最終更新日: 2020.06.19 公開日: 2020.06.21
暮らし

ゆうちょ銀行とメガバンク 何が違うの? どっちがお得?

執筆者 : 下中英恵

毎月のお給与の振り込みや、生活費の管理、住宅ローンの支払いなど、銀行は私たちの生活の基盤を支えています。
 
いわゆるメガバンクと呼ばれている大手銀行を利用している方でも、それとは別に、ゆうちょ銀行の口座を持っている方も多いのではないでしょうか。
 
今回は、ゆうちょ銀行にはどのような特徴があるのか、またメガバンクとゆうちょ銀行はどのように使い分けたら良いのかなど、ゆうちょ銀行を活用するためのポイントをご紹介します。
 
下中英恵

執筆者:

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

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下中英恵

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執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

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ゆうちょ銀行の成り立ち

そもそも、ゆうちょ銀行はメガバンクとは異なる成り立ちをしているため、企業体質やサービスなどに特徴が見られます。
 
国が管理していた日本郵政公社は2007年に民営化されて、株式会社ゆうちょ銀行が誕生しました。まだ記憶に新しい方もいるかも知れませんが、民営化されて、すでに13年が経過しています。
 
当初から利益を追い求めていたメガバンクとは異なり、もともと国民の生活を支えるインフラとして運営されていた日本郵政公社(ゆうちょ銀行)は、安定志向が強い組織でした。一方で民営化後には、その体質も少しずつ変化しているようです。
 
例えば、民営化前は運用資産の88%を国債で運用していましたが、ゆうちょ銀行の運用資産構成は2019年3 月末現在、国債は28.3%のみで、外国証券などが30.3%を占めています(※1)。安定志向が強い体質から、一般企業として利益を求める姿勢へ徐々に変化していることが分かります。

ゆうちょ銀行の強み

ゆうちょ銀行の最大の強みは、日本における強固な基盤です。全国の郵便局がメイン窓口となっており、窓口は全国に約2万4000、ATMは全国に約2万9800台もあります(2019年3月末現在)。
 
一方、三菱UFJ銀行は、2017年度末に515店舗ありましたが、2023年までに約180店舗を減らす予定です。みずほフィナンシャルグループも2017年度末の500拠点から、2024年までに130拠点を減らすことが計画されています(※2)。
 
このように、ゆうちょ銀行の店舗数は日本のどの銀行と比べても大きく上回っており、人口が少ない地域などに住んでいる方にとっては大変助かるサービスです。
 
また、ゆうちょ銀行の口座数は約1億2000万口座あり、日本の家庭の預貯金の約20%はゆうちょ銀行に預けられています(2019年3月末現在)。長い歴史や、その信頼度から、多くの国民がゆうちょ銀行を毎日の生活に利用している現状が分かります。

ゆうちょ銀行の活用法

では、実際のところ私たちは、どのようにゆうちょ銀行を活用したら良いのでしょうか。ゆうちょ銀行を利用する上で最も注目したいポイントは、「振込手数料」です。
 
振込手数料は銀行ごとに、他行あてか自行あてか、振込金額は3万円以上か5万円以上かなど、利用する内容や条件によって異なってきます。
 
例えば、ゆうちょ銀行のATMを使って、受取人の振替口座に送金をする「払込み」は、5万円未満は152円、5万円以上は366円となっています。また、一般なATMの振込手数料は、他行宛てで、5万円未満は220円、5万円以上は440円となっています(※3)。
 
一方、三井住友銀行ATMの場合、キャッシュカードを利用すると、他行宛てで、3万円未満は220円、3万円以上は440円となっています(※4)。どこの銀行にいくら振り込むのか、利用するシーンによって銀行を使い分けることで、手数料を節約することが可能です。
 
振込手数料が安く、便利なゆうちょ銀行ですが、実は取り扱っていないサービスもあります。
 
ゆうちょ銀行は、ソニー銀行と新生銀行の銀行代理業者として、住宅ローンの申し込みの媒介を行なっていますが、ゆうちょ銀行としては独自の住宅ローンのサービスを展開していません。住宅ローンを組む場合は、メガバンクなどほかの金融機関を含めて検討する必要があります。
 
いかがだったでしょうか。ゆうちょ銀行は私たちにとって身近な存在ですが、普通の銀行との違いについて知っておくと、今後より賢く利用できますね。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ゆうちょ銀行とメガバンクを上手に使い分けてみてください。
 
参考
(※1)ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行の特徴
(※2)日経新聞(2019/5/20) 三菱UFJ銀、店舗削減を上乗せ 23年度まで180店
(※3)ゆうちょ銀行 料金一覧:振替
(※4)三井住友銀行 振込手数料
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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