更新日: 2023.05.25 その他暮らし

【怪談】タクシーの乗客が突然消えたら運転手はどれだけ損をする?

【怪談】タクシーの乗客が突然消えたら運転手はどれだけ損をする?
山の上で乗客を乗せて走っていると、気が付いたら「乗っていたはずの乗客が突然消えていた!」というのは有名な怪談の一つです。
 
ここで気になるのは、運転手はどれだけの損をしたかです。乗客が消えてしまうことはないにしても、車内を汚されてしまうことは少なくありません。
 
その場合も含めて、タクシーの運転手は、どれだけの損をするのかを考えてみました。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

タクシーの乗客が突然消えた! 運転手はどれだけ損をする?

怪談に登場するタクシーの運転手は、乗客が突然消えてしまうことで、どれだけの損をしたのでしょうか。考えられる損失は、以下のとおりです。
 

・ガソリン代の損失

乗客を乗せたにもかかわらず、料金を徴収できなかったため、走行距離に応じたガソリン代を損しました。法人タクシーの場合、ガソリン代を会社が負担するケースが多いですが、いずれにしても、損失が生じたことに変わりはありません。
 

・乗客を乗せていた時間の損失

タクシーの運転手は基本的に歩合給ですから、乗客を乗せてタクシーを走らせていた時間は無駄になりました。「もしもその間に、ほかの乗客を乗せていたとしたら」と考えると、営業機会を失ったことで、損をしたことになります。
 

・ぬれたシートのクリーニング代

怪談では、乗客が座っていたシートがぬれていました。次の乗客を乗せるために、シートを清掃しなくてはなりません。清掃を業者に依頼すると、通常のシートクリーニングは数千円、汚れ状況や範囲によっては数万円かかるケースもあります。
 

現実では乗客が車内を汚して運転手が損することも

タクシー内で乗客が失禁・嘔吐をして、車内を汚してしまうケースは少なくありません。大手タクシー会社では、車内を汚されても、クリーニング代を請求しないように指導している場合があります。大手であれば、替えのシートや車両があるため、すぐに対応できるからです。
 
しかし、運転手にとっては損をすることになります。車内が汚れた状態で営業を続けることはできず、いったん営業所へ帰らなければなりません。歩合給のタクシー運転手にとって、数時間のロスになってしまいます。
 
個人タクシーの場合は、営業に使える車が1台だけであるため、乗客に車内を汚されると、清掃して臭いを消すまでは仕事ができません。
 
そのため、場合によっては、損害賠償請求にまでなってしまうケースも考えられます。
 

乗客には善管注意義務がある! マナーを守ってタクシーを利用しよう

法人・個人を問わず、乗客に車内を汚されるのは、タクシー運転手にとって迷惑な話です。乗客には善管注意義務があり、タクシーに乗車する際は、車内を汚さないように注意を払う必要があります。
 
飲み会の帰りなどは、乗車中に気分が悪くなることを想定して、運転手に事前に伝えたり、エチケット袋を用意したりして、車内を汚さないように対策しておくとよいでしょう。
 
万が一、車内を汚してしまった場合は、正直に運転手に伝えて謝り、クリーニング代の支払いを申し出るようにしましょう。間違っても、汚したことを黙ったまま、立ち去ることがないようにしてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー