更新日: 2023.03.29 その他暮らし

転勤族が語る「どんな部屋でもだいたいおしゃれになる」インテリアのお金のかけ方とは

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

転勤族が語る「どんな部屋でもだいたいおしゃれになる」インテリアのお金のかけ方とは
コロナウイルスの影響もあり、テレワークや在宅勤務が広がりつつある。以前よりも、自宅で過ごす時間が増えたという人も多いだろう。
 
そうしたなかで、自宅を自分の理想に近づけたいと考える人も少なくない。しかし、自宅の印象を左右するインテリア選びは難しい。センスや経験、知識が求められるものの、インテリアに詳しい人はそう多くはなく、頭を悩ませる人も多い。
 
そこで本記事では、「どんな部屋であっても家具選びのポイントを押さえれば、70点以上の部屋になる」と語る、Sさんの話を見ていこう。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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理想の家を目指すなら、部屋選びよりも家具選び

Sさんは、東京に本社がある大企業に勤める30代の男性だ。しかし、実際の勤務先は1~2年単位で変わる、いわゆる転勤族である。
 
Sさんも最初は困惑したものの、転勤を繰り返すうちに、転勤先で自分の理想の暮らしを実現する知恵を身につけていったという。
 
「やっぱり日々の暮らしを充実させるなら、『理想の自宅』を目指すのが一番です。自宅を快適な空間にすることで、毎日の満足度も向上しますよ」
 
さらに、理想の自宅を実現するためには「家具選び」にこだわるべきだとSさんは語る。
 
「理想の自宅を目指すのであれば、『部屋選び』よりも『家具選び』が重要です。部屋選びも大事ですが、壁紙や床、間取り、家賃など全ての項目を満たした部屋はなかなかみつかりません。それならばある程度内装は妥協して、インテリアで部屋の魅力を底上げするほうが手っ取り早いです」
 
しかし、多くの人にとって家具選びやインテリアはハードルが高い。Sさんはこうした疑問に対して、押さえるべきポイントを知っていれば誰でも70点以上の部屋にできると語った。
 
「部屋の内装を考えるうえで、まず部屋全体のテーマを決めます。カフェ風、北欧風、男の隠れ家など何でも構いません。その次に、テーマに沿ったメインの家具を決定しましょう。残りの家具はテーマに沿いつつ、メインの家具を邪魔しないようにすれば、おおむね大丈夫です」
 
Sさんによると、テーブルやイス、ソファなど、比較的目立つ家具だけをしっかりとこだわり、棚やマット、ゴミ箱、照明といった家具はある程度妥協していけば、コスパが一番良いのだそうだ。
 

メインとなる家具はある程度のお金を出そう

こうした方法で部屋のインテリアを構成していくうえで、メインの家具にはしっかりとお金をかけるべきだという。
 
「僕も最初は、『格安家具セット』みたいなものを購入したことがあります。でもそういう家具って、どうしてもおしゃれな雰囲気になりにくいんですよ。木製家具の場合、素材や塗装の仕上げ、金具の処理など細かい部分の積み重ねで高級感が全然違いますから」
 
家具の価格には際限がない。高い金額になれば20万を超えることも決して珍しくはないだろう。しかし、Sさんによるとメインの家具といえども、そこまでの大金を出す必要はないのだそうだ。
 
しっかりとブランドを吟味すれば、テーブルで5~7万円、イスは1~2万円、ソファで5~8万円程度から、メインとしても大丈夫な雰囲気のある家具がみつかってくる。それでも高い出費かもしれないが、家具は壊れないかぎり、次に引っ越した先でも活用できる。先行投資と割り切って、ある程度良い商品を購入するのも良いかもしれない。
 
そして、メインの家具さえみつかれば、後の家具は2000~5000円程度の量販店で売られている家具を用いても問題ない。ただし、テーマに沿った素材や色、メインの家具を邪魔しないサイズ感、などいくつかのポイントを抑える必要があるそうだ。確かにカフェ風の部屋を目指しているにもかかわらず、蛍光色の棚があっては部屋全体の雰囲気が壊れてしまうだろう。
 
最近の大手サイトではARを用いた家具配置シミュレーションができるサービスも展開されているため、それらを活用してみるのもおすすめだ。
 

インテリアにこだわって理想の自宅を実現しよう

日々過ごす時間が多い場所ほど、よりたくさんお金をかけて快適な空間にするのは非常に合理的な考えだ。特に近年はテレワークや在宅勤務が普及したこともあり、自宅で過ごす時間が増えた人も多いだろう。そうした人たちにとっては、多少の出費がかさんでも、自宅を自分好みに空間にするのは、良い影響も期待できるかもしれない。
 
これまでインテリアや家具に関心が薄かった人も、Sさんのテクニックを用いて、自宅を自分好みの空間に変化させてはいかがだろうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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