更新日: 2021.03.12 その他暮らし

銀行の振込手数料を安く抑えるにはどんな方法がある?

執筆者 : 柘植輝

銀行の振込手数料を安く抑えるにはどんな方法がある?
キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、通販で買った商品の代金支払いや家族への仕送りなどで、銀行窓口やATMからの振り込みを利用される方もまだまだいらっしゃることでしょう。その際の手数料、気になったりしませんか?
 
一回一回は高額ではなくとも、ちりも積もればなんとやら。今回は、そんな銀行振り込みにかかる手数料を安く抑える方法を紹介します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

インターネットバンキングを利用する

楽天銀行など、インターネットバンキングを利用した場合は利用状況に応じて毎月一定回数まで振込手数料を無料としている金融機関があります。また、無料とまではいかなくても、銀行窓口やATMと比較して振込手数料が格安であることも多いです。
 
インターネットバンキングと聞くと、街でよく実店舗を見かける大手の金融機関は行っていないと思われがちですが、実はそうではありません。
 
みずほ銀行など実店舗や窓口を有している金融機関でも、インターネットバンキングのサービスを提供していることがあります。その場合、既存の口座を持っていれば一定の手続きをすることでサービスを利用できる場合がほとんどです。
 
完全に実店舗を持たないネット銀行のインターネットバンキングを使うことを不便に感じてしまうのであれば、実店舗を持ちながらインターネットバンキングのサービスにも対応している金融機関を利用するとよいでしょう。
 

振込先と同じ金融機関の口座を使う

基本的に振込手数料は、同じ金融機関同士の方が格安になります。例えば、みずほ銀行ではATMで他の金融機関あてに現金を振り込むと440円の手数料がかかるところ、同じみずほ銀行の本支店あてであれば220円と半額になります(3万円未満の場合。2021年3月9日現在)。
 
例えば家族への仕送りなど、定期的にお金を振り込む必要がある場合、振込先の口座と同じ金融機関の口座を用意しておくことをお勧めします。
 

振込金額を調整する

もし振込金額を調整できる場合は、3万円未満の振込額とすると手数料を安く抑えることができます。多くの銀行においては振込金額によって手数料が変動する仕組みとなっており、その変動ラインを3万円としているところがほとんどなのです。
 
みずほ銀行であれば、同じみずほ銀行の口座から他の支店または本店口座あてにATMで現金を振り込む場合、前述したとおり3万円未満では220円の振込手数料がかかりますが、3万円以上となると一気に倍の440円まで跳ね上がります。
 

キャッシュレスアプリを利用する

PayPayやLINE Pay、au PAYなど、スマートフォンでも利用できる決済アプリを使い、アプリの利用者間で送金を行うことでも金融機関への振込手数料を抑えることができます。
 
アプリ間での送金は、ほとんどのアプリで無料となっています。仮にアプリ間でやり取りしたお金を銀行口座に移動する場合であっても、多くのアプリで100円や200円といった低額な手数料で移動することができます。
 

銀行の振り込みはインターネットバンキングがお得

金融機関の口座に振り込むことが多い場合、振込手数料が無料であったり、格安なインターネットバンキングを利用するのがお得です。
 
最近では実店舗を持つ大手金融機関などでも、インターネットバンキングのサービスが利用できるケースが増えています。振込手数料がもったいないと感じている場合は、インターネットバンキングやキャッシュレス決済を利用したり、手数料が安い金融機関をチェックしてみてはいかがでしょうか。
 
出典
みずほ銀行 振込手数料(1件あたり)
 
執筆者:柘植輝
行政書士
 

ライターさん募集