実際のところ、独身女性のお金の使い方・使い道や月収、貯金額や男性に求める最低年収などはどうなっているのでしょうか。
今回は、株式会社タンタカが発表した「独身女性の金銭感覚についての調査結果」(※1)を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
生活に余裕がない人がこんなにも! 独身女性の収入と支出
この調査は、20代の独身女性500人を対象に行われたもの。まずは基本情報として、独身女性の収入と支出を抑えておきましょう。
【月の給料(副業含む)はいくらですか?】
1位:15万円〜20万円未満 26.4%
2位:20万円〜30万円未満 22.2%
3位:1円〜5万円未満 17.6%
4位:5万円〜10万円未満 12.8%
5位:10万円〜15万円未満 12.4%
およそ5割の人が15万円から30万円、およそ4割の人が1円から15万円の月収を得ていることがわかります。実家暮らしの方も多いのか、6位は「0円」で約4%でした。月収30万円以上の人は、わずかに4.8%という結果に。
では、対して支出はどうなっているのでしょうか。
【トータルの月々の支出額を教えてください(ローンの返済も含む)】
1位:5万円〜10万円未満 30.6%
2位:1円〜5万円未満 27.8%
3位:10万円〜15万円未満 23.4%
4位:15万円〜20万円未満 12.2%
5位:20万円〜30万円未満 4.8%
5割強の人が、5万円から15万円を支払っているようです。5万円未満に収まっている人はおよそ3割、いっぽうで10人に1人は月に15万円から20万円出ていくということもわかります。
このような収入と支出のバランスから、独身女性は自分の生活をどう感じているのでしょうか。
【生活に余裕はありますか?(金銭的に)】
・余裕がない 35.6%
・かなり余裕がない 14.4%
・どちらでもない 34.8%
・余裕がある 14.0%
・かなり余裕がある 1.2%
ちょうど半分の人が、金銭的に生活に余裕がないと答えています。いっぽうで、生活に余裕があるという人はわずか15%ほど。また、生活に余裕があるともないとも感じず、それなりに楽しんでいるという人も3割ほどいることがわかります。
それにしても、人生を謳歌していそうなイメージのある20代の独身女性の2人に1人は、金銭的にカツカツの生活を送っているというのは意外な事実なのではないでしょうか。
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キャッシング、カードローン、リボ払いの利用率は?
生活に余裕がないとなると、借金をしたり、支払いをリボ払いにしたりする人も多いのでしょうか?
【カードローンやキャッシングなどを利用したことはありますか?(複数回答可)】
1位:ない 71.8%
2位:クレジットカードのキャッシングを利用したことがある 14.5%
3位:銀行カードローンを利用したことがある 6.6%
4位:消費者金融を利用したことがある 5.6%
5位:その他のカードローン・キャッシングを利用したことがある 1.5%
およそ7割の人は、カードローンやキャッシングを利用したことがありませんでした。利用したことがある人のなかでもっとも多かったのは、クレジットカードのキャッシングのようです。クレジットカード自体がある意味借金ということもあり、抵抗が少ないのかもしれません。
では、そんなクレジットカードのリボ払いについてはどうでしょうか。
【クレジットカードのリボ払いを利用したことはありますか?】
・ない 77.8%
・よく利用する 3.6%
・たまに利用する 7.8%
・過去に利用したことがある 10.8%
リボ払いについては、ほとんどの人が利用したことがないと回答しています。現在進行系で利用している人は、全体の1割ほどという結果に。20代の独身女性の間では、リボ払いはメインの手段ではないのかもしれません。
イマドキの独身女性は副業が当たり前?
では次に、気軽に収入を増やせる手段として、副業の実態を見てみましょう。
【副業は行っていますか?】
・はい 55.8%
・いいえ 44.2%
なんと、半数以上の人が副業を行っているようです。意外に多いのではないでしょうか。
エン・ジャパン株式会社が発表した「副業実態調査」の結果(※2)によると、副業を希望する理由は以下の通り。
【副業を希望する理由を教えてください。(複数選択可)】
1位:収入を増やしたい 88%
2位:知見・視野を広げたい 22%
3位:スキルアップを図りたい 21%
4位:キャリアを広げたい 20%
4位:趣味・生きがいを見つけたい 20%
やはり、ほとんどの人が収入を増やす目的で副業をしたいと考えているようです。そのほか、「副業を経験してよかったこと」の設問では「副収入が得られた(79%)」が1位に、「副業で不安なこと」の設問では「手続きや税金の処理が面倒(52%)」が1位に。
副業の目的やメリットは収入増ですが、デメリットとしては税金などの処理が面倒という、どちらにせよお金の問題が主ということがわかります。
意外!? 結婚相手に望む年収の最低ラインは●●万円
最後にこんな質問の回答を見てみましょう。
【将来結婚するとしたら相手男性に求める「最低」の年収はいくらですか?】
1位:300万円以上 25.8%
2位:400万円以上 21.4%
3位:500万円以上 21.2%
4位:200万円以上 11.6%
5位:600万円以上 7.0%
実は6位に入ったのは、「200万円未満でも可」(4.6%)でした。質素な印象のランキングになりましたが、イマドキの20代の独身女性は結婚相手に求める年収をかなり現実的に見ているのでしょうか。
それとも、共働き+家事や子育ても同じだけ負担するという、現代ならではの思考が反映されているのでしょうか。これからも、時代が進むごとに独身女性の金銭感覚を追っていくと、世相が映し出されて興味深いかもしれませんね。
[出典]
※1 株式会社タンタカ「独身女性の金銭感覚についての調査結果」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
※2 エン・ジャパン株式会社「副業実態調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部