更新日: 2021.07.21 その他暮らし

お金を貸した相手は「友人」が最多 貸したお金が全額戻らなかった人は何割いる?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

お金を貸した相手は「友人」が最多 貸したお金が全額戻らなかった人は何割いる?
皆さんは誰かにお金を借りたことはありますか? 親や兄弟に借りたことがある人は多いでしょう。また、お財布を忘れたときに友達に少しお金を借りたことがある人もいますよね。
 
株式会社タンタカ(東京都江東区)が運営するお金に関するメディア「お金を借りる即日融資ガイド110番」で、誰かにお金を貸した経験がある方500人に、借金を申し込まれた理由 、いくらお金を貸したのか、何回お金を貸したのか、貸したお金は返ってきたのか、などのアンケート調査を行いました(※)。
 
早速結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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お金を貸した相手は「友人」、貸した金額は「1万円~3万円未満」が最多。100万円以上貸したという人も!

お金を貸した相手を聞いたところ、「友人」が47.4%と半数近くを占めました。次いで、「親、兄弟など家族」(27.4%)、「彼氏・彼女」(11%)、「勤め先の同僚」(9%)が続きました。
 
いくらお金を貸したか尋ねると、最も多いのは「1万円~3万円未満」(18.4%)で、意外と大きい金額を貸している人が多いようです。以下「5000円~1万円未満」(15.2%)、「5000円未満」(13.4%)、「5万円~10万円」(13.2%)という順になりました。
 
3万円未満で約半数、20万円未満が8割以上という結果に。また、「100万円以上」貸したという人も4.8%いました。
 

貸した理由の1位は「飲食代」。同じ人に5回以上貸した人が1割

貸した相手はなぜお金が必要だったのでしょう。最も多い理由は「飲食代」(16.2%)でした。急に食事に行くことになり、お金の持ち合わせがなくて立て替えてもらうことは、よくあることですね。
 
次いで、「欲しいものを買うため」(13%)でした。欲しいものはお金を貯めて自分で買うべきですが、衝動的にものが欲しくなったときなどにお金を借りたのかもしれません。続いて、「趣味・旅行・レジャー」(7.2%)、「冠婚葬祭」(4.6%)。結婚式の費用を親に借りたなどが考えられますね。
 
他には「ギャンブル」(3.2%)、「教育費」(2.8%)、「クレジットカードの支払い」(2.8%)、「税金の支払い」(2.6%)、「携帯電話料金の支払い」(1.6%)といった回答が並びました。
 
よくあること、仕方ないことと思える理由もありますが、ギャンブルやクレジットカードの支払いなどのために借りるというのはいかがなものなのでしょうか。
 
その相手に何回お金を貸したか聞いたところ、74.4%が「1回だけお金を貸した」と回答。食事などの際、たまたま持ち合わせがないといった理由で貸したという人が多いのではないでしょうか。
 
複数回貸したという人を見ると 「2回」(11.4%)、「3回」(4.6%)、「4回」(0.0%)、「5回以上」(9.6%)という結果になりました。同じ人に5回以上貸すという人が10%近くいるのは驚きです。友達だったらそろそろ付き合いをやめるかもしれません。
 

貸したお金が全額戻らない人が3割も!

貸したお金は返済されたか聞いたところ、71.4%が「全額返済された」と回答。逆に、3割は全額戻ってきていないようです。11.8%が「一部だけ返済された」、さらに16.8%が「全額返済されていない」と回答しました。
 
お金を貸した相手とは今まで通りの関係を維持できたのでしょうか。結果は81.2%が維持できたと回答しています。お金の貸し借りによって関係が壊れることは意外と多くなさそうです。
 
しかし、維持できなかったと回答している94人のうち、貸したお金を全額返済してもらっている人は22人、一部だけ返済された人は18人、全額返済されていない人は54人でした。やはり、全額返済してもらえない人とはこれまで通りの付き合いができないという人は多いようです。
 
やはり、お金の貸し借りは友人を失う可能性があります。お金を貸した理由を見ると、飲食代はまだしも、欲しいものが欲しかったり遊びたかったりと、お金がなければ我慢すればいいものばかりです。
 
もし友人にお金を貸してと言われたら、断る勇気も大切ですね。
 
[出典]
※株式会社タンタカ「お金を貸した経験がある方500人にアンケート【貸した相手の28.6%が完済せず】」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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