、どれくらい買っている?増税前後でどんな変化が?
近年よく耳にするようになった、中食という言葉。市販のものやテイクアウト、デリバリーなどの料理を家で食べることを指します。外出自粛が叫ばれている現在、中食の利用率は上がっていると思われますが、実は消費増税の時期にも中食利用に変化があったようなのです。
 
今回は、株式会社オレンジページが発表した「中食事情の調査結果」(※1)を見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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外食の代わりにデパ地下中食がトレンド!?

この調査は、20歳以上の女性を対象に行われたもの。お惣菜やお弁当の利用率はどうなっているのでしょうか。
 
【市販のお惣菜・お弁当などを利用している?(デリバリーも含む)】
・利用した(増税前):79.5%
・利用した(増税後):85.6%
 
増税前と比べると、増税後は中食利用が6ポイントほどアップしています。イートインはテイクアウトに比べ税率も変わるため、みなさん節約のためにも中食を進んで選んでいるのでしょうか。では、どのようなお店が人気なのでしょう。
 
【どこで購入しましたか】
<増税前>
・スーパー:84.3%
・コンビニ:46.1%
・デパ地下:33.3%
 
<増税後>
・スーパー:85.1%
・コンビニ:48.9%
・デパ地下:44.4%
 
スーパーもコンビニも、増税後はじわじわ利用率が増えている様子。それに比べ、デパ地下は一気に10ポイント以上利用率が上がっています。「外食の代わりに中食を利用するのなら、せっかくだしいつもは買わないデパ地下で!」といった購買意欲が刺激されるのかもしれません。

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平日は揚げもの系、休日はちょっとリッチなオードブルが主流

中食とひとくちにいっても、メニューはさまざま。みなさんどのような料理を買っているのでしょうか。
 
【平日と休日に買うお惣菜、お弁当の比較(自由回答)】
<平日>
・コロッケ
・おかず
・揚げもの
 
<休日>
・オードブル
・ローストビーフ
・すし
 
みなさん、平日と休日で中食を使い分けているようです。平日はどちらかというとメインの足しになるようなものが、休日はおつまみやメインそのものなど平日より少しリッチな料理を選ぶ人が多いようです。そもそも、スーパーとデパ地下で買うものを選ぶ基準もかなり違っているようです。
 
【スーパーおよびデパ地下で買う理由トップ3】
<スーパー>
1位:簡単にすませたい  60.6%
2位:作れる時間がない   54.1%
3位:料理したくない   52.9%
 
<デパ地下>
1位:おいしそう     79.1%
2位:ちょっと豪華なもの 66.1%
3位:自分で作れない味  54.4%
 
スーパーを選ぶ理由は、平日向けといそうです。仕事や家事で忙しく、料理をしている時間がなかったり、一品作れるだけで精一杯だったり、疲れて料理をする気が起きなかったりするときに重宝されているようです。
 
逆にデパ地下の中食に求められるものは、ちょっとリッチで自分では作れないおいしそうなもの……ということになりそうです。どちらかというと休前日や休日のご褒美的なイメージなのかもしれません。

2023年には10兆円超え!? 中食の市場規模は右肩上がり

このように利用率が上がっている中食ですが、実際の市場規模は、どれくらいなのでしょうか。株式会社矢野経済研究所が昨年11月に発表した「惣菜(中食)市場規模推移」(※2)によると、以下の金額に。
 
【惣菜(中食)市場規模推移 予測】
・2019年度:9兆1910億円
・2020年度:9兆4589億円
・2023年度:10兆0053億円
 
ちなみに、2014年度は8兆3714億円とのこと。毎年じわじわと中食の市場規模は増加していますね。
 
近年は、スーパー、コンビニ、デパ地下だけでなく、ドラッグストアでも食品や中食の展開が進んでいます。女性の社会進出や共働きが当たり前になってきている時代ですから、今後も中食市場は成長を続けていきそうですね。
 
出典
※1 株式会社オレンジページ「中食事情の調査結果」
※2 株式会社矢野経済研究所「惣菜(中食)市場規模推移」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部