更新日: 2021.04.21 家具・片付け

片づけの美学97 洗面所ってなぜか汚れていく……お掃除と片づけ6つのコツ

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学97 洗面所ってなぜか汚れていく……お掃除と片づけ6つのコツ
洗面所は1日に何度も使う場所です。家族の人数が多いほど使用回数が増え、汚れやすくなります。そして、使う機会が多いゆえに、洗面所はモノがたまりやすい場所でもあります。
 
他の家族が置いたモノだと、移動させてよいのか、洗濯するつもりのモノなのかも分からず、放置しがちなのも原因の1つ。洗面所のお掃除と片づけ・収納のコツをご紹介します。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

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キレイをキープ(1) ティッシュボックスを置く

洗面所のキレイをキープするために欠かせないのは、「小まめな掃除」です。気が付いたら、サッと汚れを取り除くことが大切。そのために、手軽な掃除道具が手元にあると助かります。
 
ティッシュペーパーなら、身支度にも使えるし、使い捨ての拭き掃除にもぴったりです。吸盤付きのティッシュホルダーなどを使って壁に付けると、じゃまにならず、とても便利です。
 

キレイをキープ(2) ハンディ掃除機を置く

洗面所はホコリ・髪の毛がたまりやすい場所です。気が付いたときに手軽に掃除機をかけられると、便利です。
 
ハンディ掃除機であれば、壁に立てかけたり、隅に立てたりコンパクトにしまうことができます。
 

キレイをキープ(3) 掃除は上から

お掃除の鉄則、「上から掃除し始める」は、洗面所にもあてはまります。日常のサラッと掃除のときも、少し頑張る掃除でも、常に上に目を向けてからスタートしましょう。
 
サッと掃除をする場合、水とティッシュや素手だけでもOK。水栓を濡れた手やティッシュでこする、洗面ボールの縁のほうから排水口に向けて汚れやホコリなどを流すという数秒の作業でも、キレイをキープできます。
 
しっかりお掃除の場合、水栓を乾いたタオルなどで磨き上げるとピカピカ光って気持ちがよいです。さらに上に目を向けて、換気扇まわりのホコリ・棚につもったホコリをはたきやハンドワイパーなどで取り除きます。
 
水栓のゴミ受けの掃除も大切。ティッシュを使って絡まったゴミを取り除きます。最後に床掃除をしましょう。
 

キレイをキープ(4) お湯を待つ30秒を掃除に充てる

洗面所掃除を毎日続けるのは、とても大変なことです。時間を改めて取るよりも、朝の洗面所タイムについでに終わらせてしまいませんか。
 
洗顔用のお湯が出るまでの30秒。流す水を利用して洗面ボールを流したり、隅のホコリをティッシュでふき取ったり、水栓のゴミ受けを洗ってみましょう。
 

キレイをキープ(5) 余計なモノは置かない

洗面台のまわりにモノがたくさん置いてあると、掃除がしづらくなります。また、ホコリもつきやすくなります。洗面所にないと困るモノ以外は、別の置き場所がないか検討してみましょう。
 
例えば、洗剤ストックや掃除道具などで手狭になっていませんか? 面積に余裕のない洗面所のようなスペースには、必需品だけで十分です。
 

キレイをキープ(6) 一時置きを設置

洗面所には、何かとモノが集まってきます。衣類、掃除用具、洗濯に関するもの、学校用品など、「洗濯のため」「洗うため」「使い終わったから」という理由で寄せられてきます。自分のモノではないから、とそのままにしておくと、長い間その状態が続いてしまいます。
 
限られたスペースを快適にするには、「何も置かれていない台・場所」があると便利。いったんは置いてよいけれど、ずっとは置いてはいけない「一時置き」として使います。何も置いていない広めのスペースがあると、洗面所が少し広く見えますし、スッキリ見える効果もあります。
 

洗面所は2ヶ月に1度見直す

洗面所は定期的にモノの集まり具合をチェックできると、キレイをキープしやすくなります。2ヶ月に1度くらいの頻度が理想的。洗濯のつもりで置いたままの衣類や季節衣類、ずいぶん使っていない化粧品など発見があると思います。
 
定期的なチェックで、気持ちのよい洗面所を作っていきましょう。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表