更新日: 2023.01.17 子育て

約6割が「教育費の値上がり」を実感! 特に「塾・学習塾」の費用での値上げを感じる人が多い?

約6割が「教育費の値上がり」を実感! 特に「塾・学習塾」の費用での値上げを感じる人が多い?
2022年はさまざまなモノの価格が上昇した1年でした。株式会社帝国データバンクによると、2022年は上場する主要飲食料品メーカー105社が2万822品目に及ぶ価格改定を行い、値上げ率は平均14%となる記録的な値上げとなりました。食品以外にも、光熱費やガソリン代等など、あらゆるモノの価格が上がっています。
 
子どものいる家庭では、支出のうち教育費の占める割合が高く、日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」によると、世帯年収に占める年間在学費用の割合は、平均14.9%となっています。
 
子どものいる家庭において高い割合を占める教育費も値上がりしているのでしょうか。テラコヤプラス(株式会社サイバーエージェント&株式会社CyberOwl共同運営)による「教育費の値上がり」に関する調査結果から実態を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

教育費が値上がりしたという人が6割。最も上がったと感じるのは給食費


 
教育費全体の値上がりを感じるか聞いたところ、「とても感じる」(21.0%)、「感じる」(43.6%)と、合わせて64.6%が教育費の値上げを感じると回答しました。
 
そのうち、学校費の値上がりについては、「とても感じる」(10.0%)、「感じる」(29.0%)と、39.0%が値上がりを感じているようです。また、小学生の保護者と中学生の保護者に分けてみると、小学生の保護者の33.8%が学校費の値上がりを感じると答えた一方で、中学生の保護者では50.7%と半数を超えています。
 
値上がりがあった学校費の内訳を見ると、最も多い回答が「給食費」の29.8%でした。食品の値上げが相次ぐ中、給食費の値上げは致し方ないでしょう。「部活費」(20.4%)はユニフォーム代のほか、遠征試合の際にかかるガソリン代や宿泊代などが値上がりしたようです。以下は「制服費」(19.3%)、「授業料」(17.9%)が続いています。
 

公式サイトで申し込み

【PR】アイフル

aiful

おすすめポイント

WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
最短1時間でご融資も可能!(審査時間込)

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 3.0%~18.0% 1秒診断(※)
WEB完結 無利息期間 融資スピード
※融資まで 30日間 最短20分
※お申し込みの時間帯により翌日以降になる場合があります。
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
 実際の審査では、当社規定によりご希望にそえない場合もあります。

習い事の費用も値上がりを感じている

学校費以外の習い事費についても、値上がりを「とても感じる」(18.8%)、「感じる」(37.6%)と、半数以上の保護者が値上がりを感じていると回答しました。
 
最も値上がりした習い事は、「塾・学習塾」が41.6%を占めました。水道光熱費の値上げの影響が大きい「水泳」が24.8%で続きます。以下は「語学教室」(6.2%)、「ピアノ」(6.2%)、「プログラミング」(3.6%)となっています。
 
実際にどの程度の金額が値上がりしたか聞いたところ、「401~600円程度」(19.7%)、「801~1000円」(16.6%)、「2001円以上」(16.0%)の順となりました。
 

習い事費用の削減や教育費の捻出のために努力している

そのため、保護者の中には習い事費用を削減する努力をしている人もいます。例えば、合宿を辞退したり、レッスンの回数を減らしたり、個人レッスンからグループレッスンに変更する等で費用を抑える人もいるようです。
 
値上がりがあっても続けさせたい習い事の1位は、「塾・学習塾」(39.8%)で、以下は「スポーツ系習い事」(21.0%)、「芸術系習い事」(11.6%)となりました。受験対策や学力向上のための学習塾は、値上がりしても辞めさせたくないようです。一方で、「費用が上がれば続ける予定はない」という人も20.2%いました。
 
教育費の値上がりに対して費用捻出のために対策をしている人は55.4%でした。具体的な対策は、教育費以外を「節約」するという回答が52.1%で最も多く、「副業」(27.1%)、「資産運用」(10.6%)、「再就職」(7.0%)が続きます。
 
値上げラッシュは教育の世界にも及んでいますが、子どもの学力向上のための塾やスポーツ系の習い事は値上がりしても続けたいようです。そのために、節約のほか、資産運用や副業でお金を捻出しようとしていることがわかりました。子どもの可能性を伸ばすために親は努力していますね。
 

出典

帝国データバンク 「食品主要105社」価格改定動向調査―2022年動向・23年見通し

日本政策金融公庫 令和3年度教育費負担の実態調査結果

テラコヤプラス 「教育費の値上がり」に関するアンケート
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション