コンビニATMを1ヶ月以内に利用した人は8割以上！手数料を抑えるために工夫していることは？

お金が必要なときに、最寄りのコンビニエンスストアで手軽に引き出すことができるコンビニATM。利用している人は多いのではないでしょうか。
 
政府の後押しやコロナ禍で、クレジットカード利用やスマホ決済などキャッシュレスが進んでいますが、現金が必要なシーンもまだまだ多いので、コンビニATMのお世話になることは多いでしょう。
 
Office With（大阪府大阪市）は、345名の男女を対象に、過去1ヶ月以内にコンビニATMを利用している人がどの程度の割合いるのかについて、アンケート調査を実施しました。コンビニATMをどのくらい利用しているか、手数料がかからないようどんな工夫をしているかなど聞いていますので、結果を見ていきましょう。

過去1ヶ月のコンビニATM利用者は8割以上。2割弱は手数料がいくらか把握していない

過去1ヶ月以内に現金の出し入れにコンビニのATMを利用したかと尋ねたところ、「利用したことがある」と回答した人は、全体の81％にのぼりました。近場のコンビニATMでお金を下ろしたり、入金する人はとても多いことがわかりました。ただし、多くの銀行のカードでは、コンビニATMの利用時に手数料がかかってしまいます。
 
そこで、コンビニATMで取られる手数料を把握しているか聞いたところ、82％が把握していると回答しました。急に現金が入り用になった場合は、手数料がかかってもコンビニATMを利用したいようです。
 
一方、残りの18％の人はどれだけの手数料がかかるのかを把握していませんでした。休日でも時間外でも手数料を気にしないでコンビニATMを利用していると、手数料だけで簡単に月1000円を超えてしまいます。
 
仮に毎月1000円手数料を払っているとすると、1年では1万円を超えてしまいますね。ちりも積もれば山となります。手数料がいくらかかるかは気にした方がよさそうです。
 

コンビニATMの利便性を加味しても、手数料は妥当でないという人が約6割

コンビニのATMはわざわざ銀行に行かなくても、入出金できて便利ですが、多くの銀行のカードでは日中も手数料がかかります。そこで、コンビニATMの手数料は利便性を考えると妥当だと思うかと聞いたところ、「妥当だと思う」と回答したのは34％でした。一方で、58％と6割近くが「妥当とは思わない」という結果に。利便性がよくても手数料はなるべく払いたくないようです。
 

コンビニATMの手数料がかからないよう、工夫していることは？

コンビニのATMで手数料がかからないようにしている工夫を尋ねました。約半数の47％がしていると答えたのは「時間帯・曜日を気にしている」でした。平日・時間内での出金や預け入れを意識していることがわかります。
 
また、「手数料がかからない銀行口座を利用している」が22％。例えば、セブン銀行は7:00から19:00まで引き出し無料、預け入れは24時間無料です。
 
ローソン銀行は7:00〜19:00まで引き出し、預け入れともに無料、イオン銀行のコンビニATM（ミニストップ）は24時間365日入出金手数料が無料です。ファミリーマートでは、ゆうちょ銀行のカードなら24時間365日入出金手数料が無料になります。
 
次いで「銀行ごとの無料回数分しか利用しない」が17％で続きました。銀行によって何回かコンビニATMの手数料が無料になります。その回数は各銀行が定めた条件によって異なりますので、自分が利用している銀行のホームページを確認しましょう。
 
［出典］
Office With「コンビニATMの利用率調査で81％の人が過去1ヶ月内に利用したと判明！ コンビニATMを利用する理由や手数料の負担についてアンケート調査を実施」（株式会社 PR TIMES）
株式会社セブン銀行「手数料一覧」
株式会社イオン銀行「コンビニATM（ミニストップならさらにおトクに！）」
株式会社ゆうちょ銀行「ファミリーマートのゆうちょATMが使えます！」
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部