更新日: 2023.01.19 キャッシュレス

子どものお小遣いをキャッシュレスにするメリットは? 注意点はある?

子どものお小遣いをキャッシュレスにするメリットは? 注意点はある?
子どもが小学生くらいになると、お小遣いをわたすようになる家庭も多いのではないでしょうか。キャッシュレス決済の利用が増え、それに伴って子どものお小遣いもキャッシュレスにしている家庭もあるかもしれません。
 
そこで本記事では、子どものお小遣いをキャッシュレスにするメリットや、注意した方がよいことについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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小学生~高校生までのお小遣いの平均額は約2932円

金融広報中央委員会が発表した、家族が2人以上いる全国の5000世帯を対象にした「令和4年家計の金融行動に関する世論調査(2人以上世帯)」によると、小学生のお小遣いの平均額は1469円、中学生と高校生のお小遣いの平均額は5126円でした。
 

小学生のお小遣いの平均額は1469円

小学生の間は高額なお小遣いを渡す家庭は少なく、平均額は1469円ほどです。具体的には以下のとおりです。
 

●1~2年生…1180円
●3~4年生…1543円
●5~6年生…1684円

 
また、2016年に同じく金融広報中央委員会が発表した「2015年度子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」によると、小学生の約7割がお小遣いをもらっていることが分かりました。
 

中学・高校生のお小遣いの平均額は約5126円

中学生のお小遣いの平均額は3621円、高校生は6630円となっています。また、「2015年度子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」によると、中学・高校生でお小遣いをもらっている割合は約8割です。
 

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子どものお小遣いをキャッシュレスにするメリットとは

MMD研究所が、2021年以降に子どもに初めてスマホを持たせた親1000人を対象に行った調査によると、「お小遣いの渡し方」は「現金」が最も多く、64.3%でした。
 
次いで「お小遣いなし」が16.2%、その次が「現金とキャッシュレスの併用」で10.4%、「キャッシュレス」で渡している割合は最も少なく、9.1%でした。
 

キャッシュレスでお小遣いを渡す理由

MMD研究所の調査で、キャッシュレスでお小遣いを渡している理由について質問したところ、最も多い回答は「キャッシュレスに慣れさせたい」というもので26.2%でした。
 
続いて多かった理由は「利用状況や履歴が管理ができる」「ポイント還元があり、お得だから」で、それぞれ25.1%。ほかには、「現金を落とす・なくす心配がない」「電車やバスなどのIC利用のため」といった理由が挙げられています。
 

キャッシュレスであれば現金を用意する必要がない

お小遣いを現金で渡す場合は、毎回現金を用意しておかなければなりません。キャッシュレスで渡せば、1ヶ月分のお小遣い額を送金したり、チャージしたりと現金が手元になくても問題ありません。
 

使用履歴を確認できる

キャッシュレスであれば、お小遣いの使い方について、子ども自身で使用履歴や残高を見ながら管理できます。また、親も使用履歴を確認できるので、子どもがどういったものにお小遣いを使っているのかが分かり便利です。
 

キャッシュレスのアカウントがあれば残高を取り戻せる

万が一、スマホやキャッシュレスのカードをなくした場合でも、キャッシュレスのアカウントさえ覚えていれば、残高をそのまま取り戻せます。
 
現金は、落としてしまうと手元に戻ってくるとは限らないため、この点もキャッシュレスのメリットといえるでしょう。
 

キャッシュレスでお小遣いを渡す際の注意点

キャッシュレスを導入しているお店も増えていますが、子どもが欲しいものを購入したいお店で、必ずしも導入されているとは限りません。
 
そのため、キャッシュレスのみでお小遣いを渡していると、欲しいものが現金購入のみという場合、結局現金を渡す必要があります。
 
キャッシュレス非対応の場合でも問題がないように、現金とキャッシュレスでお小遣いを渡すことも考慮した方がよいでしょう。
 

キャッシュレスでのお小遣いは子どもが自分で使用状況を管理できる

子どもにお小遣いを渡している家庭では、現金でわたしているケースがまだまだ多いようです。
 
しかし、キャッシュレスのメリットをうまく活用すれば、子どもが自分自身でお金の管理をする練習になります。使用履歴や残高が分かるので、使い過ぎたときにもセーブしやすい点も魅力です。
 
ただ、万が一のキャッシュレス非対応の場合に備えて、現金とキャッシュレスでお小遣いを半分ずつ渡すのもよいでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果
金融広報中央委員会知るぽると 「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査
MMDLabo株式会社 MMD研究所 2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部