執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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通帳有料化?
みずほ銀行の発表を細かく見ていくと、紙の通帳を有料化することが目的ではなく、オンラインでの取引明細の確認などデジタル通帳ならではの利便性の向上に加え、紙の通帳を必要としないことで盗難や紛失の心配がなくなることがポイントとなっています。銀行側としても通帳発行のコストが抑えられ、環境にも配慮した改定といえます。
どのようにオンライン化するの?
口座や通帳のオンライン化には、以下の3つのステップが必要です。
- 「みずほダイレクト」に申し込む(すでに利用している人は申し込みは不要)
- 「みずほe-口座」(通帳を発行しない口座)に申し込む
- 「みずほダイレクト通帳」に申し込む
これらの手続きをすることで、2021年1月18日からは通帳を発行しない「みずほe-口座」とデジタル通帳(みずほダイレクト通帳)が利用可能になります。
これまでの紙の通帳の場合、記帳しなかった件数がたまってしまうと残高のみの印字であったり、オンラインでも3ヶ月分しか明細を閲覧できなかったものが、インターネットにアクセスできる環境さえあれば、申込月の前々月より後の最大10年間分の取引明細をいつでも確認できます。
また、確定申告をするために1年分の取引明細が必要という場合でも、確実にさかのぼって確認できるのは便利でしょう。
紙の通帳はどうなるの?
では今後、紙の通帳はどうなるのでしょうか?2021年1月18日以降に口座を開設して紙の通帳を希望した場合、1冊1100円(税込)の発行手数料がかかります。対象となる口座は、普通預金、当座預金、貯蓄預金、定期預金、外貨普通預金、外貨定期預金で、これらの口座の通帳の新規発行あるいは繰越ごとに毎回費用が発生します。
手数料の支払方法は、全ての預金で発行の都度支払うか、普通預金、当座預金、貯蓄預金、定期預金については発行の翌月25日に口座から自動引き落としでの支払いとなります。
ただし、2021年1月17日(予定)以前に開設した口座は、これまでどおり無料での通帳繰越が可能です。また、例外として通帳発行や繰越時に70歳以上の方は手数料が無料となるほか、みずほマイレージクラブSステージの場合も繰越時のみ発行手数料は無料なので、詳細についてはみずほ銀行のホームページで確認しておきましょう。
紙の通帳を継続したい場合の注意点
紙の通帳を継続したい場合、以下のケースでは注意が必要です。
・毎年1月末時点で1年間以上、通帳への記帳をしていない場合
・引き落とし口座の残高不足などで、通帳発行手数料が一定期間支払われなかった場合
上記に該当していると、自動的に「みずほe-口座」に切り替えとなります。メインバンクとして定期的に利用し、通帳に記帳している場合はいいですが、利用頻度が少ない口座で引き続き通帳を必要とする場合は特に注意が必要ですね。
まとめ
以上、みずほ銀行のサービスのオンライン化と紙の通帳の有料化について解説しました。今後は他の銀行も同様の施策をする可能性は高いと思います。これを機に紙の通帳を必要としない口座とデジタル通帳に切り替え、スマートな生活をしてみてはいかがでしょうか。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部