そこで今回は、自宅の暖房を24時間つけっぱなしにした際の電気代や注意点を解説していきます。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
暖房を24時間つけっぱなしにした際の電気代
暖房の電気代を算出するためには、「1時間あたりの消費電力（kW）」「使用時間（h）」「電気料金単価（円／kWh）」をそれぞれ調べる必要があります。パナソニックの「CS-252DFR」の場合、1時間あたりの消費電力は125～1360Wとあります（暖房使用時）。最小消費電力と最大消費電力に差があるのは、運転開始時には多くの電力を使用するからです。
室温が安定して設定温度との差が小さくなると、消費電力も少なくなります。「CS-252DFR」の平均消費電力は630Wとあるため、kW（に換算すると「0.63kW」です。電気料金単価については、全国家庭電気製品 公正取引協議会が令和4年7月22日に改定した31円／kWhを採用します。
これらのデータから算出すると、暖房を24時間つけっぱなしにした際の電気代は、0.63kW×24時間×31円／kWh＝468.72円です。1ヶ月の電気代は、468.72円×30日＝14061.6円となります。
暖房をつけっぱなしにする場合の注意点
暖房を24時間つけっぱなしにする場合の注意点は、いくつかの注意点があります。今回は特に注意したい「部屋の換気」「加湿」「衛生面」について解説します。
・部屋の換気を行う
暖房を24時間つけっぱなしにする際は、部屋の換気が必須です。エアコンは、一部機種を除いては換気機能が搭載されていません。空気清浄機能が搭載されていればホコリなどは除去できるものの、室内の二酸化炭素は減らせないため、1日に何度か換気をする必要があります。
・加湿を行う
最新エアコンには加湿機能が搭載されているものがありますが、ない場合は加湿を心掛けましょう。エアコンをつけっぱなしにすると室内が乾燥し、ウイルスが活発になることで感染症にかかりやすくなる恐れがあります。ウイルス対策の観点から、部屋の湿度は50～60％に保つと良いでしょう。
・衛生面に注意する
衛生面を気にするなら、暖房は24時間つけっぱなしにせずに、1日に数時間は休ませるのが理想的です。エアコンに搭載されている自動おそうじ機能や内部クリーンは、運転をオフにしないと作動しません。
つまり、暖房を24時間つけっぱなしにしておくと自動おそうじ機能や内部クリーンが作動するタイミングがなく、衛生面での不安が生じてしまうのです。起床時や帰宅後などタイミングを決めて、短時間でも良いので運転をオフにすることをおすすめします。
暖房を24時間つけっぱなしにするなら換気や加湿を心掛けよう
暖房を24時間つけっぱなしにすると、月々約14000円の電気代がかかります。暖房の電気代は設定温度や部屋の広さによっても差が出るため、あくまでも目安と考えてください。
暖房を24時間つけっぱなしにすると、自動おそうじ機能が作動しないデメリットがあります。猫を飼っていて暖房をつけっぱなしにしたい場合も、タイミングを見ながら短時間でも良いので電源をオフにすると良いでしょう。また、換気や保湿を心掛けることも大切です。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
Panasonic インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン CS-252DFR 詳細(スペック)
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
