更新日: 2023.03.29 子育て

「国立大」と「私立大」で受験料はどのくらい違う? 2次試験も含めたら受験料に差異はない?

執筆者 : 柘植輝

「国立大」と「私立大」で受験料はどのくらい違う? 2次試験も含めたら受験料に差異はない?
国公立大学と私立大学で学費に大きな差が生じることは、多くの方がご存じでしょう。しかし、受験料にどれくらいの違いがあるのか把握している方は、それほど多くはないかもしれません。
 
そこで、国公立大学と私立大学の受験料について確認していきます。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

大学受験では受験料の存在も忘れずに

大学受験における受験料は決して小さな支出ではありません。大学受験は第1志望校のほか、2校、3校と受けることも珍しくはなく、受験料の負担が増えやすくなるからです。
 
そのため、子どもの大学進学については学費などのほか、受験料についてもしっかりと考えておくべきです。
 

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国公立大学と私立大学の受験料の違いは?

一般的に学費が高いといわれる私立大学は、受験料も高額です。学校によってばらつきはあるものの、医学部・歯学部を除けば、私立大学の受験料は2022年度で3万円から3万5000円程度となっています。
 
対して国公立大学では、大学入学共通テストで1万8000円(3教科以上の場合)、または1万2000円(2教科以下の場合)の受験料が発生します(成績通知を希望する場合は800円の手数料が追加)。それに加えて、2次試験で1万7000円の受験料がかかるため、合計で2万9000円から3万5000円程度です。
 
2次試験まで含めると、学費が安い国公立大学とはいえ受験料は意外とかかることが分かります。1校だけの受験であれば、私立大学の方が安い可能性もあります。
 
しかし、複数校を受験するとなると、私立大学の場合は1校当たり3万円から3万5000円ほど負担が増えていくのに対し、国公立大学なら2次試験の受験料1万7000円ずつが増えるだけなので、受験する校数が多い場合は国公立大学の方が安くなります。
 
なお、私立大学でも学校によっては入学共通テストを利用した受験ができるので、その場合は一般選抜より受験料が安くなることもあります。
 
このように、大学の受験料は受験方法や学校によって異なるということを理解し、あらかじめ確認をしておくことが大切です。
 

大学の受験費用の平均はどれくらい?

大学受験では自宅から遠方の学校を受験することもあるため、受験費用としては受験料に加え、試験会場までの交通費や宿泊費についても考慮しておく必要があります。
 
日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」(令和3年度)によれば、子ども1人当たりの国公立大学の受験費用は27万7000円、私立大学の文系で31万3000円、理系では32万2000円となっています。
 
受験料だけなら1校当たり3万5000円程度と考えることはできますが、受験費用の総額では予想外に出費が大きくなる可能性があります。
 

受験費用が負担に感じるときは?

受験料を含む受験費用の負担が大きくなる場合は、教育ローンの利用によって解決できることがあります。
 
例えば、日本政策金融公庫による国の教育ローンでは、受験料をはじめ交通費や宿泊費といった受験に関する費用について、合格前に融資を受けることができます。ただし、金融機関によっては受験にかかる費用にはローンを利用できないこともあるため、事前に確認することが必要です。
 

国公立大学と私立大学で受験料には差がつかないことも

受験する学校の数などによっては国公立大学と私立大学で受験料に差がつかないこともありますが、一般的に受験料を含め、受験にかかる総費用では私立大学の方がやや高額になるようです。
 
大学進学にかかる費用については入学後の学費ばかりが注目されがちですが、受験費用が発生することも知っておき、計画的に準備しておくとともに、必要に応じて教育ローンなどの利用も検討してみてください。
 

出典

日本政策金融公庫 子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)は減少 ~令和3年度「教育費負担の実態調査結果」~
日本政策金融公庫 教育一般貸付(国の教育ローン) 令和3年度「国の教育ローン」の取扱内容の変更のお知らせ
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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