更新日: 2020.08.27 その他暮らし

東武東上線沿線から都内にお得に出るには?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

東武東上線沿線から都内にお得に出るには?
最近、首都圏の私鉄各線では、通勤・通学や休日の外出での利用を目的とした座席指定制の列車が増えています。こうした状況の中、各鉄道会社とも都心との往復にお得な切符を発行しています。
 
本記事では、東武東上線沿線にお住まいの方にお得な「東上東京メトロパス」について解説します。
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東上東京メトロパスとは?

この切符は、東武東上線(池袋~寄居)および東上線の途中から分岐している東武越生線(坂戸~越生)の発駅(寄居を除く)から池袋間の往復割引乗車券と、東京メトロ全線+東上線和光市~池袋間のフリー区間乗車券のセットです。
 
池袋へのアクセスに加え、東京都内に用事がある場合は東京メトロ各線を利用できるので非常に便利といえます。

利用方法は?

券の種類は以下の2つで、有効期限は当日限りとなっています。
・磁気乗車券(いわゆる普通の切符)
・PASMO(他のICカード乗車券は対象外)

 
PASMOの場合は、デポジット代(500円)を支払って新規に入手する、またはすでに利用している記名/無記名PASMOのいずれかで利用可能です。クレジットカード機能が付いていたり、定期券として利用しているPASMOには対応していないので注意が必要です。
 
購入場所は以下のとおりです。
・東上線/越生線各駅の窓口(PASMOで購入の場合は有人改札口)
・東上線/越生線主要駅の定期券発売機能付き自動券売機

ただし池袋、和光市、寄居駅では発売していません。
 
また、着席整理券を別途購入することで座席指定制のTJライナーを利用可能になるので、例えば買い物などで荷物が増えたら池袋からゆったり座って帰るという使い方もできます。

どれくらいお得になるの?

主要駅からの東上東京メトロパスの利用料金を見てみましょう。

大人 小児
成増 920円 460円
志木 1000円 500円
ふじみ野 1090円 570円
川越市 1250円 650円
坂戸 1470円 750円
越生 1670円 840円
森林公園 1670円 840円
小川町 1820円 920円

 

以下は池袋からの通常運賃(ICカード乗車券未使用の場合)×2です。

大人 小児
成増 520円 260円
志木 640円 320円
ふじみ野 740円 380円
川越市 960円 480円
坂戸 1200円 600円
越生 1480円 740円
森林公園 1480円 740円
小川町 1640円 820円

この比較から、大人の場合であれば往復運賃+200円~400円程度の範囲で東京メトロに乗り放題という計算になります。
 
東京メトロの運賃については、切符の購入で170円、200円、250円、290円、320円の5段階ですので、池袋から目的地まで往復したとすれば、大体の場合は東上東京メトロパスを購入した方がお得になることが分かります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私鉄沿線から都内に出る場合、お得な切符があるので調べてみてはいかがでしょう?
 
出典・参考
東武鉄道 東上東京メトロパス
東武鉄道 池袋駅 きっぷ運賃表
東京メトロ 消費税率改定に伴う旅客運賃のお知らせ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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