更新日: 2020.10.02 その他暮らし

秋の味覚サツマイモに年間いくら使ってる? 支出が一番多い都市はどこ?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

秋の味覚サツマイモに年間いくら使ってる? 支出が一番多い都市はどこ?
秋になると「サツマイモ」が食べたくなります。秋の味覚であるサツマイモは、 食物繊維のほか、ビタミンB1、カリウムなどが豊富に含まれています。焼き芋や天ぷらだけでなく、スイートポテトや大学芋など、スイーツにしてもおいしいですよね。また、イモ掘りは定番の秋のレジャー。アウトドアで楽しめるので、密も回避できそうです。
 
ところで、みんなはサツマイモをどれくらい購入しているのでしょう。総務省統計局家計調査の二人以上の世帯の結果(※1)から、サツマイモをどれくらい買っているのか見てみましょう。
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サツマイモに年間いくら使っている? サツマイモへの支出が一番多い年は?

総務省統計局家計調査の二人以上の世帯における、平成29年から令和元年のサツマイモへの平均支出額は1019円でした(※1)。
 
都市別に見ると、1位は「徳島市」の1911円でした。徳島といえば、栗のようにホクホクした「鳴門金時」ブランドが有名ですよね。2位は「京都市」の1436円、3位は「大阪市」の1301円でした。関西で人気のようです。最下位は「青森市」の784円。寒いエリアなので人気がありそうなイメージでしたが意外ですね。

秋から冬にかけて、サツマイモをよく食べる。最近は若い人にも人気?

統計局の「家計ミニトピックス」によると(※2)、平成26年から平成28年の平均におけるサツマイモの1世帯当たり1ヶ月間の購入量を月別に見ると、10月が336gと最も多く、最も少ない6月(103g)に比べて3.3 倍となっています。4月から8月までは購入量が平均を下回っており、旬の秋から冬にかけてよく食べられているようです。
 
また、サツマイモの年間購入量を世帯主の年齢別に見ると、70歳以上の世帯が3.8kgと最も多く、最も少ない39歳以下の世帯(1.9kg)の2倍となっています。
 
また、10年前の平成18年と比較すると、39歳以下では購入量が増加しているものの、 40歳以上の各年齢階級では減少しています。最近では若い人に人気が出てきたのかもしれません。韓国アイドルがサツマイモダイエットをしていることが日本でも話題になりました。
 

サツマイモのルーツは中南米。日本に伝わったのは1600年ごろ

農林水産省の資料(※3)によると、サツマイモは1600年ごろ、中国から日本にやってきました。琉球から薩摩に伝わったので「サツマイモ」とよばれています。八代将軍吉宗のころに、蘭学者の青木昆陽によって全国に広められました。これについては日本史で勉強して知っているという人も多いのでは?
 
もともと、サツマイモはメキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれました。紀元前800年から1000年ごろには、中央アンデス地方でサツマイモがつくられていたそうです。
 
コロンブスが15世紀の終わりにアメリカからサツマイモをヨーロッパに持ち帰り、アフリカ、インド、東南アジアの植民地に持ちこまれたことで、世界中に広がったとのことです。長い年月を経て世界中で食べられるようになったのですね。
 
サツマイモは、例年関東では10月中旬から11月上旬、九州では10月上旬から11月下旬ごろに収穫されます。これからが本格的な旬のシーズン。さまざまな食べ方でサツマイモをおいしくいただきたいですね。
 
[出典]
※1:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」(2017年(平成29年)~2019年(令和元年)平均)
※2:総務省統計局「家計ミニトピックス 秋の味覚II『サツマイモ』」
※3:農林水産省「サツマイモどこから来たの?」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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