
日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)の調べによると、コロナ禍で、以前と比べて紙の書籍・雑誌を購入する機会が増えたという人は、14.1%でした(※1)。電子書籍や漫画アプリなどを利用する人は増えたものの、紙の本を買う人も一定数いるようです。紙の本を買い続けると、だんだん本棚に本があふれてきます。みなさんは、不用になった本をどうしていますか? 今だと、フリマアプリで売ったりしているのでしょうか。
楽天株式会社(東京都世田谷区)が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」は、ユーザーを対象に「本に関するアンケート調査」を行いました(※2)。昨年の緊急事態宣言発出以降の本に関する行動の変化や、不用な本の所有状況などについて見ていきましょう。
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目次
緊急事態宣言以降、4人に1人が読書時間が増えたと回答。若年層ほど増える
昨年4月の緊急事態宣言以降の、読書時間の増減について調査したところ、25.4%が「増えた」と回答しました。年代別で見ると、本を読む時間が最も増えたのは「10代」の31.3%で、次いで「20代」(28.2%)、「30代」(27.5%)、「40代」(26.6%)と、若年層ほど読書の時間が増加したことが明らかになりました。学生は学校が休校になったり、オンライン授業となったり、友達と遊びに行く機会が減ったりと、時間に余裕ができたのかもしれませんね。
3割がフリマアプリで本を売買する機会が増えたと回答。10代では4割
また、フリマアプリで本を売買する機会が増えたか尋ねると、30.6%が「増えた」と回答しました。こちらも「10代」が39.2%と最も多く、次いで「20代」(33.2%)、「40代」(32.1%)、「30代」(31.7%)と、若年層ほどフリマアプリで本を売買する機会が増えています。
フリマアプリで本を買って、読んだ後は売る、といったように、若い人たちはフリマアプリの中で経済をうまく回しているみたいです。そうすると、不用な本を持つ必要がないため、部屋も片付いて一石二鳥ですね。また、本屋に行かずに家で取引ができるのも、外出を控えねばならないコロナ禍では魅力のようです。
不用な本は60代では134.4冊。フリマアプリで売ると15万円以上に?
それでは、みなさんは不用な本をどれくらい持っているのでしょう。そこで、1人あたりの「不用な本の平均冊数」について調べたところ、全体で平均76.4冊の不用な本を持っていることがわかりました。
当然といえば当然なのですが、年代が上がるほど不用な本をたくさん持っており、「60代以上」は134.4冊と最も多く、次いで「50代」が110.5冊、「40代」が69.7冊と、たくさんの不用な本を持っていることがわかりました。一度読んだら二度と読まない本がほとんどの人もいるでしょうね。
もし、不用な本を売ったとしたら、どのくらいの金額になるのでしょうか。そこで、「不用な本の平均冊数」と2020年の楽天「ラクマ」の本カテゴリーにおける平均取引価格を掛け合わせ、「ラクマ」で不用な本を売却した場合に得られる金額を算出しました。
その結果、持っている本の資産価値は、「60代以上」では15万749円相当、「50代」では13万1418円相当、「40代」では8万2843円相当になることがわかりました。フリマアプリで不用な本を売却できれば、部屋が片付く上、お金に変えることができます。
年代が高い人においてはフリマアプリを使ったことがないという人も多いかもしれませんが、匿名配送もできるので簡単に取引することができます。読まない本は、家に寝かせているだけではもったいないので、一度フリマアプリで不用な本を売ってみてはいかがですか?
[出典]
※1:株式会社NEXER「【紙の書籍・雑誌】コロナ禍以降購入する機会が増えた人・減った人、その理由は?」(株式会社 PR TIMES)
※2:楽天株式会社「本に関するアンケート調査」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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