最終更新日: 2021.04.28 公開日: 2021.05.03
暮らし

新型コロナで家計が急変した場合、大学から学生への支援とは?

新型コロナウイルス感染症が収束しない中、大学生はオンライン授業中心という大学も多いようです。
 
アルバイト収入の減少や家計の急変により学費を支払うことが難しくなっていたり、オンライン授業の機器の準備費用が負担になったりしているという大学生も多いでしょう。
 
今回は、コロナ禍で金銭的な不安を抱えている学生向けの支援を行っている大学を紹介しながら、困った時の対応についてお伝えします。
 
福島佳奈美

執筆者:

執筆者:福島佳奈美(ふくしま かなみ)

【保有資格】CFP(R)・1級ファイナンシャルプランニング技能士・DC(確定拠出年金)アドバイザー

大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務。子育て中の2006年にCFP資格を取得、FPとして独立。「ライフプランニング」をツールに教育費や保険、住宅ローンなど家計に関する悩みを解決することが得意です。

福島佳奈美

執筆者:

執筆者:福島佳奈美(ふくしま かなみ)

【保有資格】CFP(R)・1級ファイナンシャルプランニング技能士・DC(確定拠出年金)アドバイザー

大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務。子育て中の2006年にCFP資格を取得、FPとして独立。「ライフプランニング」をツールに教育費や保険、住宅ローンなど家計に関する悩みを解決することが得意です。

コロナによる家計が急変した場合は随時奨学金を受け付けている

新型コロナウイルス感染症により、家計の急変やアルバイト収入の減少で大学の学費の支払いが困難になっている学生が増えています。経済的に今後の見通しが立てにくい場合、まずは奨学金の利用を検討しましょう。
 
日本学生支援機構の奨学金は、春と秋に募集がありますが、災害などにより家計が急変した場合には、随時申し込みを受け付けています。新型コロナウイルス感染症の場合も、家計急変による申し込みの対象です。
 
奨学金の採用にあたっては、家庭の収入が判定基準になります。通常でしたら前年度の確定した所得で判定されますが、家計が急変した学生等については家計が急変した後の所得の「見込み」で判定を行います。学費が払えなくなってしまう前に、早めに奨学金の申し込みをして対策を立てましょう。
 
また、大学独自の奨学金や授業料減免、一律の給付金などの支援を行っている大学も数多くあります。
 
2020年度は下記のような支援が行われました(一例)。
 

■茨城大学(※1)

生活困窮学生に対する緊急経済支援奨学金として、5万円の「給付型奨学金」を200人の学生に支給。また、15万円(上限)を貸与型奨学金として貸与。
 

■東海大学(※2)

新型コロナウイルス感染症の蔓延を原因として家計が急変した学生に、30万円(原則)の「東海大学新型コロナウイルス感染症対応応急奨学金(給付型)」を実施。
 

■関西大学(※3)

新型コロナウイルス感染症により世帯収入が著しく減少し就学困難な学生に、12万円の「緊急奨学支援金-新型コロナ急変奨学金-」を実施。2021年度入学の新入生にも実施予定。
 
今後も同様の支援が行われる可能性もあります。在学している大学のホームページは随時チェックしましょう。また、自治体や民間団体の奨学金でも、家計急変による緊急採用を行っているところがありますので確認してみましょう。
 

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オンライン授業のサポートの有無をチェック

オンライン授業では、パソコンやWi-Fi機器などの準備が必要となりますし、通信料金も継続的にかかるため、経済的な負担が増えることもあります。大学もそのための支援を用意しているところが多くあります。
 
2020年度は、文部科学省がこれまでオンライン授業を行ったことのない大学と高専の支援に乗り出したこともあり、約10万人が大学や高専を通じてパソコンやWi-Fi機器を無償貸与の支援を受けることができました。
 
また、オンライン環境を整備するための資金として、明治学院大学、中央大学などでは、全学生に一律で数万円程度の返済不要の支援金・給付金の支給を行いました。引き続き、2021年度の新入生に対して同様の対応をしている大学もあります。
 

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困った時は大学の学生窓口に相談しよう

コロナ禍で学生生活を続けることが難しい大学生に対して、各大学ではさまざまな支援策を設けています。まずは、大学の学生課や学生支援課などの窓口に問い合わせてみましょう。大学としても、経済的な理由で退学することのないよう、学費の納付猶予や延納、分納などさまざまな支援を行っていますので、大学での学びをあきらめることのないよう、困ったことがあったら相談してみましょう。
 
また、文部科学省の「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学生等への経済的支援一覧」のホームページ(※4)で各種支援策を検索することができます。使える支援策がないかを調べ、早めに支援を受けられるようにしましょう。
 
(※1)茨城大学「新型コロナウイルス感染症拡大に係る緊急学生支援」
(※2)東海大学「「東海大学新型コロナウイルス感染症対応応急奨学金(給付型)」の申請について」
(※3)関西大学「【速報】2021年度入学生対象「緊急奨学支援金-新型コロナ急変奨学金-」実施の決定について」
(※4)文部科学省「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学生等への経済的支援一覧」
 
(参考)
宮崎県育英資金(緊急採用)
岐阜県奨学金
 
執筆者:福島佳奈美
【保有資格】CFP(R)・1級ファイナンシャルプランニング技能士・DC(確定拠出年金)アドバイザー