更新日: 2023.05.25 その他暮らし

待機電力の電気代は「年間8000円超」!?もっとも効果的な節電・節約法とは?

待機電力の電気代は「年間8000円超」!?もっとも効果的な節電・節約法とは?
手軽にできる節電対策の一つである、待機電力カット。
 
「テレビの主電源を切る」「エアコンのコンセントを抜く」などをはじめとする待機電力対策で、どれくらい電力使用量を減らせるか、ご存じですか?
 
本記事では、家庭の電力使用量に占める待機電力の割合や、待機電力でかかる電気代について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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【待機電力】1世帯当たりの年間電力使用量に占める割合とは?

待機電力とは、テレビや冷蔵庫などの家電製品がコンセントで電源につながれていることで、使用時以外に消費される電力のことです。
 
経済産業省発表の「令和3年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー白書2022)」によると、日本の家庭におけるエネルギー消費量のうち、電力の占める割合は49.9%。
 
1世帯当たりの年間電力使用量は、およそ4444kWh(キロワットアワー)となっています。
 
このうち、待機電力が占める割合と、待機電力でかかる電気代を詳しくみていきましょう。
 

待機電力の割合

待機電力量の調査結果として公表されている、資源エネルギー庁発行のもっとも新しい資料「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」によると、1世帯当たりの全消費電力量に占める待機電力の割合は5.1%。
 
1世帯当たりの年間電力使用量を4444kWhとすると、およそ267kWhの待機電力になります。
 
平成24年時点で、待機電力を多く消費する家電として挙げられていたのは、ガス温水器(19%)やテレビ(10%)、エアコン(8%)、電話機(8%)などでした。
 
調査から10年以上経過した現在、家庭で使用される家電の種類の変化や、性能の向上、省エネ家電の増加により、待機電力が占める割合は変化している可能性が考えられます。
 
しかし、コンセントにつないだままにしておくことで勝手に消費される電力量が、ある程度の割合を占めているということは事実として、念頭に置いておく必要はあるでしょう。
 

待機電力の電気代

待機電力量267kWhを、電気代に換算してみましょう。
 
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金の目安単価は、31円(税込み)/1kWh。※2022年7月22日改定
 
この価格は、電気事業連合会協力のもと調査した、全国の電力料金をふまえて算出されています。
 
計算すると、待機電力が、1世帯当たり年間およそ8277円の支出につながっていることが分かります。
 

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【節約&節電】待機電力削減の5つのポイント

年間およそ8277円の支出をもたらす待機電力を削減するポイントとして、以下の5つが挙げられます。

●コンセントからプラグを抜く
●主電源をオフにする
●電源タップを活用する
●タイマー節約機能を使う
●自動電源オフ機能や省エネモード搭載の家電に買い替える

もっとも効果的なのは、使用時以外はコンセントからプラグを抜いておくこと。コンセントを抜くことは、主電源をオフにするのみの対策と比べて、およそ1.6倍の節電効果があると報告されています。
 
プラグの抜き差しが面倒な場合は、備え付けられたスイッチでオン・オフの切り替えができる電源タップを利用することをおすすめします。
 
また、節電機能が搭載された家電への買い替えを検討することも、一つの方法といえるでしょう。
 

日々の節電行動が待機電力削減につながる!

1世帯当たり、年間8000円以上にもなる待機電力による電気代は、プラグの抜き差しや主電源オフ、タイマー機能の利用など、日々の意識を変えることによって、大幅に減らせる可能性があります。
 
ご紹介した5つのポイントをふまえて、待機電力の消費につながるような家電の使用状況を見直して、節電・節約を目指しましょう。
 

出典

経済産業省 「令和3年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー白書2022)」
環境省 資源エネルギー庁「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 「よくある質問 Q&A」 カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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