更新日: 2019.06.19 その他暮らし

【大学受験を控えたお子様がいる方必見!】大学受験時期に宿泊料金が跳ね上がる意外な地域をチェック!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【大学受験を控えたお子様がいる方必見!】大学受験時期に宿泊料金が跳ね上がる意外な地域をチェック!
2月は節分にバレンタイン、雪まつりなどさまざまなイベントがある季節。しかし、年頃のお子さまを持つご家庭は、「受験」でそれどころではない状況かもしれません。
 
2月といえば大学受験のシーズンです。さまざまな土地から希望の大学に足を運んで受験に挑むため、志望校が決まったらすぐに宿泊予約をしないと厳しい場合もあるようです。
 
以前、人気ミュージシャンのコンサートと日程が重なって、大学付近のホテルがまったく空いていない……なんてニュースが流れたこともありましたね。
 
そこで今回は、気になる大学受験時期の宿泊料金について見ていきましょう。来年大学受験を控えるお子さまをお持ちのご家庭は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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大学受験前日!どの大学周辺の宿泊料金が一番跳ね上がる?

さまざまな地域の宿泊施設を一括検索できるサービスを提供する株式会社WithTravelが、「2019年大学入試における周辺宿泊利用料金」(※)の調査結果を発表しました。
 
調査概要は以下のとおりです。
・調査対象  :大学入試受験前日にチェックインする1泊2日の宿泊料金・宿泊プラン・予約状況
・対象大学数 :主要180大学のメインキャンパス
・対象入試  :2019年2月上旬〜3月上旬の入試
・対象ホテル数:インターネット予約可なホテルや旅館7780軒分
・対象ホテル :大学のメインキャンパス周辺かつインターネット予約
 
さっそくこの資料を紐解いていきましょう。
 
【大学入試の受験日前日の宿泊料金上昇率上位20リスト】
1位:電気通信大学(東京都)     542%
2位:東北大学(宮城県)       381%
3位:宮城教育大学(宮城県)     348%
4位:弘前大学(青森県)       277%
5位:東京外国語大学(東京都)    274%
6位:山形県立保健医療大学(山形県) 220%
7位:滋賀大学(滋賀県)       209%
8位:滋賀県立大学(滋賀県)     208%
9位:静岡文化芸術大学(静岡県)   202%
10位:浜松医科大学(静岡県)     198%
11位:県立広島大学(広島県)     186%
12位:北海道教育大学札幌校(北海道) 182%
13位:首都大学東京(東京都)     181%
14位:広島大学(広島県)       181%
15位:神戸市看護大学(兵庫県)    178%
16位:青山学院大学(東京都)     178%
17位:岩手県立大学(岩手県)     175%
18位:岩手大学(岩手県)       175%
19位:千葉県立保健医療大学(千葉県) 175%
20位:神戸大学(兵庫県)       173%
 
ダントツの1位となったのが、東京都調布市にある電気通信大学でした。宿泊料金が5倍を超えてしまうとなると、もう少し大学から離れた土地に宿泊するなど、対策が必要になってきそうです。
 
5位の東京外国語大学は、メインとなるキャンパスが調布市のお隣である府中市にあります。調布や府中は住宅地がメインということもあり、もともと宿泊施設の数がそこまで多くないため、受験シーズンで混み合うと宿泊料金が高騰してしまうのかもしれませんね。
 
また、気になるのが2位〜4位、そして6位と、上位に東北の大学が多くランクインしているところです。宮城県の大学はいずれも観光地として人気の仙台市にありますし、ホテルの数は足りていそうに思えます。
 
ひょっとしたら、ふだんは観光客の数も落ち着いていて、宿泊料金がリーズナブルに設定されているのかもしれません。そこに受験生が多く訪れることで、相対的に宿泊料金が高騰してしまうということなのでしょうか?
 

我が子を宿泊難民にはさせたくない!気になる満室率をチェック

多少宿泊料金がかさんでも、我が子が安心して受験に臨めるような環境が確保できればOK!と考える親御さんも多いと思います。しかし、そもそも大学近辺の宿泊施設が満室の場合はどうにもなりませんよね。
 
そこで次は、満室率をチェックしてみましょう。
 
【大学入試の試験日前日の満室率】
1位:徳島大学(徳島県)       97%
2位:山口大学(山口県)       97%
3位:山口県立大学(山口県)     96%
4位:同志社大学(京都府)      96%
5位:弘前大学(青森県)       95%
6位:立命館大学(京都府)      94%
7位:富山大学(富山県)       93%
8位:佐賀大学(佐賀県)       92%
9位:山形県立保健医療大学(山形県) 91%
10位:鳥取大学(鳥取県)       91%

いずれも90%超えと、限りなく満室に近い状態になっていますね。特に地方から医学部を受験する人が多い地方国立大学について、高い満室率になっていることがわかります。
 
また、同志社大学や立命館大学は、なんといっても人気観光地の京都に位置する大学。季節を問わず国内外から観光客が訪れている地域のため、こちらも満室に近くなっていますね。
 
お子さまが上記の大学を志望している場合、早め早めの宿泊予約が吉と言えそうです。
 

主要私立大学の宿泊料金上昇率&満室率は?

では次に、主要私立大学の宿泊料金上昇率と満室率を見ていきましょう。
 
【主要私立大学 大学入試の試験日前日の宿泊料金上昇率と満室率】
<早慶>
・早稲田大学  宿泊料金上昇率 87% 満室率 77%
・慶應義塾大学 宿泊料金上昇率 101% 満室率 82%
 
<SMART+CH>
・上智大学   宿泊料金上昇率 127% 満室率 86%
・明治大学   宿泊料金上昇率 127% 満室率 86%
・青山学院大学 宿泊料金上昇率 178% 満室率 82%
・立教大学   宿泊料金上昇率 161% 満室率 78%
・東京理科大学 宿泊料金上昇率 100% 満室率 90%
・中央大学   宿泊料金上昇率 94% 満室率 84%
・法政大学   宿泊料金上昇率 127% 満室率 86%
 
<関関同立>
・関西大学   宿泊料金上昇率 120% 満室率 63%
・関西学院大学 宿泊料金上昇率 92% 満室率 42%
・同志社大学  宿泊料金上昇率 117% 満室率 96%
・立命館大学  宿泊料金上昇率 124% 満室率 94%
 
1番最初に紹介した「宿泊料金上昇率上位20リスト」に入っている青山学院大学と立教大学を除き、そこまで極端な料金の高騰は見られないという結果になりました。
 
大学受験そのものは、お子さまひとりで臨むもの。しかしながら、日々の健康管理や移動手段・宿泊施設の手配などは、家族の支えがあってこそですよね。今回ご紹介した情報を参考に、来年以降の大学受験時の宿泊施設検討にお役立てください。
 
※株式会社WithTravel「2019年大学入試における周辺宿泊利用料金」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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