更新日: 2020.07.22 その他暮らし

新型コロナ流行で購入が増えた食品は冷凍食品・カップ麺・レトルト食品。今後増えそうなのは?

新型コロナ流行で購入が増えた食品は冷凍食品・カップ麺・レトルト食品。今後増えそうなのは?
4月7日の緊急事態宣言発令で、外出自粛が求められ休校やテレワークで家族全員が2ヶ月近く自宅で過ごすという家庭も多かったのではないでしょうか。
 
外食を控えることにより三食ぜんぶ自炊せざるを得なくなったり、買い物回数を減らすため、長期保存ができる食品を買ったりと、食料品の買い方にも変化があったのではないでしょうか。
 
株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、20歳から69歳の男女1000人を対象に「新型コロナウイルス禍の食料品購入」をテーマにしたインターネットリサーチを実施しました(※)。
 
緊急事態宣言前と、発令中、そして解除後の買い物に変化が見られたのか、結果を確認していきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新型コロナウイルス流行がきっかけで購入が増えたのは「冷凍食品」「カップ麺」「レトルト食品」

新型コロナウイルス流行がきっかけで購入が増えた食品形態について聞いたところ、「冷凍食品」(30.1%)が最も多く、以下「カップ麺」(24.9%)、「レトルト食品」(18.4%)、「袋麺」(16.3%)の順となりました。
 
外出自粛で、一日三食料理を作ることになり、手軽に料理を作れるものや、買い物の頻度を減らすために保存がきく食品を購入することが増えたようです。
 

新型コロナ流行前と流行中の時期を比較し、購入頻度が増えたもの

新型コロナウイルス流行前(2020年2月以前)と新型コロナウイルス流行中(2020年3月から5月)を比較して、それぞれの食料品について、家庭での購入頻度が増えたか聞きました。
 
「とても購入が増えた/購入が増えた」食料品のうち、1位は「お菓子類」(28.9%)で、休校で子どもが家にいる時間が増えたり、外出できないストレスを解消するためにお菓子の購入が増えたのだと思われます。
 
2位は「パン類」(28.5%)で、手軽に食べられるためとの回答が多く見られました。
 
以下は「冷凍食品類」「即席麺」「乾麺」など、保存食の購入が増えています。
 
この時期、麺類やご飯で購入頻度が増えたトップ3は、「カップ麺」(27.2%)、「(乾麺)パスタ・スパゲティ」(20.8%)、「袋麺」(20.4%)でした。
 
3月から5月は緊急事態宣言発令という初めての事態で、最も緊張感の高い時期だったかと思います。外出を控えるために保存がきき、手軽に作れる麺類の人気が高かったようです。
 
お菓子やパン、乳製品では「スナック菓子」(24.2%)、「チョコレート」(19.8%)、「食パン」(19.6%)でした。子どもが家にいることでおやつに買ったり、甘いチョコレートを食べてストレス解消していたのかもしれませんね。
 

新型コロナ流行中と、いったん落ち着いた時期との比較で、食料品の購入に変化はあったか

次に、新型コロナウイルス流行中(2020年3月から5月)と現在(2020年6月)と比較し購入頻度が増えた食料品を聞いたところ、「とても購入が増えた/購入が増えた」のは「お菓子類」(16.0%)で、お菓子を買う頻度はますます増えているようです。
 
理由は「家にいることが多くなったため」や「間食が増えたため」が挙げられ、コロナ太りが懸念されます。
 
緊急事態宣言が解除されたこともあってか、ストレス解消という理由は挙がりませんでした。
 
以下も「冷凍食品」「パン類」と緊急事態宣言発令前後の際と変わりませんでした。
 
緊急事態宣言解除後も引き続きテレワークという企業も多いため、手軽に食べられる食品のニーズが高いのだと思われます。
 

今後の購入頻度が増えそうなのは「そうめん」。経済活動再開で買い物はコロナ前に戻りつつある

現在(6月時点)と比較して、今後の購入頻度が増えそうな食料品を聞きました。
 
麺類やご飯の中で最も「購入が増えると思う」のは「(乾麺)そうめん」で10.6%となりました。
 
暑くなる季節を迎えてそうめんがトップに躍り出ました。
 
保存もできるので買いだめも可能です。
 
次いで「カップ麺」(9.0%)、「(乾麺)パスタ・スパゲティ」「袋麺」(7.2%)した。お菓子やパン、乳製品などの中では「食パン」(8.6%)、「牛乳」(8.3%)、「ヨーグルト」(7.5%)となりました。
 
多くの学校が再開され、オフィスへ出勤し始める人も出てきたので、お菓子が減り、手軽に朝食がとれる食パンなどのニーズが高くなったのでしょう。
 
緊急事態宣言解除後1ヶ月を経て、再び感染者数は急増しています。
 
3月末から5月のように、買い物回数を減らした方がいいかもしれません。
 
新しい生活様式で、ひとりひとりが感染を防ぐ行動をとることが必要でしょう。
 
[出典]
※株式会社ネオマーケティング「新型コロナウイルス禍の食料品購入に関する調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部