更新日: 2021.06.22 その他暮らし

学生の「オタク活動」平均費用はいくら?イベントで10万円以上使う人も

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

学生の「オタク活動」平均費用はいくら?イベントで10万円以上使う人も
オタクというと暗い、ダサいなどのイメージがあったのは過去の話。今ではオタクはネガティブなイメージはなく、堂々と「自分は〇〇オタク」と称する女子中高生も多いようです。オタクの種類は幅広く、漫画、アニメ、車、プラモデル、ジャニーズ、韓流などさまざまです。
 
オタクの活動のことを「オタ活」といい、ライブに、グッズ収集にといそしんでいるらしいです。特に、フェスや同人誌の即売会などの大型イベントが集中する夏はオタ活シーズンです。オタ活にはお金がかかるものですから、学生たちは支出のやりくりに苦労しながら活動しています。
 
ブランドプリペイドカード「バンドルカード」を運営する株式会社カンム(本社:東京都渋谷区)は、10歳~25歳の学生ユーザーを対象に「オタ活」とお金の悩みに関するアンケートを実施しました。学生たちはいったいどのように「オタ活費」をやりくりしているのでしょうか?
 
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学生の7割が「オタ活」をしている。オタ活費の1ヶ月平均は、1万円以下が7割

今回の調査では、対象とした学生のうち73%が「オタ活をしている」と答えました。7割がアニメ、アイドルなど何らかの趣味を持っていて、そのことに時間やお金をかけているようですね。彼らの1ヶ月の収入(給料またはおこづかい)を尋ねると、「0~1万円」が47%と、約半数を占めました。
 
中高生のお小遣いとしては1万円以下が多いですよね。他には「1万円~3万円(18%)」「3万円~8万円(17%)」「8万円~10万円(16%)」という回答があり、学生たちは意外と収入があることがわかりました。大学生でアルバイトをしていれば、そのくらい収入があっても不思議ではありません。
 
次に、オタ活に1ヶ月平均でいくら使うかと聞くと、「0~5千円(35%)」「5千円~1万円(33%)」と、1万円以下が約7割で、お小遣いの範囲でやりくりしている様子がうかがえます。
 
アルバイトをしていると推測されますが、「1万円~3万円」使っている人も23%いるようです。また、フリマアプリで不用品を売って、売った収入でグッズを購入するというように、やりくり上手な人も見受けられました。
 

オタ活1回あたりの最高支出は1万円以内が最多。遠征で10万円以上使う人も

オタ活1回あたりの最高支出は、「1万円以内」が27%と最多で、「3万円以内」までが61%でした。中高生には大金ですが、お年玉などを使って出せる範囲ではないでしょうか。この金額帯ではグッズやCDが目立ちました。
 
また、5万円以上使ったことがあるのは24%で、中には10万円以上という人も6%いました。遠方へのツアー参戦やロケ地巡り、聖地巡礼などの小旅行、同人誌の即売会などで10万円以上費やす人がいるようです。
 
大人になったときにやりたいオタ活について自由回答形式で尋ねたところ、「遠征してライブツアー制覇」「海外コンサート」「握手会貸し切り」など、宿泊を伴う遠征に行きたいという回答が目立ちました。
 

オタ活で困るのは資金の少なさ。クレジットカードがなくて困るという学生ならではの悩みも

10代・20代のオタ活で困った経験について尋ねると、最も多い回答が「自由に使えるお金が少ない」(81%)でした。次いで「ライブ・イベント遠征に行けない」(49%)という回答も多く挙がりました。
 
また、学生ならではの悩みとして「クレジットカードが必要なのに持っていない」という回答が46%ありました。ネット通販やチケットサイトではクレジットカードが必要な場合が多く、18歳未満はクレジットカードを作れないため困っているようです。
 
代わりにコンビニ決済を使ったり、親に代行して支払ってもらったりしているのではないかと思われます。
 
このように、学生たちのオタ活は、お小遣いの範囲で、時にはフリマアプリでの売買を行うなどしてうまくやりくりしているようです。自分でやりくりできるなら、お金の運用の勉強と思って、親はそっと見守ってあげてもいいかもしれませんね。
 
出典
※「オタ活」学生のお金悩み アンケート調査(株式会社カンム)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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