更新日: 2021.06.22 その他暮らし

20~30代女性はコンビニのエコ施策に賛成?コンビニの利用とエコについての調査をみる

20~30代女性はコンビニのエコ施策に賛成?コンビニの利用とエコについての調査をみる
身近な場所にあり、いつでも開いているコンビニエンスストア。もはや私たちの生活に不可欠なものですよね。
 
株式会社ミュゼプラチナムは、全国の20~30代女性1625人を対象に、コンビニ消費事情について調査しました。利用頻度や買い物の平均額、さらにエコに関する意見について聞いています。(※1)
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1日の買い物は800円以内が8割。支払いは現金派が半数以上

コンビニを利用する頻度については、「週1~2回(32%)」「週3~4回(27%)」が多く、「毎日」利用するという人は6%でした。
 
1日の買い物平均額は、800円以内の買い物が8割を占めました。支払い方法は「現金(56%)」が1位で半数以上を占め、2位がSuicaやEdyなどの「電子マネー(26%)」、3位が「クレジットカード(12%)」、4位がPayPayやLINE Payなどの「スマホ決済アプリ(7%)」でした。
 
10月以降、「キャッシュレス・消費者還元事業」の加盟店でキャッシュレス決済を使えば、2%または5%分をポイントで還元されます。コンビニでもポイントが還元される店舗があるようですので、今後はキャッシュレス決済が増えていくことでしょう。(※2)
 

コンビニのエコ施策には賛成の意見。環境問題への関心は高い

コンビニでもエコ施策を行ってほしいと思うか聞いてみると、「もっと積極的に行ってほしい」という意見が83%となりました。2020年4月から施行が予定されているコンビニのレジ袋有料化についても、1位は「環境問題の対策になる(31%)」と肯定的でした。
 
一方で「レジ袋にお金を払いたくない(29%)」「気軽に買い物しづらくなる(24%)」という意見も同程度みられました。最近スターバックスやマクドナルドが“やめる”と発表したことで話題になったプラスチックのストロー。
 
この動きに合わせてのコンビニでの紙ストロー導入についても「賛成」が78%でした。これらの結果をみると、環境問題への関心は高いと思われます。
 
消費者庁によると、日本ではまだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は年間643万トンあります(※3)。コンビニでは、食品ロス対策として、消費期限の近い食品をポイント還元で実質値引きし、販売を促す取り組みを行っています。
 
この取り組みについては、「良いと思う」が87%でした。その理由は「食品ロスの削減になる(52%)」が1位で、「お得感がある(47%)」が2位でした。
 
少数意見ですが「良くないと思う(2%)」という人からは、「新鮮なものだけを置いてほしい(30%)」「衛生面・安全面が心配(30%)」と、食中毒が心配だという声がありました。
 

24時間営業は必要と考える女性が半数以上。コンビニの明かりに安心感

大手コンビニでは95%が24時間営業だそうですが、最近では、人手不足の中深夜に電力を使ってまで24時間営業することは必要なのかという議論があります。
 
24時間営業は必要か尋ねると、「はい」が57%、「いいえ」が43%という結果に。「はい」の理由は「便利(65%)」が1位で、「防犯になる(25%)」が2位に入りました。夜道を歩く女性にとって、コンビニの明かりが安心感を与えるのと、まさかの時に駆け込めるということでしょう。
 
「いいえ」の理由は、「人手不足による過重労働が心配」が1位で43%。「環境問題につながる(8%)」という回答は少ない結果となりました。
 
このように、20~30代女性は基本的に環境への意識が高いことがわかりました。ただし、半数以上が深夜の営業は必要と考えており、今のところ便利さと天秤にかけると便利さが勝ってしまうようですね。
 
出典
※1:ミュゼマーケティング調べ「コンビニ消費事情」
※2:経済産業省「キャッシュレス・消費者還元事業」の準備状況等についてお知らせします」
※3:消費者庁「食品ロスについて知る・学ぶ」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部