更新日: 2020.12.11 その他暮らし

約6割が電車やバスでの移動時に感染リスクを感じている。感染予防のために公共交通機関を避ける人も

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

約6割が電車やバスでの移動時に感染リスクを感じている。感染予防のために公共交通機関を避ける人も
11月、急激に新型コロナウイルスの感染者数が増加し、さらに緊張感を持って生活する必要が出てきました。緊急事態宣言発令時と異なり、学校やお店、企業は休みにならないので、通勤通学の混雑が大幅に緩和されることはなさそうです。
 
DiDiモビリティジャパン株式会社(東京都中央区)は、「新型コロナウイルスの影響による感染対策・移動に関する調査」を実施しました。感染予防の意識や、移動手段の変化など聞いていますので、結果を見ていきましょう。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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コロナ禍以前と移動の機会があまり減っていない人が半数

コロナ禍の生活意識について質問したところ、「コロナ禍の制限や不安は、生活の前提として受け入れている」と49.4%が回答しました。
 
現在、Go Toキャンペーンなどで、緊急事態宣言の頃と比べて外出や移動の機会は増えています。
 
コロナ禍の移動時間がコロナ禍以前と比べてどの程度減ったか聞いてみると、コロナ禍以前を10割とした場合、現在の移動時間が「10割」が34.6%、「9割」(4.2%)、「8割」(7.8%)「7割」(8.6%)、「6割」(3.4%)「5割」(13.6%)、4割以下が合わせて24.2%、一方で、「増えた」という人も3.6%いることがわかりました。
 
テレワークの推進で在宅勤務が増えたものの、営業や接客など出社せざるを得ない業務に就いている人も多いです。そのため、コロナ禍前後で移動の機会が減っていないか、減っていても2割程度という人が半数ほどのようです。
 

感染予防に1ヶ月あたり1000円以上かけている人が4割以上

現在の生活において、どのようなときに感染リスクを感じるか尋ねたところ、「電車やバスなどで移動する時」が64.6%と最も多く、次いで「飲食店の室内で食事をする時」(52.8%)、「人と対面で会う時」(48.6%)という順になりました。不特定多数の人に接触する際、感染リスクを感じていることがわかりました。
 
次に、感染予防にどの程度お金をかけているか、1人あたり1ヶ月の平均金額を聞いたところ、「1000円~1999円」が22.4%と最も多く、「500円~999円」(20.8%)、「500円未満」(19.8%)が続きました。1000円以上かけている人が44.8%と、半数近くになることがわかりました。
 
また、「使い捨てではないマイマスクを持っている」と回答した人が53.6%、「アルコール消毒グッズを携帯している」と回答した人も34.6%いました。コロナ禍で感染予防のためにお金を使っている人が多いようです。
 

感染予防にお金をかけている人は、徒歩、自動車、自転車での移動が増える。タクシーを使う人も1割ほど増加

感染予防に1000円以上お金をかけている人に移動手段に関して質問しました。このうち、27.2%が「感染リスクの低さを一番に移動手段を選ぶ」と回答しました。
 
また、「プライベートの移動では感染リスクの低い移動手段を使う」と回答した人は40.6%にものぼり、感染予防にお金をかけている人の意識の高さが伺えます。増えた移動手段としては、「徒歩」(54.5%)、「自動車」(33.5%)、「自転車」(28.1%)が多く挙げられました。できるだけ公共の交通機関を避けていることがわかります。
 
他に「流しのタクシー」(5.8%)、「配車アプリ経由のタクシー」(5.8%)と、タクシーを選ぶ人も1割ほど増えたようです。
 
タクシーを魅力的に感じる理由としては、「電車やバスで不特定多数と接触せずに移動できる」「混みやすい駅やターミナルを通らなくて済む」などが挙げられました。
 
アプリで配車を手配すれば、行き先を伝える必要もなく、決済もできるのでさらに接触が減ります。電車やバスよりは密が避けられそうですが、費用が高いのがネックですね。
 
新型コロナウイルスの終息の時期が見えないですが、通勤通学のほか、用事があれば公共交通機関を使わざるを得ません。私たちにできることは、マスクをして人と話さず、帰宅したら手洗いうがいをするなど、感染予防に努めるほかないですね。
 
[出典]※DiDiモビリティジャパン株式会社「新型コロナウイルスの影響による感染対策・移動に関する調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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