更新日: 2020.12.21 その他暮らし

withコロナ時代の結婚式。上手に節約する方法って?

執筆者 : 下中英恵

withコロナ時代の結婚式。上手に節約する方法って?
新型コロナウイルスの影響で、大勢のゲストを呼んだ結婚式や、海外でのリゾートウエディングが難しい状況が続いています。
 
これからの結婚式は、リモートでゲストとつながったり、ゲストを少人数にしたりと、ウイルスの感染を防ぐ対策が必要となりますが、実は工夫次第で大きな節約にもつながります。今回は、withコロナの結婚式事情を紹介します。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

結婚式での感染リスクとキャンセル料

家族や友人がたくさん訪れる従来の結婚式は、残念ながら、新型コロナウイルスの感染リスクが高くなってしまう可能性があります。
 
ゲスト一人ひとりが記帳し、ご祝儀を渡す受け付け、乾杯のあいさつや円卓での食事、新郎新婦がゲストのテーブルを回るキャンドルサービスなど、人が密集したり、直接接触してしまうシーンが多いので、今までのスタイルでは安心して結婚式を挙げることができません。
 
実際のところ、2020年は結婚式をキャンセルにしたり、延期せざるを得なかったカップルも多かったようです。
 
特に、結婚式を中止した場合はキャンセル料を支払わなければならず、新郎新婦にとっては大きな出費となりました。招待状や席次表などすでに印刷してしまったものや、用意してしまった造花など、実費のみをキャンセル料として支払うケースが多いようですが、中には会場側とキャンセル料の支払いでトラブルとなったケースもあります。
 
実際にキャンセル料でトラブルとなっている場合は、地域の消費生活センターに相談することも可能です。もしも困っている方がいれば、ホームページ(※1)を確認してみましょう。
 

新しい結婚式

これから結婚をしようと考えているカップルは、感染リスクを抑えた結婚式を企画する必要があります。例えば、新郎新婦と少人数の家族だけの結婚式、新郎新婦だけのフォトウエディング、インターネットを利用したリモートウエディングなどが考えられます。
 
少人数の結婚式は、会場費や装飾費を節約することが可能です。フォトウエディングの場合、衣装のレンタル代に加え、3万円~10万円くらいで行うことができます。また、リモートウエディングについては、タダでも開催可能です。衣装やゲームなどの企画費用のみで済ますことができます。
 
もともと思い描いていたような結婚式ができないと、残念に感じるカップルも多いと思いますが、withコロナの結婚式は、自分たちの工夫次第で大きな節約につながります。
 

上手なお金の使い方

結婚式で節約することができた費用は、結婚の記念に残るような使い方を考えてみましょう。例えば、少し高価なペアウオッチを購入する、新居用に好きな家具や家電をそろえる、新型コロナウイルスの終息後に海外旅行に行くなどです。もちろん、将来的に結婚式を挙げるために貯蓄をしておくというのも良いでしょう。
 
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2020」によると、結婚式関連の費用総額は平均で362.3万円となっています(※2)。結婚式にかかるお金を節約した分、自分たちのために自由に使えるとすると、いろいろと選択肢の幅も広がりますね。悲観的にならずに、ぜひ2人でお金の使い方を考えてみましょう。
 
いかがだったでしょうか。新型コロナウイルスの影響で、結婚式のスタイルも大きく変更せざるを得なくなっています。withコロナの結婚式は、お金のかけどころ、節約のしどころにメリハリをつけて、2人の記念に残る結婚をしましょう。
 
出典
(※1)独立行政法人国民生活センター 全国の消費生活センター等
(※2)株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ゼクシィ 結婚トレンド調査2020
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
 

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