更新日: 2021.07.08 その他暮らし

レジ袋有料化より納得できる? できない? プラスチック製のスプーン・フォークにいくらまで払えるか問題をチェック

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

レジ袋有料化より納得できる? できない? プラスチック製のスプーン・フォークにいくらまで払えるか問題をチェック
レジ袋が有料化されて久しい今日。エコバッグを持ち歩くこともすっかり日常的になってきたのではないでしょうか。
 
環境問題に社会的な関心が高まる現代ですが、次の有料化はプラスチック製のスプーンやフォークという話題も。2022年4月から実施するか否かの検討も進んでいるようです。
 
さて、もしプラスチック製のスプーンやフォークが有料になったら、みなさんはいくらまで払えますか?巷の意識調査の結果を見てみましょう。
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プラスチック製のスプーン・フォークの有料化、賛成・反対どちらが多い?

株式会社オレンジページは国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1474人)を対象に、プラスチック製のスプーン・フォーク有料化に関する調査(※)を行いました。
 
みなさん、有料化についてどう思っているのでしょうか。
 

【2022年4月より、コンビニなどで提供されるプラスチックのフォークやスプーンの有料化が検討されています。あなたはこの取り組みをどう思いますか】

●賛成 28.3%
●どちらかといえば賛成 37.8%
●どちらかといえば反対 23.2%
●反対 10.7%

 
「賛成」計は66.1%、「反対」計は33.9%という結果に。
 
同社が2020年に「レジ袋の有料化」について行った調査では、有料化に賛成する人が76.9%だったとのこと。それと比べると、プラスチック製のスプーン・フォークの有料化について賛成する人は10.8ポイント少ないということが分かります。
 
賛成派の人の理由(複数回答)は、「プラスチックごみの削減につながるから」65.1%、「必要がなくても、ついもらってしまう行動を減らせるから」63.6%、「プラスチックスプーンなどの使い捨てはもったいないから」59.9%が、上位3つとなりました。
 
中にはマイスプーン・マイフォークを持ち歩くのは衛生的ではなく非現実的と考える意見もあるようで、そのような懸念から賛成の人が66.1%にとどまっているともいえそうです。
 

いくらまで払える? 有料になるならいらないという声多し

では、もし有料になった場合にいくらまでなら払えると考える人が多いのでしょうか。
 

【コンビニなどで有料のプラスチックスプーンなどを利用するとしたら、1つ当たりいくらまでなら許容できますか】

1位:有料ならいらない 33.4%
2位:5円まで 21.0%
3位:3円まで 14.4%
4位:1円まで 12.9%
5位:2円まで 11.2%

 
TOP5は上記の結果に。3割以上の人が「有料ならいらない」と答えています。
 
レジ袋はごみ袋の代用などで再利用することができますが、プラスチック製のスプーン・フォークは使い捨てする人も多いため、有料ならいらないと判断する人が多いのかもしれません。
 
実際に、いまプラスチック製のスプーン・フォークをもらっているかを問う質問では、「スプーンやフォークがないと食べられないときだけ、もらう」45.7%、「ほとんど辞退している」35.3%と、そもそも8割以上の人が必要なときだけしかもらっていないという事実が明らかに。
 
「もらえるときはほぼもらっている」という人は17.9%で、もし有料化された場合にこの人たちが「有料ならいらない」と判断した際は、プラスチックごみの削減が見込める…ということになるのでしょうか。
 
たしかにプラスチックごみの削減は環境にとって大切なことですが、あまりに強引に進めると消費者の負担が大きくなり、購買意欲が削がれてしまうこともあるかもしれません。
 
ちなみに、他に減らすべきだと考えられるプラスチック製品については以下のとおり。
 

【以下のプラスチックのアイテムで、減らしたほうがいいと思うものをお選びください(複数回答)】

1位:肉や魚などの食品トレー 63.5%
2位:市販の食品の容器 56.4%
3位:プラスチックのストロー 46.3%
4位:お菓子の個包装 45.4%
5位:スプーン、フォーク 43.7%
6位:ドリンクのカップやふた 42.2%

 
今回のテーマであるプラスチック製のスプーン・フォークは5位。それよりも先に削減できるところがあると消費者は考えているようです。
 
食品トレーや容器、個包装などに使われているプラスチック製品は、商品を保持するために必要なものでもあります。すべてを削減することは難しいかもしれませんが、少しずつ減らしていくために各企業も努力しています。
 
プラスチック製のスプーン・フォークをはじめ、これからもさまざまなものが有料化される可能性があります。プラスチックごみを減らすと同時に無駄な出費も減らせるよう、消費者としても工夫が必要になってくるのかもしれません。
 
[出典]
※株式会社オレンジページ「プラスプーン・フォークの有料化『賛成』66.1%  昨年のレジ袋有料化よりも10.8ポイント下回る  いくら払ってもいい? 『有料ならいらない』33.4%」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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