2020年7月22日より東京都を除外した形でスタートしましたが、10月1日より東京都民の都内旅行や東京都を目的地とした旅行が追加対象となりました。ついに東京都も「Go To トラベル」解禁となりましたが、実際に旅行関連への支出は増えるのでしょうか。
家計簿サービス「Zaim」を運営する株式会社 Zaim(くふうカンパニーグループ)は 10月8日、「Go To トラベル事業」の影響を鑑みた速報として、Zaimユーザーの都道府県別の旅行関連の支出金額を調査、報道発表しました。早速結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
東京都が「Go To トラベル」対象となった最初の土日では、旅行関連支出が自粛期間の9.4倍に
9月15日、「Go Toトラベル」の対象となる東京発着の旅行商品の販売が18日正午以降に始まると発表されました。
その直後の9月19日から22日の4連休や、「Go To トラベル」が東京が対象となった10月最初の土日(3日から4日)の首都圏の旅行・レジャーなどのZaimユーザーの支出は、今年3月から5月末の自粛期間と比較し、大幅に増加していることがわかりました。
自粛期間中の土日の旅行関連支出は極めて低く、平均163円でした。特に高速料金は75円と、100円にも満たない金額に。しかし、9月4連休における旅行関連支出は平均852円となり、特に「旅行」は1452円と、旅行関連支出の中で最も高くなりました。
さらに10月に入ると、「Go To トラベル」東京解禁後の最初の土日における旅行関連支出は平均1537円と、自粛期間の9.4倍、9月4連休と比較しても1.8倍の支出になりました。また、2019 年の10月初週と比較すると、同水準まで持ち直しています。
これまで自粛、自粛と我慢してきた国民は、「Go To トラベル」東京解禁を機に、多くの人が旅行に行ったようです。私たち国民も、緊急事態宣言当時と比べ、ソーシャルディスタンスを取ることや、マスクや手洗いが習慣になり、ウィズコロナの生活が身についてきました。
また、コロナ禍でダメージを受けた旅行関連業界を支援したいという人もいるでしょう。それが9月4連休や10月最初の土日の人出および支出に繋がったのだと思われます。
このように、「Go To トラベル」東京解禁で、2020 年前半に大幅に低下していたお出かけ・レジャー関連の消費が活発化の傾向を見せています。ただし、東京を拠点としたレジャー活動は、新型コロナ感染者数がいまだに多いこともあってか、昨年よりも人気が低下しているようです。
公式サイトで申し込み
【PR】アイフル
おすすめポイント
・WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
・最短1時間でご融資も可能!(審査時間込)
融資上限額 | 金利 | 審査時間 |
---|---|---|
最大800万円 | 3.0%~18.0% | 1秒診断(※) |
WEB完結 | 無利息期間 | 融資スピード |
※融資まで | 30日間 | 最短20分 |
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
実際の審査では、当社規定によりご希望にそえない場合もあります。
10月最初の土日で支出が最も多かったのは愛知県
10月最初の土日において、支出したユーザー数が最も多かったのは「愛知県」でした。ワーストとなった地域の約 20倍で、2019 年の同期間で1位だった「東京都」を抑え、1位となりました。
ただし、愛知県と東京都はどちらも去年よりも大きく数字を落としています。以下、3位「神奈川県」、4位「埼玉県」、5位「千葉県」のほか、大阪府、北海道、福岡県などの大都市圏が上位を占めました。
新型コロナ感染者数が多い東京都を中心とした首都圏や、その他大都市エリアでは、長期間にわたり感染防止のため外出自粛していた人が多かったので、9月の連休の人出に関する報道を見て、10月は外出する機運が高まったのかもしれません。
新型コロナはいつまでも行動を自粛していても完全に撲滅できるわけではないでしょう。このままでは経済が滞り、収入減で生活に支障が出る人が続出する懸念があります。今後は、感染しないように気をつけながら経済を回して行かねばなりません。
これまで、コロナ禍で鬱々とした気分で過ごして来た人も少なくないでしょう。お得な「Go To トラベル」を利用して、新しい生活様式を心がけつつ、楽しいことをしていきたいですね。
[出典]※株式会社くふうカンパニー「Go To トラベルで旅行支出は増えた?」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部