更新日: 2023.03.31 その他暮らし

【エヴァンゲリオン】「知らない天井だ…」→天井材の名前は「ロックウール化粧吸音板」!? 値段はいくら?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【エヴァンゲリオン】「知らない天井だ…」→天井材の名前は「ロックウール化粧吸音板」!? 値段はいくら?
アニメ「エヴァンゲリオン」の作中で、病院で目覚めた主人公のシンジが「知らない天井だ」とつぶやくシーンがありますが、実際どのような天井を見て言ったのか気になっている人もいるかもしれません。
 
本記事ではそのような人に向けて、病院などでよく使われる天井材やその特徴、どのくらいの値段なのかなどについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

病院に使われることが多い天井材とは

アニメ「エヴァンゲリオン」の第弐話「見知らぬ、天井」の回において、病院で目覚めた主人公シンジが「知らない天井だ」とつぶやくシーンがあります。このときにシンジが見た天井はどのような素材だったのでしょうか。
 
アニメに出てきた天井については、映像での確認が難しいものの、病院ではよく「ロックウール化粧吸音板」や「ジプトーン」といった天井材が使われています。ここでは、それぞれの天井材について解説します。
 

・ロックウール化粧吸音板

ロックウール化粧吸音板は、天井に使用することが多いボード材のことで、「岩綿吸音板」と呼ばれることもあるものです。玄武岩や製鉄の際に発生するスラグや石灰を高温で融解し、繊維状にしたものが、この天井材の主な原材料となっています。
 
ロックウール化粧吸音板の特徴として、まず、燃えにくい性質である点が挙げられるでしょう。熱を伝えにくい性質があるため、万が一火事が起きた場合も延焼の可能性を低くすることが期待できます。
 
また、無数に穴が開いていることで、音を吸収して熱エネルギーに変えられるなど、高い吸音性を実現することが可能です。ほかにも、耐熱性が高い点もメリットとして挙げられるでしょう。値段については、使用するタイプや広さによっても異なりますが、1平方メートルあたり1500円程度で販売しているところがあります。
 

・ジプトーン

ジプトーンは、石膏ボードに化粧仕上げをしたものことで、「化粧石膏ボード」と呼ばれることもあります。不規則な穴が開いた「トラバーチン」と呼ばれる模様をしています。なお、ジプトーンは化粧仕上げまでできているため、天井に貼り付けるだけで工事を完了させることが可能です。
 
このことから、ジプトーンを使用すれば工期を短くすることにもつながるでしょう。また、仕上げのための材料が必要ないので、この素材を使うことで材料費を抑えることもできます。
 
厚みや商品にもよりますが、多くの種類があることや、強度に優れている点がジプトーンの特徴といえるでしょう。遮音性が高いことも特筆すべき点です。なお、ジプトーンの価格はロックウール化粧吸音板と同様、大きさや種類によっても異なりますが、1枚150円~300円ほどとなっています。
 

病院で使用される天井材には、それぞれ特徴がある

「エヴァンゲリオン」の作中でシンジが見たのはどの天井材か分かりませんが、病院ので使用される天井材は、本記事で紹介した「ロックウール化粧吸音板」や「ジプトーン」である可能性が高いでしょう。どちらの天井材も特徴が異なります。値段に関しても、使用する大きさや商品などによって異なるため、使用する目的や予算に応じて選ぶとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集