更新日: 2023.03.23 その他暮らし

1人暮らしで「毎日湯船につかる」ってぜいたくですか?シャワーだけにすべきでしょうか?

1人暮らしで「毎日湯船につかる」ってぜいたくですか?シャワーだけにすべきでしょうか?
普段は光熱費を気にしてシャワーのみであっても、できることなら毎日湯船につかりたいという人もいるでしょう。
 
実際のところ、1人暮らしで毎日「シャワーのみ」と「お湯をはって湯船につかる」のでは、水道光熱費にどれだけの差があるのでしょうか。本記事では、1ヶ月でそれぞれの水道光熱費がどのようになるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「毎日お湯をはって湯船につかる」場合と「シャワーだけ」の場合の水道光熱費はどれくらい?

まず、水道代がどのぐらい掛かるのか、「毎日お湯をはって湯船につかる」場合と「シャワーだけ」の場合に分けて、計算してみましょう。水道代は1リットルにつき、約0.24円掛かります。
 
湯船につかる場合、一般的な浴槽の約8割を満たす水量をためようとすると約200リットルの水が必要になります。そのため、水道代として掛かる費用は約0.24円×約200リットルで、約48円です。1ヶ月換算では、約48円×30日=約1440円掛かることになるでしょう。
 
一方、一般的なシャワーの場合、1分につき約12リットルの水が出ます。15分間シャワーを使うとすると、水は約12リットル×15分=約180リットル必要で、水道代は約0.24円×約180リットル=約43.2円になります。1ヶ月換算では、水道代に約43.2円×30日=約1296円掛かることになるでしょう。
 
次に、ガス代について、それぞれ計算してみましょう。湯船の水を水温20度から45度に温める場合、都市ガスの場合のガス代は1日につき約54.61円掛かります。1ヶ月換算ではガス代は約54.61×30日=約1638.3円です。一方、シャワーの場合、15分使うと、ガス代は約87.5円になります。1ヶ月換算では、ガス代は約87.5円×30日=約2625円です。
 
以上をまとめると、湯船につかった場合の水道光熱費は1ヶ月で約3078.3円、シャワーの場合の水道光熱費は1ヶ月で約3921円です。実は、湯船につかった方が1ヶ月で約842.7円安くなります。
 
ただし、シャワーを使う時間を10分に節約すれば、話は変わってきます。水は約12リットル×10分=約120リットル必要になり、水道代は約0.24円×約120リットルで約28.8円です。1ヶ月換算では、約28.8円×30日=約864円掛かることになるでしょう。
 
一方、ガス代は10分間使うと、約57.5円です。1ヶ月換算では約1725円です。合わせて1ヶ月の水道光熱費は約2589円となります。湯船につかった時の場合と比べると、シャワーの方が1ヶ月当たり約489.3円安くなるのです。
 
髪や身体を洗う際、15分間以上掛かる場合は湯船にお湯をためて使った方が節約できます。逆に10分間で済ますことができる場合は、シャワーのみの方が節約できるでしょう。シャワーの時間を短くするためには、出しっぱなしにするのではなく、使っていない間は水を止めるクセをつけることが大切です。
 

シャワーを使う時間によっては湯船につかる方が節約になる!


シャワーを15分間使用した場合、水道ガス代は湯船につかるよりも高くついてしまいます。シャワーを使う時間によっては、湯船にお湯をためるほうが経済的な場合もあります。
 
ただし、実際は「シャワーで髪や体を洗い、その後に湯船につかりたい」という人も多いでしょう。そのような場合は、シャワーの使用を10分以内にする、お湯を出しっぱなしにしないなどの対策が必要です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部